本日まで!!! 2月15日まで3ヶ月間月額100円キャンペーン中のXboxゲームパスでも配信中の『Heaven』をプレイしはじめています。
決められた相手との結婚を拒否して、駆け落ちしたカップルが、廃棄された開発途中の星へと逃れ、恋人と二人だけのサバイバル生活をします。
滑空しながらのスピード感のある移動、シンボルエンカウントのアクティブターン風バディバトル、プレイヤー置いてきぼりでイチャラブ空間を作る二人……ツッコミどころはたくさんありますが、このタイトルでしかできない体験なのは確かです。
フランスのゲーム会社ということで、日本のサブカル文化にかなり影響された感じがします。オープニングはアニメーションで、結構良い出来です。よく知らない二人のキスシーンは、なんかすごく気恥ずかしいですが、ゲーム本編も、この雰囲気なので、ここでキツイわ、と思ったら、このゲームは無理です。
このゲームは、二人プレイも可能で、パートナー同士でプレイすることもできるんですけど、もちろん僕はシングルプレイでございます。文句あるかッ(逆ギレ)。
ケイとユウというカップルが、その馴れ初めなどのエピソードが語られることなく、管理社会の匂いのする母星から、駆け落ち先の惑星に逃れて来た、というところからいきなりゲームが始まります。
ネスト(二人の愛の巣ってかッ)という名前の宇宙船の中では、なぜか一人称視点となり、二人のあまーい生活を覗き見ることに。
シングルプレイの場合、ケイとユウのどちらを選択するという訳でもなく、どちらも操作することになるため、そもそも感情移入がしにくく、二人の関係もよくわからないため、あまり知らないカップルの生活を覗き見ている霊体になった、なんだか妙な気持ちになれるゲームです。
二人が駆け落ちした先は、母星による開発の途中で破棄された惑星です。人が生活できる空気や食料があるのに、どうして破棄されたのか、その謎を追うのも目的の一つ。
このゲームの舞台となる宇宙には、フローと呼ばれる謎エネルギーが惑星の核より生まれていて、その流れに乗ることによって、移動したり、惑星地表を覆った謎の錆を浄化させることができます。
なんとなく、エウレカセブンのトラパーっぽいですね。
錆は、宇宙船の修理や、薬の材料になります。
バトルはシンボルエンカウントで、アクションというより、昔懐かしいアクティブターンバトルに近い感じ。
シングルプレイの場合、コントローラの左右でユウとケイのそれぞれを同時に操作します。
コマンドはゲージを貯めることで発動。同じタイプの攻撃を選択することで、タッグアタックをしたり、片方が防御担当して、パートナーはカウンターなど、カップルならではのバディー攻撃が可能です。
意外とちゃんとしたRPGのバトルでびっくりしました。
料理やバトル、イベントを通して、二人の関係はますます深く結びついていき、能力が上昇していきます。
二人の性格や役割、肌の色、ヴィーガン食オンリー、敵を不殺等、どことなく意識の高い系の香りがしますが、鼻につくほど強烈ではありません。
見てはいけないものを見ているような、変な気持ちになるゲームですが、ゲーム自体はしっかり作られており、イロモノと判断するのは尚早に感じました。できれば最後までプレイしようと思っています。