CHIKA TOYS / ESCAPE FROM THE ROBOT PLANET : KAPI-JIRO[Custom]
先日のデザインフェスタ40をもって、めでたく一周年を迎えたチカトイズさんの作品を初めて購入しました。
購入したのはカピ次郎というAI搭載のぬいぐるみ型人気玩具のレジン製アクションフィギュアとなります。ちなみに未塗装DIYバーションでした。
レジンの未塗装フィギュアは下地処理や組立がされていない状態で販売されるのが普通だと思うのですが、チカトイズさんの作品は例え未塗装のままでも飾ってもらえるようにと、下地処理・組立て済みで発送されてきます。
剥離剤の除去なしでそのまま塗れます。
しばらく、このまま飾っておこうと思ったのですが、ThreeA Toysの東海レギオン忘年会(玩具愛好家のオフ会)があり、そちらに持っていくメカ成分が不足していたため、急遽仕上げる事にしました。
最初に考えていたのとは、かなり変わってしまいましたが、なんとかオフ会の前日に完成して良かったです。
◯ESCAPE FROM THE ROBOT PLANET ストーリー
カピ次郎と一緒に、以前販売されたキャラクター達と世界設定を紹介した小冊子が同封されていました。
この冊子とブログを拝見しますと、地球が荒廃し人類は火星に移住してしまった未来を舞台にしています。残されたロボット達は、人間の生活を模倣して生活しています。
カピ次郎はかつて人間の間で人気を博したAI搭載のぬいぐるみ型玩具(と言う設定)です。
紛失防止用のプログラムが組み込まれていましたが、手段を選ばず最短ルートを選択して持ち主の元へ戻ってくる為、トラブルが絶えず自主回収と破棄を余儀なくされました。
しかし、製造元のずさんな管理により、蓄積されたデータが消去されず放棄されるケースがあったようです。人間が地球を去ったあとで、カピ次郎が放棄されていた工場に雷が落ち、そのショックで彼は再起動しました。自己修復プログラムで破損箇所が修理され、消去されなかった古い記憶の断片が蘇ります。
自分の持ち主だったであろう「少女」の記憶です。「少女」の住んでいた住所に向かいますが、火星に旅立った模様。カビ次郎は火星に向かうロケットを作る為、ロボットを破壊し、部品を集めます。
◯カスタムペイントの道
夢中になってしまったので、写真点数少ないです。
以下、完成写真となります。
◯全体
最初は尊敬するデザイナー(故人)をモチーフにしていたんですが、どんどん離れていってしまいました。
強いて言うなら、泥棒かスパイという感じです。ロボット達は人間を模倣して生活しているわけですから、貴族のようなエリート層も居るかも知れないと想像しました。そんな上流階級の社交場に潜入し、レアパーツを手に入れようとしていると言う脳内設定です。
カピ次郎を見た印象としては、可愛らしさはモチロンですが、ふてぶてしさ・ダンディーさを感じたんです。
◯頭部
鼻がテラテラしてるのがコダワリ。
カピバラってどういう柄してるのか実物見たことないので、自由に塗りました。
狙いを定めているのか片目を閉じています。まったく違う表情なので、飾り方で顔が違うように見えます。
◯蝶ネクタイ
自作しました……といってもフェルト生地をハサミで切って縛るだけのお手軽工作です。縫製ありません。
ソフビやこけしにも使えそうなので、幾つか作ってみましたが、フェルト生地が一番簡単につくれます。また今度、作り方を記事にします。
◯武器
ショートバレル化されたショットガンです。殺傷力が高すぎるので、アメリカでは所持してるだけでブタ箱行きです。
◯ガスマスク
よほど地球環境が劣悪なのか、ガスマスクを所持しています。
実は、サビの汚し入れ忘れてます……。
◯チューブ
もともと布製のものがついていたのですが、折角カスタムなので変更してみました。
正体はシリコンチューブと色のついたアルミ鋼線です。
元々のモチーフとしていたデザイナーの家具からインスピレーションを得ています。
◯脚部
カトゥーンめいた靴の造形がいいですね。
◯G.I.D
一部、蓄光塗料で仕上げています。
胸部のスピーカーから流れる音楽とムーディな光で美女(ロボット)を誘って破壊、パーツを奪い取るというダーティーなキャラという脳内設定。最短ルートを選ぶって言うことで非情なヤツなんです。
(妄想続く……)
スピーカーには録音機能がついていて、3つのボタンには持ち主だった少女の音声が残っているんですよ、きっと。ササクレちゃった時はこうして一人、録音を聞いて自分を慰めるんです。
『ザザッ……ハッピーバースディー、カピ次郎〜♪…ハッピー……ガガッ……スディー、カピ次郎〜♪ ずっと一緒だよ!!』
「……カッピッピ〜……」
◯まとめ
今回は未塗装を選択しましたが塗装版もあり、超汚く(褒め言葉)て欲しかったです。一周年記念のネコゼも購入できず……オフ会で購入者の方のを見せてもらいましたが、超良かったです。
今後の創作活動も通販も意欲があると言うことで、非常に楽しみです。