訂正:国内発売日は7月18日のようです。タイトルを修正しました。
7月18日発売予定のRyzen第3世代 9 3900XT、7 3800XT、5 3600XTの3品目ですが、自作PCのグレードアップを目論んでいる僕にとって、購入対象なのかツラツラと考えようという記事です。
現環境のRyzen5 2600xとRTX2080SUPERとのボトルネックを解消して、来る11月のサイバーパンク2077にて、より良い環境でプレイしたいのです。
記事の要訳
- 価格据え置き・性能は微増のマイナーチェンジ版
- 9 3900XT、7 3800XTにはクーラーが付属しないため、リテールクーラーを使用する場合は実質値上げ
- B450とX470でもZen3CPUに対応できるBIOSを配布する予定なので、Zen2CPUが現環境対応CPU最後というわけでは無いかも……?
- オーバークロックしたい人向け? 良いクーラーが必要=コスパ悪い?
Ryzen第3世代「XT」は、既存のRyzen 9 3900X/Ryzen 7 3800X/Ryzen 5 3600Xの価格そのままに性能アップして置き換えた製品です。
これら3品目は、コスパや性能比において、特にRyzen 7 3700/Ryzen 5 3600と比べると、あまり人気のない製品だったので、テコ入れの意味と、パンデミックの影響で第4世代Ryzenの発売にもう少し時間がかかる状態で、ライバルのintel第10世代Coreシリーズへの牽制の意味が込められているというのが各メディアの読みの模様です。
各種スペックを比較。
モデル コア/
スレッド数動作周波数
(GHz)TDP
(W)推奨小売価格
($)定格 Boost Ryzen 9
3900XT12/24 3.8 4.7 105 499 Ryzen 9
3900X12/24 3.8 4.6 105 499 Ryzen 7
3800XT8/16 3.9 4.7 105 399 Ryzen 7
3800X8/16 3.9 4.5 105 399 Ryzen 5
3600XT6/12 3.8 4.5 95 249 Ryzen 5
3600X6/12 3.8 4.4 95 249 出典-AMD Ryzenに「XT」プロセッサ発表 - Ryzen 9 3900XT、7 3800XT、5 3600XTを追加 | マイナビニュース
比較するとブーストクロックが100~200MHz微増しています。 価格が変化していないとはいえ、発売日にはご祝儀価格になるでしょうし、9 3900XT、7 3800XTにはクーラーが付属しないため、ちょっと割高にかんじました。
最初は、今使っているX470マザボで、Ryzen4世代が使用できないという話だったため、現環境で最後のアップグレードと思っていましたが、AMDが方向転換して、Zen 3に対応できるBIOSを配布するそうなので、ちょっと様子見かなぁ……と思っています。
ただし、このZen 3に対応できるBIOSにバージョンアップすると古いバージョンに戻せないのと、実際Zen 3CPUが動くかは、そのマザボ次第らしいです。
3900XT、7 3800XTにはクーラーが付属しないのと、ブーストクロックが微増していることから、オーバークロック向けのCPUなのかなぁ、という印象です。カリカリに動かしてこそ真価が現れるCPUだと思うのです。そう考えると、価格一万円以上の性能の高い空冷なり水冷クーラーは必要なのではないでしょうか。
結論として、Ryzen第3世代「XT」は僕には不要。
個人的に狙っているのが、Ryzen 7 3700です。価格は四万円くらい。現環境のRyzen5 2600xからは、ゲーミング性能において進化が著しかったZEN+からZEN2への世代アップと、Ryzen5から7へのグレードアップするので、かなりの性能アップが期待できると思うんです。それで消費電力も抑えれるし。
AMD CPU Ryzen 5 2600X with Wraith Spire cooler YD260XBCAFBOX
- 発売日: 2018/04/19
- メディア: Personal Computers
AMD Ryzen 7 3700X with Wraith Prism cooler 3.6GHz 8コア / 16スレッド 36MB 65W【国内正規代理店品】 100-100000071BOX
- 発売日: 2019/07/07
- メディア: Personal Computers
Ryzen 7 4700が発売すれば、価格もさらに下がるだろうし、その価格差を見て決めたいと思っています。