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蒐集/レビュー/散財。アートトイ,ThreeA,ソフビ,民藝。ウルトラライトハイキング。Giant MR4r。Apple,Mac,iPhone。

ruinswork / 梦旅人 Dream Traveler : 森林 ( Sēnlín )

https://www.instagram.com/p/BhF4X9XFGLv/

中国の独立系トイメーカー「ルインズワーク」さんの森林です。

たぶんホットトイズやスリーエーのカスタムトイからオリジナルの12インチアクションフィギュアを販売するメーカーに独立されたのだと思います。

夢旅人と名付けられたシリーズの第四段として、昨年9月に受注販売開始。発送は結構遅れたうえに、自分の場合は迷惑フォルダに連絡メールが紛れてしまい、さらに遅れて3月に到着しました。

メーカー初のオールPVC製のおもちゃと思われます。

中国製造と思われますが、珍しくローテーション成形ではないようです。

トップコートが厚くてツヤツヤしています。

成型色は白、4パーツ構成、全高約24.6センチ。

ドールアイ使用。

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新井玩具 / 暴食怪獣ヒポゴン[1期]

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第七回ドキドキ大阪ソフビ万博にて作家デビューを果たされた新井玩具さんの処女作「暴食怪獣ヒポゴン」です。直立したカバの怪獣。名前は英名のヒポポタマスから来ていると思われます。温厚に思われるカバですが、縄張り意識が強く、カバ同士はもとより、ワニやライオンまで相手にするそうです。ちなみに人間への被害も多くて、年間500人の死者を出す(アフリカでは、野生動物の被害の割合がもっとも多いとされる)といいます。

その一方で肉や牙が密猟のターゲットとなり、コンゴでは8年間で個体数を95%減らしたといいます。

でもマルモラーダのカバ革ブーツを一回は履いてみたい……なんていつものようにWikiでにわか仕込みの知識から、レビューをはじめます。

 

成型色ピンク、4パーツ構成、全高約13.5センチ。

重心バランス調整の為のビー玉入り。

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書評 - GOROman著 ミライのつくり方2020-2045

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VR元年という言葉があった。

オキュラスの市販版リフトを皮切りに、続いてHTCがVIBE、マイクロソフトのホロレンズ(MR機器)、モバイル端末を使った簡易VR機器、プレイステーションVRと、これからこの分野は百科狂乱、ますます盛り上がるぞ……! という機運であった。

いち早く、このVRという分野の可能性に目を付け、本業を蹴ってアメリカのオキュラスに直接交渉、オキュラス・ジャパン設立の立役者となったGOROmanこと近藤義仁氏の著書である。

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「サイバーパンク2077」が楽しみすぎてプレイするまで死ねない。

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この記事にはポーランドのゲーム開発会社CD PROJEKT RED(ウィッチャーシリーズなどで有名)開発によるサイバーパンク2077のプレスリリースや公式画像の引用がふくまれます。

世界最大のゲームの祭典「E3」。いくつか注目のタイトルがすでに発表されていますが、個人的に大興奮しているタイトルがサイバーパンク2077です。

こちらのタイトルは第一報から、すでに5年(2077日以上)が経過していて、僕もそんなタイトルあったな〜って感じだったのですが、あらためて詳細を見聞きして、これをプレイするまで死ねないぞ、となりました。別に死ぬ予定はないけどね。

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かけるり / 力歯(りきし)

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久々のソフビレビュー。

梅田ロフトのPOPBOXで購入した、かけるりさんの「力歯(りきし)」です。

POPBOXとは、セレクトショップ”FEWMANY”がプロデュースするクリエイターバザーで、全国のロフトにて開催されています。

力歯のモチーフは、みたまんまの歯と力士。スモウレスラーをモチーフにされるのは、雀力士(未所持)につづいて二回目でしょうか。

ヘッダーにちょっとした漫画が書いてあって、虫歯になってしまった力歯が、歯医者にむかって「手出し無用!」と宣言すると、自分の力でポーンと歯茎から飛び出します。

この不思議で面白おかしい、シュールな世界観。

2パーツ、全高約7センチ。

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FINAL FANTASY15 ROYAL EDITION- ”すべてはカネのために”企業の欺瞞と不義理がもたらした低評価

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今更ながら、ファイナルファンタジー15をプレイしています。

発売当初、荒れに荒れた不評価レビューを悪趣味にも僕は非常に楽しみ(この時にストーリーはあらかた知ってしまった。エンディングも見た)、ワゴンセール化とアップデート・完全版を待ってから購入しようと考えていました。

