第七回ドキドキ大阪ソフビ万博にて作家デビューを果たされた新井玩具さんの処女作「暴食怪獣ヒポゴン」です。直立したカバの怪獣。名前は英名のヒポポタマスから来ていると思われます。温厚に思われるカバですが、縄張り意識が強く、カバ同士はもとより、ワニやライオンまで相手にするそうです。ちなみに人間への被害も多くて、年間500人の死者を出す(アフリカでは、野生動物の被害の割合がもっとも多いとされる)といいます。
その一方で肉や牙が密猟のターゲットとなり、コンゴでは8年間で個体数を95%減らしたといいます。
でもマルモラーダのカバ革ブーツを一回は履いてみたい……なんていつものようにWikiでにわか仕込みの知識から、レビューをはじめます。
成型色ピンク、4パーツ構成、全高約13.5センチ。
重心バランス調整の為のビー玉入り。
大きな口です。
カバは草食動物(稀に肉を食べることもある)で、食事以外は水中で生活するため、浮力を利用、温度変化の少ないために他の草食動物に比べると、食事量は少ないとされています。
しかし、ヒポゴンは暴食怪獣です。
活動範囲を陸に広げた故に、エネルギーを求めて怪獣化したのでしょうか。
大きな口。
喉の奥の奥歯も塗装で表現されています。
カバは縄張り争いで、この牙で戦います。
破壊力抜群で、しばしばオス同士の争いでは死を招くことがあるそうです。
愛嬌ある姿とはイメージ違いますね。
ジジシャツと腹巻きを着ているような、たるみが面白いボディ。
カバは陸上では短距離ながら時速30キロで走ることができます。
体重はオスの場合、最大で3トンを超えることも。
背中は、肋骨が浮いたような造形。
カバは陸上では「血の汗」と呼ばれるピンク色の分泌液を出すことで知られています。
これは皮膚の乾燥を抑えて、殺菌効果がある優れものなんです。
サイズ感。
めちゃくちゃ良いです。
ポケットに入れよう。
中にはおもり代わりにビー玉が入っています。
これは意図せぬ設置感の悪さ対策なのですが、このソフビにおいては魅力の一部となっています。ゆるい感じがモチーフと合ってますし、振るとガチャガチャなるのも楽しい。
一応、ビー玉を抜いても自立は可能です。
次回作はサイを予定しているそうです。
原型を見たら大きいのかな? と思っていたのですが、同じくらいのサイズのようです。こちらも楽しみです。
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