パニック・プレイデートは黄色いキュートな本体に、高精細のバックライトなし(!)モノクロスクリーン、格納式のクランク付きという尖った仕様の最新の携帯ゲーム機です。
このゲーム機は、ゲーム配信方法もユニークで、毎週決まった日に2本、計24本のゲームが届く仕組みです(その他にもゲームは自由にインストールできますし、自分で開発もできます)。
現在配信中のシーズン1のゲームの紹介記事です。
第何週目になんのゲームがとどくのか、ネタバレになってしまいますので、記事にはナンバリング等はしません(日付でバレるけど)。
今回届いたゲームはネルス・アンダーソン制作のフォレスト・バーンズ:アップ・イン・スモークです。
森林火災をテーマにした横スクロール・プラットフォーマー(ジャンプアクションゲーム)です。
パニックがパブリッシャーとなった「ファイアウォッチ」 をオマージュしていることは、タイトル画面からも伺い知れて、ニヤリとします(内容に関しては、まったく関係ないですが)。
美しく描きこまれた、美麗なグラフィックのタイトルです。
ゲームの内容としては、銃弾の飛び交わないメタルスラッグと言えば良いでしょうか。
道中に落ちたアイテムや、取り残されたキャンパーを助けて、背後から迫る火の手から逃れて、ゴールを目指します。
手に持ってるのはスコップ。一部では最強の白兵戦用サバイバル武器という呼び名も高いアイテムですが、木を切り倒す、地面を掘り返す、大ジャンプのアシストに使うなど、このゲームにおいても重要なものとなります。
ジャンプアクションは、やや癖があって、背後に炎が迫っていると、うまく大ジャンプができずに、ヤキモキします。これはゲーム性の一部となっており、操作性が悪いということではないです。
クランクを使って、釣瓶を引き上げ、井戸に落ちたキャンパーを助けています。炎が迫っている仲で、クランクを急いで回して助けるのは、緊迫します。
三回ミスでゲームオーバーです。
ワイプアウト演出で、ギャクアニメのオチのときの「フォアフォアフォアアアン♪」 というジングルが鳴るのが良いですね。
ゴールとなるヘリのところまで逃げると、助けたキャンパーや回収したアイテムのリザルト画面となります。
このゲームの素晴らしいところは、1面、2面、3面……とコースが続かないところ。
ランダム生成なのかわかりませんが、プレイする度に違うコースとなります。
ミスったあのコースを再挑戦したい、という希望には答えられませんが、ノーミスでラストまでクリアするという通しプレイじゃなく、5分とかの短い時間にサクッとプレイするという感じで、非常にプレイデートというハードに合ったゲームデザインであると感じました。
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