ぶたのはなさんより、オンラインストアから販売された、デーモン軍団のbセット及びcセットです。原作は円谷プロダクション製作の特撮テレビ番組「トリプルファイター」より。映像作品を見たことはないのですが、低予算番組ながら、アクションを主眼に置き格闘シーンやカーチェイスシーンがふんだんに盛り込まれていたそうです。かのブルマァクが単独スポンサーとなり、同社の経営を圧迫する一因になったそうで、セールス的にはイマイチだったのかな?
ストーリーは以下を参照ください。
宇宙の侵略者デビル星人は首領デーモンの統率の下、地球侵略を開始した。一方、故郷の星を滅ぼされ地球に脱出してきた人々は、デビル星人の侵略に対抗し世界各地に SAT(Space Attack Teamの略、発音は「サット」)を組織していた。
SAT日本支部の3人は M星人の子孫である早瀬3兄妹であり、グリーンファイター、レッドファイター、オレンジファイターに変身、さらに 3人が合体してトリプルファイターへと変身できる。いずれのファイターとも等身大で武装はない。
このデビル星人の怪人と早瀬3兄妹との戦いを描く。
ウルトラマンのように大きくなるのではなく、仮面ライダーのような、あくまで人間サイズの特撮ヒーローモノのようです。3人合体してもサイズ変わらないみたい。1人より3人のほうが強そうだと思うけど、ドラゴンボールのフュージョンのように単純な足し算以上のパワーアップが見込めるのでしょう、多分。
今回紹介するデーモン軍団は、トリプルファイターの敵役として登場するデーモン怪人です。各セット3体入りで、大きさは約6センチ。上半身下半身の2パーツ構成となっています。bセット、cセットとありますが、Aセットは既に販売済みで、いつの日か入手できたらと思っています。
デーモン怪人たちは、原作特撮において一部の例外を除いて頭部以外は同じデザインをしています。このあたりは低予算だった事情があったせいでしょうか。ソフビのほうも、下半身は共通しています。上半身も原型は一部共通している感じがしますね。背中には怪人の名前が書いてあります。わっかりやすい。
成型色は、当ブログで紹介したジャンケンバトルと同じでした。
◯Bセット
セット内容はブラックサンダー、クモデラン、ブラックキラー。
13話「孤独のケリー」に登場。稲妻怪人の二つ名をもつ。他に電流怪人とか電気怪人とか居るけど差別化はいかに。なんとなく稲妻が一番強そうです。ブラックサンダーと聞くと駄菓子を思い出してしまう、だがしかし、デーモン怪人。手に持っているのは杖みたいです。
11話「恐怖の細菌爆弾!」に登場する毒蜘蛛怪人クモデラン。その名の通り糸を吐くみたいです。
なかなかユーモラスなお顔立ち。
10話「 本部緊急指令!パリからの女」に登場するスパイ怪人ブラックキラー。キラーならアサシンじゃないのか。ぶたのはなさんの大胆で脱力感ある塗装が光ります!
◯Cセット
Cセットはバララン、ブラッダー、ジャガードの組み合わせ。
4話「トリプルファイター危機一髪」に登場する電流怪人バララン。おそらくこめかみから垂れる触手から電流を流すのでしょう。
18話「闇からの声を裂け!!」に登場、合体怪人ブラッダー。なんとBセットのブラックキラー・クモデラン・ブラックサンダーが再生、そして合体した姿! どこにもその3体の要素がないぞ! トリプルファイターのアイディアを怪人側に転用したものと思われます。
17話「SAT基地 爆破指令!」に登場の爆破怪人ジャガード。右手の鎌と爆破の因果関係がイマイチ掴めません。いや、鎌のように見えて爆弾をまとめる結束の道具なんでしょうか?
(上の道具は、鉄筋を針金で結束するときに使うハッカーというものです)
怪人のステータスよりもエピソードによって二つ名が決まるシステムなのでしょうか?!
◯まとめ
そんな訳でデーモン軍団でした。
原作を知らないので、一個一個を楽しむというより、ごちゃっと全体の塊感で楽しむ感じ。この大きさのソフビも面白い、と思いました。小さいけれど握って触って確かに存在する。立体物ならではの満足感があります。財布にも優しいです。
今回はいつもの場所でも野外でもなく、オモチャ棚をバックに撮影してみました。良い意味でチープな、ぶたのはなさんの作品は、雑然としたところでワラワラさせても栄えると思いました。想像してたより面白い写真になったので、時々このシチュエーションで撮ってみたいと思いました。
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