iPhone7plusジェットブラック所感 / 驚くほど驚きがない、だが死角もない

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いつの話してんだよ！　と思うかもしれませんが、先日が僕のiPhone7の発売日でした。予約開始日の11分遅れで予約確定したのに、約1.5ヶ月遅れて到着。

購入したのはiPhone7Plus256GBの新色ジェットブラック。お値段13万円也（二年縛りのプランでディスカウントされますが）。たっか～い！

今回のiPhone、どうなの？　と聞かれると、特に驚きはありませんでした。驚きはないけれど、購入して後悔はないという感じです。便利な機能も増えましたし、デザインの完成度もアップしました。ただ、期待した以上ではない、と言うのが正直な感想です。ここ数年のApple製品がリークでバレバレってものあるでしょうけど。

いろいろレビューが既に出ている中ですが、僕なりに感じたことを書こうと思います。

◯ ジェットブラックについて

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その由来はジェット機ではなく、石炭を磨いて宝石としたものをジェットというそうです。

SIMトレーを見ると、中はマットなブラック。

傷つきやすく、はかない美しさは、往年のiPodのステンレス背面を思い出します。確かにAppleは公式で「傷つきやすいので気になる人はカバーつけること推奨」と言ってますが、僕は気にしないので、全然オーケーです（そこをディスるのはなんでだ？　買わなきゃいいじゃん）。前回の6Plusの液晶を2回割った僕としては、今回も液晶保護のためにカバーを付けます。今回は保険無し。

ジェットブラックで透明カバーを装着する場合、表面とカバーが密着しすぎ、「ウォーターマーク」と言う油のにじみのような模様が生じる場合があります。

偶然でしたが、僕の買ったケースは密着面に小さなドットパターンがあり、その現象はあらわれませんでした。

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しかし、スモーク色を選んだのでAppleマークが消えて、なんだかパチモノ臭くなってしまいました。カメラ周りに空きがないのは良いけど、カメラの段差も微妙に残ってます……。

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ライトニングコネクタ部分にカバーもある。

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価格の割にいいですが、伸びて使えなくなって、ジェットブラック色のバンパーが出たら買い換えようと思います。

◯ホームボタン

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今回から物理ボタンではなく、振動による擬似物理ボタン？　になりました（マジックトラックパッド2や現行MacBookと同じですね）。机に置いた時は、本当にボタンを押しているかのようですが、手に持って押すと中の部品がガタついているかのように感じられて、個人的にはボタンと言うのは違和感があります。けれど、使えない訳ではありません。ジェットブラック／ブラックの場合、ホームボタン周りのリングが目立たないのでシンプルで良いです。

◯性能スピード

6Plusで今まで認識に手間取っている、と感じて使ってなかったtouchIDの認識が、爆速でスゴく便利です。iOS10からクリックでホーム画面になったのですが、その動作で意識せずに使用できます。間違ってSiriが出て来る事も少なくなりました。

逆にいうと、プロセッサスピードの恩恵を感じるのは、そこくらいでしょうか。6sで既に早かったという話も聞きますけれど。

◯ApplePay／Suica

僕のクレジットカードは、iDに対応していました。対応自販機で使用したところ、認識するのに購入ができませんでした。慣れなのかな？　今日はこの後出勤の時にコンビニで使ってみようと思います。

ロック画面でホームボタンダブルタップでウォレットアプリが立ち上がるのが、スムーズでいい感じですね。

Suicaについては、アプリでカードが発行できます。

決済はApplePayでできますが、VISAなどApplePayに対応していないカードはアプリの中で決済できないので、早急に対応して欲しいとの声がありました。

Suica

East Japan Railway Company
ファイナンス
無料

◯オーディオ関係

ステレオスピーカーは、明確に音が変わりました。シャッター音がデカくなったのは残念ですけれど。

イヤホンジャックが無くなったのは不便ですが、それほど音楽を楽しまないのと、ブルートゥースイヤホンがあるので、当面は凌げそうな感じです。

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ただ、僕の持っている無線イヤホンは、もうかなり前の製品で電池容量も小さいので、いざ使う時に充電容量に不安があります。Appleのギフト券が残っているので、チンアナゴAirPodsを買おうかなぁ……。純正のイヤホンのカタチが合わないのですが、下の製品みたいなのは本末転倒感あるし、ボーズの角みたいなパーツか、B＆0のものみたいな弦を追加するパーツをシリコン素材でDMMで3Dプリントするのも有りかもしれないですね。

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また、結構お高い有線ヘッドホンも持ってるので、資産は腐らず使いたいもの。幸いそのヘッドホンはリケーブルできる（本体と線が分離）するので、ライトニングケーブルが出れば、さらに良い音質で使えそうなので、早く対応してもらいたいです。

smoglog.hatenablog.com

音質、質感ともに満足。レザーなので、夏には向かない。

古い記事で写真もビケボケです。

◯iOS10

細かいブラッシュアップなんで、ここが変わった！　と明確にわからないですが、まあ、よくなったんでしょうね。

通知（ノーティフィケーション）は前よりアニメーションは気持ちよくなりましたが、前より邪魔になりました。

メッセージは、LINEライクになりステッカー対応。AppleWatchのように落書きがその場で送れ、ゲームやアプリの機能のシェアなど可能性を感じます。ただし、相手がiPhoneユーザーに限ります。

◯不毛な戦いの正体を見たり

「アンドロイドVS.iPhone」という構図の中で、「iPhoneは防水じゃないしお財布ケータイじゃない」という欠点を指摘されることが多かったですが、今回その両方をiPhoneがカバーしたことで、「そんな機能はずっと前からあった」というものにかわり、その対立図が結局のところ、「Appleが好き」か「Appleが嫌い」かの趣味趣向の対立であったことが明確になった気がします。

iPhone3GからiPhoneユーザーの僕は、Appleの肩を持ちがちですが、それはアンドロイド1.0から2.0を触ってあまり良い体験ができなかったせいです。

よくある議論：「アンドロイドの方がシェアあるし」→「利益率は逆転するよ」→「日本はiPhoneばかりじゃないか」→「アンドロイドのシェア自慢してたじゃん」

◯まとめ・Appleへの不満

出し惜しみをしている点です。

今回で言うと、特にカメラ。今回はデュアルカメラなんですが、広角側にある光学手ブレ補正が望遠側になく、折角のポートレートモードが暗い場所（室内など）では使えないみたいです。グッと寄って背景をボケさせたいのってモノ（フィギュアとかオモチャとか！）を撮る時だと思うのですが。現状、外で花を撮ったり、友人を撮ったり使う用って感じでしょうか。セルフィー用に、背面にしょぼい液晶のついたケースとか出たら需要あるんじゃないかな？　

たぶん、7S Plusのときに望遠側も光学手ブレ補正が付き、8の時に4.7インチ版もデュアルカメラ対応……という流れが見えます。要するに、スマートフォンの進化が頭打ちのせいで、性能アップを出し惜しみしている感じがするのです。

あと小型で高性能という需要もやっぱりあると思うので、4インチのiPhoneもアップデートし続けて欲しいです。僕はPlusサイズに慣れてしまった裏切者ですけれど、やはり4インチのサイズが一番美しいと思っています。