Pirate3D / Buccaneer 3D printer
【2014/12/26追記:最新記事をアップしました。俺達の戦いはこれからだ!】
【2014/12/25追記:コメント、記事のシェアありがとうございます。経過を記事末尾にアップデートしています。また、コメント欄に非常に有益な情報・アドバイス頂いております。コメント欄まで読んで戴けると幸いです】
何を注文していたかと言いますと、クラウドファインディング(製品化のための出資をネット上で一般人に募り、出資額に応じて製品等が安価に購入できる仕組み)のキックスターターで出資を募り製品化が進められていた今までにない低価格な3Dプリンタ「バッカニア」です。
海外通販(正確には出資)と言う壁に阻まれ、世界最速・先行予約価格・保証に釣られてゲッコー・アンド・カンパニーという並行輸入業者に発注しました。
発注したのが去年の10月末あたり、予定していた納期を連絡も説明も無く、延期に次ぐ延期で、一年以上が過ぎてしまいました。
ゲッコー・アンド・カンパニーからの連絡は相変わらずありませんでしたが、Facebookで、製造元の動きが活発になり、キックスターターの出資者には製品が届き、アンボックス動画などもアップされています。
Unboxing : Buccaneer by Pirate3D - YouTube
そして、とうとうゲッコー・アンド・カンパニー(レッドスター)からメールが来ました。
問い合わせなく、向こうから連絡が来たのは初めてです。
参照:3Dプリンター製品情報
喜び勇んで電子メールを開封……しかし、そこに記されていたのは、代替機の購入の案内……事実上の入荷中止でした。
メール内容は、これまでの不誠実、かつ不審な対応を鑑みると信用できる内容ではありません。感情的になって憶測だけで発言しては問題になるかもしれませんので、現在わかっていることだけを記事にしようと思います。でも、ちょっと感情的になってるかもしれません。
長くなると思いますので、結論を最初に言いますと「返金」を希望しました。
土日を挟んだため、返事はまだありません。
注文時の契約に「返金」は認めないとされていますが、同価格で同等以上の代替機が用意できそうにない(バッカニアの先行予約価格34,700円よりも高額な場合、差額を支払わなければならない…代替になってない!)、他の製品も同じくクラウドファインディングの製品かガレージメーカー製なため、入荷しない可能性があります。
もう付き合いきれません。
有り難い事に日本は法治国家です。商法取引上、こんな取引が合法とは思えません。返金されると思います。
では、以下続きは、これまでの流れと今回のメール内容の要約を記します。
◯発注
先行投資? 人柱? 3Dプリンタ”バッカニア”を先行予約した! - smogbom
発注する前に輸入元のゲッコー・アンド・カンパニーの事も知らべました。悪いウワサは沢山ありましたが、先行予約の特価に釣られてしまいました。これは僕の判断ミスでした。どこかの方が「価格は確実なデリバリーの保証も含む」と言っておりました。その通りですが、薄給の中この価格なら踏み切れる、と思い発注したのです。
ちなみに、記事のタイトルにある人柱とは、3Dプリンタという発展途上のガジェットを購入するという事に対してです。間違っても届かないという事態は想定してませんでした。
◯最初の延期
先行予約していた3Dプリンタ"バッカニア" 出荷延期 - smogbom
2月27日から5月へ(サイト上で告知)
◯2度目の延期
ゲッコー&カンパニー発注 バッカニア3Dプリンタ 通知なしで2度目の発送延期 - smogbom
5月末から6月末に(サイト上で告知)
◯3度目の延期
ゲッコー&カンパニー発注 バッカニア3Dプリンタ 出荷予定が夏頃に?? - smogbom
この時、延期の理由に関係ない会社の発表を引き合いに出しています。
販売元から直接、並行輸入のはずが……メールを出します。
◯返信……不信感倍増
ゲッコー&CO.さん発注 バッカニア3Dプリンタ 返信アリ! - smogbom
メールの内容は、延期が重なり顧客に信用されないため、「こちらの会社も延期していますよ」という意味でリンクを貼ったということでした。
信じられない(その行動も言ってることも)。
◯その後
ゲッコー&CO.発注 バッカニア3Dプリンタ 香ばしくなってきました… - smogbom
入荷時期が「未定」、「秋頃」、「11、12月」とコロコロと変化しました。
ちなみに、ゲッコー・アンド・カンパニーが「日本総代理店と称する」と言う方の会社は自分が確認していた中では「年内」になっており、現在は「未定」となっています。
問い合わせする製造元は同じなので、この食い違いも気になるところです。
◯そして今回のメール内容要約
【現状報告】
1.製造元からは10月のメール回答(11〜12月出荷)を最後に無くなる。
2.輸入のベテランの当社代表(メールママ )が様々な伝手や名前(名前を偽る必要性があるのか? 闇取引??)を使い、新規取引を製造元に持ちかけるも反応がない(ちなみに、現在のバッカニアの価格は1〜3週間出荷で送料込みの13万8000円)。
3.当社(ゲッコー・アンド・カンパニー)の判断としては、出荷は遅れる、または出荷されないと判断した。
