正確には3日前。
代金を支払って24時間くらいで届いた感じ。
まずは、ヨドバシカメラの迅速な発送に矜持を送りたい。
では、早速、開封の儀を始めます。
外箱は黒い箱です。ヘアライン仕上げのアルミプレートが映えます。
箱の文字は全て英語。
ここで一つ懸念が。
これって、並行輸入品か?
開けてみます。
日本語の保証書。
一応、正規輸入品であることがわかりましたが、ちょっとがっかり。
多分、B&Wの人はまず箱を開けたら、まず製品が出てワオ! って感じて欲しかったんだと思う。iPodなどでお馴染みのやり方だけれど。
コストとか考えると、パートの人に外箱空けさせて、保証書を一番上に潜り込ませて封をする方が、もちろん安く付くだろうけれど、そういうことの積み重ねがブランドを作っていくんだと思うんですよね。
製品がユーザーへ届くところまでを最高の瞬間にするため、最後まで神経を尖らせて仕事しているということなんだと思う。
細かいことだけど、という訳で日本の代理店のマランツさんには☆マイナス1。
・・・なんつって。
気を取り直して、保証書をどけると製品が出てきます。
布を貼りつけた緩衝材の中に、夢にまで見た、かのB&WのP5が鎮座しております!!
緩衝材をどけると携帯用のキャリングポーチ。
一見、内容物はこの2つです。でも、案の定、ポーチの中に、iPhoneリモコンの無い交換ケーブル、ステレオプラグ、マニュアル等が入っています。
このシンプルなパッケージングを思うと、無粋な保証書の存在が、やっぱり気になります。
さあ、本体の外観です。
レザーと金属のみで構成されています。
レザー部分は羊革です。とても薄く、さわり心地の良い革です。取り扱いには気を付けたいです。
アームバンドの部分は、ハイポリッシュ仕上げをしていて光沢があります。2本の細いワイヤーのようなバンド部分ですが、意外と剛性感があります。ハウジングケースはヘアライン仕上げで、ブランド名が浮き彫りにされています。
ウレタンフォーム(テンピュールの枕のような素材)の詰まった交換イヤーパッドを取りはずします。ハウジング側にシリアルナンバーが書いています。
コードは内部で取り外し、交換することができます。断線も怖くありません。コードはプラグ共に細く、大抵のiPhone&iPodケースに干渉せずに刺す事ができそうです。素晴らしい。
外観はまさに100点満点。
次に音ですが、買ったばかりでエージングを全くしていない状態での感想は、正直、モノ足りないという感じです。
なにか、薄いフィルタ越しに音楽を聞いているような。コレについては、今まで使っていたバング&オルフセンのフォーム2の最初の感想も、あまり良くなかったので、心配していません。
エージングによって音がこなれて来るのか、それとも、耳が馴れてくるのか、僕には解りませんが、フォーム2は確かに、使用してしばらくしてから、いい音鳴っているように感じました。
そのあとエージングの為にオーディオはスイッチを切らず再生しました。
そして、仕事に出かけました。
夜勤明け、13時間後、犬の散歩のついでに、P5を外に持ちだして使用してみます。
外で使うと、遮音性は確かに高いですが、大地を踏みしめる振動が内側から伝わってきます。
それで、音量を3つ程上げました。
すると、薄いフィルタ越しに音楽を聞いているような、感じは消えました。低音から高音まで、全ての音は鳴っている様に思いますが、確かに耳疲れしない、涼やかな音。改めてフォーム2と比べると、フォーム2の音は確かにいいのですが、真剣に聞かなければいけない感じの濃密な強さを感じます。
P5は、ゆったりと聞き流す聞き方も出来ますし、曲の中の様々な音を探ると言った濃い聞き方も出来そうです。
この、耳疲れしにくい音とは、製品の謳い文句の一つだったので、そう感じたのは、プラシーボなんじゃ? と疑ったのですが、フォーム2を使う時、聞き疲れてしまうので、音量は常に1なのですが、P5はボリュームを上げてもそんな感じにはならないので、本当なのだと思います。
締め付けについては、フォーム2では30分以上はつけていられないと言う僕ですが、少なくとも2時間程度はストレスフリーです。
P5は、パッドの圧が耳全体に当たる感じで、耳の軟骨が痛くなります(フォーム2は頭蓋骨が痛い)。
あと、iPhoneのリモコン付きケーブルはとても便利です。
このリモコンケーブル、Macにまで反応するんですね。
純正イヤフォンは、僕の耳の穴がデカすぎて、3歩も歩くと外れてしまうんです。