Sen-ti-nel × MODERHYTHM / 35MechatroWeGo[kimidori Custom]
各所で出来の良さ、可愛らしさで話題になっている千値練版のメカトロウィーゴをゲットしました。アニメや映画の登場ロボットでもなく、純粋なオリジナルメカとしては異例の好セールスなのではないでしょうか。
千値練版と断りをいれているのは、もともとのオリジナル版としてレジン製のものがワンフェス等のイベントで販売されていたんですね。
僕も今年の夏のワンフェスで、完成品の千値練版が発売すると知ったのに、「みんなのメカトロウィーゴ展」で素晴らしいカスタムウィーゴを拝見し、居てもたってもいられず、少し高価、かつ組立が必要なオリジナル版を購入しています。
……で、肝心なオリジナル版はご覧の有様、まだ組み立てておりません。
しかし、オリジナル版を手に入れた以上は、今回の千値練版を購入しないつもりでいたんです。ところが、インスタグラムやTwitterなどで写真を見ると、本当にデキが良さそうです。値段も手頃ですし購入してしまいました。
少し出遅れたこと、期待以上のデキの良さにレビュー用の写真を撮る事を忘れ、そのままカスタムペイントしてしまいました。
◯メカトロウィーゴとは
公式サイトを参考にすると、ウィーゴが登場する世界は二足歩行するロボットがまるで自動車のように普通に使われている実際の地球によく似た(並行世界?)ところです。
そんなロボットをメカトロボット(メカトロニクス+ロボットの造語?)と言います。
メカトロウィーゴは子ども用のメカトロボットです。今回販売された35メカトロウィーゴのスケールは名前の通り、1/35スケールで全高約7.5センチでかなり小振りです。等身大の大きさに換算すると2.6メートルとなります。
▲ベアブリックと。
▲同じく1/35スケールの3AのイーブンフォールTHUGスーツ(鋼鉄男カスタムペイント)と。
小さいですが精密感があり、各所が金属のダイキャストで作られていて(超合金のような感じ)ズッシリと重く、所有している喜びを演出します。
オリジナル版も塗装なしで飾れるようにカラーレジンで作られていましたが、流石はマスメーカー製、色の塗り分けも細かく、関節はボールジョイント(オリジナル版は棒軸)で作られているため、可動も優秀です。しかも、お求めやすい! まさしく死角のない玩具です。
ちなみに3種類販売されましたが、3つ購入すると金色の特別なウィーゴを購入する権利が与えられます。
オレンジ色については、脛のパーツが間違っていた等不具合があったようですが、交換対応は丁寧で問題ない様です。僕はきみどりで、その不具合はありませんでしたが、右の太もも部分のダイキャストパーツと銀の円盤状のカバーがポロポロ取れ、ポージングするのも難しい状態でしたので、瞬間接着剤で直しました。
◯全体
綺麗なモノは汚さずにはいられない……。
前述の通り、メカトロウィーゴは日常生活に使用されるロボットで、兵器利用とは無縁です。なので、こんな色に塗っておいてなんですが、エクストリーム仕様のスポーツライクなウィーゴという脳内設定です。
塗装は、製品のきみどり色をそのまま残してウェザリングしています。
◯ケース
このようにコレクションケースが最初から付属しています。レゴブロックのように連結できるダボがついています。
ウィーゴの脚はけっして大きくないのですが、なかなか安定します。それでも、サポーターを使えば、様々なポージングが楽しめますね。
◯目
目(ライト)はもともと無色なんですが、クリアレッドを一滴垂らしました。これは簡単でオススメです。目の部分が際立つだけで様になります。
◯カニバサミ
ウィーゴは武装しません。きっと平和な世界なんでしょうね。
◯テールランプ
おそらく、ウィーゴの世界ではヘンリー・フォードは四輪車ではなく、2足歩行ロボットを発明したのでしょう。
◯分解
可動が優秀なだけではなく、全面装甲を取り外しができます。
搭乗員は千値練版には付属しませんでした。ウィーゴの操縦は立ち乗りで、なんとなくセグウェイを彷彿としますね。
頭部の装甲はオープンできます。
水着美女が搭乗! 大人の女性は無理みたいです(フチ子のスケール違うと思いますが)
背面のエンジン(?)部分のボンネットも開けれます。なかなか凝ってます。
◯まとめ
実は千値練さんの商品を購入するのは2回目なんですが、比較的新しいメーカーではあるのものの、玩具のクオリティは非常に高く、信頼できるメーカーだと思いました。なにより、作ってる側が玩具が好きなんだろうな、というのが凄く伝わってきました。
どことは言いませんけど、マスメーカーの商売気の強さは何なんでしょうか。見習って欲しいです。
失礼な言い方ですが、アニメ等の原作付きなら製品のデキの良し悪しに関わらず、好きなキャラだからと言うことでファンが購入していくため、企業としてはリスクを取らず販売できます。僕が版権物を倦厭してしまうのも、それがあるのかもしれません。キャラが好きなのか、玩具そのものが良いのか判別できないと言いますか……。
ウィーゴのデザイナー、モデリズムさんの1/20スケールのウィーゴは、2012年のワンダーショーケースから発売されました。ワンダーショーケースの設立の経緯はガイドブックに書いているんですが、原作の人気のあるなしではなく、優れた玩具が埋もれることがないよう、企業(主催の海洋堂)のバックアップすると言うモノでした。
ビジネスである以上、リスクはなるべく犯したくないことはわかりますが、大企業がこうも版権物ばかり出すのには、ちょっと残念で不甲斐なく、今回のウィーゴの成功で少しでもオリジナル作品が増えてくれると嬉しいなぁと思います。
……まあ、要するに植物少女園さんの永遠の国のアリスが出ないかなぁ、って思うわけです。
【2014/12/7追記】クエスチョナーズというメーカーさんから販売されているという情報をいただきました。2010年発売ということです。うー、うーん……うん。今の技術で再販して欲しいですね!