中古屋でROYAL EDITIONを見つけ、通常版と同じ価格なのを見て、購入したのですが……。

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レイジングループswitch版 - 民間伝承×人狼ゲーム×ループモノテキストアドベンチャー!

f:id:smoglog:20180607214007j:plain”汝は人狼なりや(人狼ゲーム)”を題材にしたホラーサスペンスです。

すごく面白くて、三日間くらいで全クリ、追加コンテンツも読破しました。

テキストアドベンチャーゲームが好きで記事タイトルに上げた「民間伝承や伝奇モノ、民俗学」、「人狼ゲーム」、「ループもの(同じ日が延々と続いていく世界)」のいずれかの要素にびびっと来た人はとってもおすすめなタイトルです。

残酷描写が激しいですが、和らげるモードが搭載されています。……がエログロ含めて結構なレベルにあるので、あまり低年齢の人にはおすすめできません。

switch版の他にもスマホ版、PC版、他コンシューマ機版と揃っています。

基本ネタバレなしの感想です。

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Gallery House Maya / 寺田克也「えんぴつ」展 -GW2018旅その7

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一ヶ月かかってしまいましたが、ゴールデンウィーク旅の記事ラストになります。

東京外苑前にあるギャラリーハウスマヤさんで5月12日まで開催されていたイラストレーターの寺田克也さんの個展「えんぴつ」展です。

入場無料、作品の撮影可能で、作品はすべて購入可能。

ちなみにほとんど売約済みでした。

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神奈川県立近代美術館 葉山 / ブルーノ・ムナーリ こどもの心をもちつづけるということ展 -GW2018旅その6

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横浜でヌード展を見て、時間がまだまだあったので、近辺の美術館を検索しました。

「ブルーノ・ムナーリ」の個展が開催していると知り、これは運命だ! と思って、電車で神奈川県の逗子駅へ。

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横浜美術館 / ヌード NUDE展 英国テートコレクションより - GW2018旅シリーズその5

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間が空きましたが、未だにゴールデンウィークの記事が消化できておりません。

5月3日は名古屋、4日には神奈川県におりました。

最初に訪れたのは横浜美術館でした。

こちらで、はだかを見ました。

ヌード NUDE展概要

ミレイ、レイトンをはじめ、ルノワール、ドガ、マティス、ロダン、そしてピカソ、ベーコン、ホックニーまで、名だたる芸術家たちが挑み続けたテーマ、"ヌード"。西洋近現代美術の殿堂、英国・テートの誇る珠玉のコレクションで、200 年におよぶヌードの変遷をたどる展覧会です。

 

2018年3月24日(土)~6月24日(日)に横浜美術館で開催。

日本初公開となるロダンの大理石彫刻《接吻》をはじめ、近現代美術の殿堂・英国テートが所蔵するターナーやマティス、ピカソやホックニーらの「ヌード」をテーマにした作品と、その歴史を紹介する。

 引用‐ヌード展

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今からゲーム・オブ・スローンズを見るのに捗る基礎知識

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冬、来たる。

遅ればせながら、絶賛ドハマリ中の海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」!

気にはなっていたのですが、この手の海外ドラマが流行っても(ER、ダークエンジェル、ロスト、ウォーキング・デッド、プリズン・ブレイク、24……)、1話見て放置してしまったり、シーズンを重ねるごとにつまらなく感じてしまったりと、毎度自分はあまりピンと来ない事が多かったのです……が、このドラマは違う! 舞台設定! 映像! ストーリー展開! 全部最高です!

フールーやアマゾンプライム・ビデオで視聴できます。

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書評:手を伸ばせ、そしてコマンドを入力しろ 藤田祥平著

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エッセイ「電遊奇譚」がとても良かったので、続けて初の小説を読了しました。

読んでいて、目頭が熱くなり、ページを繰る指が震えることがありましたが、自分は期待した程ではない、どちらかと言うと気に入らない小説でした。この小説の中に出てくる作家の作品の1/5も読めていませんし、読んだ作品についても作中の言葉を借りるなら「クソみたいな読み」しかできていない人間の評価ですが。

とある作家が、この著者の才能を「ガチャでいうならSRクラス」と評したそうなんですが、作家が言うのなら尚更褒め言葉に思えなかったので、ジュネレーションギャップもあるのかもしれませんね。

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