※記事タイトルは靴のラジオのパクリです。
一足目の中古マルモラーダを購入してから、すぐに衝動的にポチった二足目の中古マルモラーダです。同じ型で色違いで購入。
アホやん……と思うかもしれませんが、個人的には後悔ないです。下駄箱から漂う芳醇な革のかほりに、毎度テンション上がります。芳香剤として一家に一足。
この靴は、一足目とほぼ同額でしたが、それよりも古く、メンテナンスもされていなかったようで、特に履き口の部分のライニングが乾いていました。
それほど履かれてなかった一足目も乾いていて、表面がうすくホロホロと剥がれるくらいなので、中古で安くマルモラーダを購入しようとしている人は、ここをしっかり確認すると良いと思います。写真じゃわからんかったが……。
さらに、中敷きの刻印の踵があたる部分のジャコメッティのロゴが残っていれば、着用回数については、少ないと考えて良いような気がします。
ところで、マルモラーダ持ってる人に聞きたいんですが、僕のマルモラーダは、二足とも右足の親指のところの革質が、あきらかに他の部分と違うんですよ。お腹の方の革を使っているのか、ブヨブヨしていて張りがない感じ。これは僕の持ってるのが偽物だから? そういうパターンで革を取ってるからかな? 所有者の人、どうですか?
さて、ある日、いつものようにソフビ人形を2つもって、エイジングに行くぜ、と散歩に行こうとすると、履き口部分に違和感が。
ゴミか? と二度見、三度見すると、認めたくないが、ライニングが裂けとるやんけーーー!!!! と。
まあ、ズボン履けば見えないし? とそのまま散歩にでました。
……が、これ以上裂けてしまうのでは? と思って引き返し。
アッパーはいい感じにヤれてるし、気に入っているので、このまま履いていきたい。
となると、靴屋で直してもらうか、自分で直すか。
靴屋で直すとなると、パッチを当てるのかな? それとも解体して裏から革を当てるのか? あんまり大修理にはしたくないなぁ。
ゆくゆくはチャールズパッチシューズみたく、めちゃくちゃかっこよくさせるにしても、まだソールも使えるし。
そんなわけで、自分で直すことにしました。
カウンターライニングが削れて穴があいたわけでもなく、小さな裂けなので、裏から接着剤で止めればいいかな、と。
靴修理動画を観て、瞬間接着剤は駄目と学んだので、弾力のあるタイプにしました。
これが良いとは言いません、識者の方のアドバンスお願いします。
爪楊枝で接着剤を適量とって、慎重に裂けの裏側から塗っていきます。
断面にも塗ります。
保持力が弱い気がしたので、表面にも多少塗ります。
美観的には良くない気がしますが……。
つっかえ棒して、半日自然乾燥。
こんな感じになりました。
多少乱暴に保湿クリームを塗り込みましたが、弾けたり、裂けが広がることはありませんでした。
ズボン履いてるぶんには何も問題ない。
問題ないのさ。