【対応】
1.ゲッコー・アンド・カンパニーの直営ショップで、バッカニア以外の3Dプリンタを代替品として発注してください。
2.当社扱い以外の海外3Dプリンタも発注可能です。
3.代替品の代金がバッカニア支払い代金をオーバーした場合、商品代金を差し引き送金してください
◯ちなみに
商品購入の規約には、
生産終了やメーカー倒産等でお届けが不可能になった場合は後継品、同等品、代替品をお届けするか、弊社は債務を免責されるものとします。
……とあります。
要するに、代わりのものを用意するか、またはお金は貰っておきますという事です。
現在の対応では、追加でお金を支払う以上、代替品にはなってません。
代わりを購入しても、先行予約の特典も無ければ、今回と同じく届かない可能性があります。
僕が支払ったお金はどう使われたんでしょうか。
◯最終的な対応
記事を書いていて、ハラワタ煮えくり返っていますが、そのことをメールにツラツラと書いてもその労力がもったいない。文字通り「話にならない」相手なので、端的に「返金求めます」とだけ返事しました。
振込先を聞いてきたら、これでこの件はお終いです。
それ以外の対応に出られた場合は、脅しになってしまいますが、然るべき対応をしなければなりません。
同じ処遇の方や海外通販事情、製品、法律に詳しい方など、なんでも結構ですのでコメントをお願いします。
◯追記:消費者センターに相談しました
生まれて初めてでしたが、消費者センターに電話相談しました。その場でこの場合は……と返事するのではなく、話を聞いてサイトを確認した上で返事するという事でした。2,3日かかるのかな? と思っていたら、もう返事もらいました。
困っている方は一度相談してみてはいかがでしょうか。
あとは、海外通販のトラブルには、CCJというところで取り扱っているようです。
消費者庁越境消費者センター(CCJ)-海外通販・ショッピングのトラブル相談窓口
もちろん、相談に乗ってくれるだけで問題解決はしていませんので、ゲッコー・アンド・カンパニーからの返事を待つことにします。
◯2014/12/9追記:メール回答アリ
代案:アマゾンの商品など、何でもいいので代替品としないか? 食品等で分割しても良い。
返金の場合:違約金として40%いだだきます。
代案については、常識的な感覚ならこんな代案が出てくる事自体、可笑しい。マトモな会社ではないです。
ちなみに、契約時に違約金の記載はありません。そもそも商品を出荷するという契約不履行をしているのは、ゲッコー・アンド・カンパニー(レッドスター)なので、違約金を支払うのはそちらでしょう。払ってくれるのはかまいませんが。
消費者センターのアドバイスに従い、「売買契約解除通知書」をメール添付し、期日までの全額返金を求めました。電子メールだけだと物的証拠として残らないため、追って書類を郵送します。
期日内の返金がなければ、詐欺被害の被害届を出します。
コメント・情報提供ありがとうございます。
敷居の高い海外製3Dプリンタがこの価格で購入できると思い、注文しましたが裏切られてしまいました。早期に問題解決すると良いですね。
◯2014/12/25追記:返信メールと売買契約解除通知書を送付しました。
売買契約解除通知書を添付し、追って郵送、12月末日までに返金ない場合は、法的手続きに移すことを告げた電子メールへの返答が来ました(来ていました)。
12月10日に届いたメール内容の要約(1通目):
心中お察しする(皮肉か?!)。
34700円以内なら追加支払は不要。 他の方はダヴインチの3Dプリンターなどに変えている。34700円以上の差額は到着後払い。
訴訟してもいいが、当社が負けたことがない。
このメールに対して、正直決意が揺らぐ。そんなに自信あるのか……。
しかし、こうなったら後には引けません。
コチラに非がなく、契約違反したのはそちらだと、要求を突っぱねます。
すると、10分位で返信が。
12月10日に届いたメール内容の要約(2通目):
クラウドファンディングは製品化が保証されていない。
ご注文の場合は自己責任。
当社なりの責任の取り方の対応をしている。
このやりとりで、非はゲッコー・アンド・カンパニー(レッドスター)にあると確信しました。推測の域を越えないので、くわしく書きませんが、バッカニアの製造元が工場を稼働させ続けている以上、出荷されないとする根拠はどこにもありませんし、契約を反故した以上、返金の義務はあると考えます。
また、裁判に負けないという自信の根拠はどこにもなさそうだ、と思いました。
もう一つ、事実としてバッカニアを発注してメールのやり取りには、ゲッコー・アンド・カンパニー(レッドスター)のスタッフと思わしき方としているのですが、最初の販売中止のメールが20:00ごろ、12月9日のメールは夜の0:00頃、12月10日の2通のメールに至っては朝の5:00ごろに送信されました。
もはや、この方が実在の人物なのかすら信じられません……。
売買契約解除通知書を書面にて郵送しました。
期日は、12月末日です。
期限をすぎましたら、コメント欄のアドアイスにしたがって、口座凍結の届け出と詐欺被害による届け出を警察署に出そうと思います。
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