公式サイト:Magniflop | yuta — Strange Telephone | JP
現在、iOS版とアンドロイド版が配信されています。 のちにPC版も出るようです。
対応言語は日本語と英語です。
- 概要
「Strange Telephone(ストレンジテレフォン)」は、2Dドット絵を使った横スクロールアドベンチャーゲームです。6桁の電話番号によって自動生成される300万近くのワールド構成(オブジェクト、配置、デザインなどの違い)の中からアイテムなどを使って鍵を見つけ出し、閉じ込められた世界から脱出します。様々な条件によって変化する5つのエンディングが存在し、それによって解除される隠し要素もいくつか実装してあります。
同じ電話番号に掛ければ基本的には同じ形のワールドが生成されるため、他のプレーヤーとの電話番号の共有が可能です(SNS上など)。
開発に2年の月日をかけた、個人製作者によるアドベンチャーゲームです。
プレイヤーに想像する余白を残した作りで、サイケデリックでアングラなビジュアルと8ビット感あるピコピコBGM、少々とっつきにくい感もあるシステムは、ハマる人にはハマる作りです。
ストーリーは、少女「ジル」が謎の空間に閉じ込められているところから始まります。そもそもゲーム中では、どうして彼女が囚われているのか導入部分はありませんし、この場所から出るのが目的である、というのも目の前の扉を調べてやっとわかります。相棒の電話型の妖精(?)「グラハム」もどういった存在なのかわかりません(ペット?)が、彼(グラハムというのは、電話の発明者のアレクサンダー・グラハム・ベルからとったものでしょう)から電話をかけると、様々な世界に繋がります。その世界を調べて、元の世界へとつながる扉の鍵を見つけるというものです。
以下、レビューでは簡単な操作方法や攻略方法も記述しますので、まっさらな状態でプレイしたい方は、ここまでにしておいてください。
◯ゲームの進め方
スタート画面です。
眠れる少女をタップするとメニューが出ます。
「目覚める」でスタート。
設定では面白い設定があります。
昔のブラウン管TVのような走査線のエフェクトの強弱が設定できます。
ゲーム性にはなんら影響のない演出です。
説明はこれだけ。
この画面にも秘密が…
操作方法は何も明示されませんが、スワイプで画面スクロール、タップで移動、調べるができます。
まずは最初の画面の周りを調べます。
左の机にある「太陽のランタン」をまずは入手しましょう。
これがないと異世界にワープしても何も見えず、行動ができません。
このように、ゲームの作りはチュートリアルが充実した現代的な作りから、あえて逆行しています。
▲太陽のランタンがない状態
▲太陽のランタンがある状態
画面右下の「電話をする」をタップすると任意の6桁の数字と#と*を打ち込むことができます。
数字によって300万に近い無数の世界が自動生成されるそうです。
同じ番号にかければ、他プレイヤーともまったく同じ世界が共有できるため、マインクラフトのシード値と同じと考えたら良いかもしれません。
生成した世界の例:
左上のWORLDの横の数字が電話番号になっているので、同じ番号を入力するとあなたのゲーム上でも同じ世界が生成されます。
このように世界を渡り、アイテムをゲットして、なんらかのアクションを行うことで、新しいアイテムや世界に変化を与え、最終的には元の世界に戻る、というのがゲームの目的です。
ホームの右側の机は、今までかけた番号を記録している電話帳(?)です。
便利機能なのですが、いっぱい掛けてしまうと、どれが重要な世界なのかわからないので、アップデートでフラッグを付けれる機能が追加されたら嬉しいですね。
◯ゲームオーバーについて
右上の「GLITCH(故障)」というパラメーターは、電話をかけるごとに上昇していきます。
5でゲームオーバーとなります。
また、これは体感ではっきりとは言えないのですが、5付近になると、死神のような存在と遭遇しやすくなるような気がします。
これもゲームオーバーのひとつ。
直ぐに電話を切ると生き延びることができます。
死んでも入手したアイテムは失われません。
◯攻略のヒント
幽霊(もしかしてパラレルワールドのジルだったりして)から教えてもらった電話番号から入手できる「カテゴライザー」を活用すれば、「SNSで電話番号シェア推奨」のこのゲームも、ボッチプレイでクリア可能です。
このアイテムを使うと、打ち込んだ電話番号がどんなタイプの世界と繋がっていて、どんな構成要素なのかが分かります。
未だに訪れていない世界を探す時や、新アイテムをゲットして、「このアイテムはあそこで使うのでは!?」と閃いたとして、目的の世界に行きたい時などに使用します。
◯まとめ
1日、SNSなど利用せずに遊んでみて、進行状況はこんな感じです。
ジルの後ろのアイコンが5つあるエンディング達成状況を示していて、初期画面と比べると僕は4つのエンディングを見ているということになります。
エンディングを達成すると隠し要素が解除されるそうなので、まだまだこの奇妙な世界からは脱出できそうにありません。
幾つかのアイテムがまだ使用シーンがないので、それが使えると最後のエンディングが開放されるのでは、と思っています。
今後のアップデート、次回作にも期待大です。
あとサウンドトラックも配信予定らしいので楽しみ。
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