今回のレビューはブロッパスさんのホルモラー!!
3月くらいに完全受注生産で販売されて、予定していた到着日は制作が遅れてしまい、2週間ほどズレました。受注生産でインディーズソフビを購入した経験がなかったので、思わずメールで問い合わせしてしまいました。ブロッパスさんにはご迷惑をおかけしてしまいましたが、生産状況などは、Twitter やInstagramを通じて発信していることを教えていただきました。
おかげで、イマイチ使い切れてなかった上記のSNSがオモチャ情報収集ツールとして、真価を発揮しまいた! インスタグラムなんて最高ですよ。好きな作家さんのフォローしたり、ハッシュタグで探したりすると、どんどんオモチャ画像が出てきます。アップロードが楽だからでしょうかね。海外のジャパニーズソフビファンもアツいですねぇ〜。
ちょっと話がズレましたが、ここまで「ザ・怪獣」っていうソフビは初めてでしたので、凄く楽しみです!
◯ホルモン怪獣?
例によってこの怪獣はどんな怪獣なのかわかりません。
ホルモンっていうのは、もちろん焼き肉などに使うホルモンですよね。牛の小腸だか大腸だかの。僕は結構好きな部位ですね。年をとってあまり食べられなくなってしまいましたが……。
ホルモンというのは、昔は日本では食べられず、捨てられる部位でした。穴を掘って捨てられてしまうからホルモン……というんじゃなかったでしたっけ? そんな穴の中で、食べられなかった恨みつらみが凝縮して誕生したのがホルモラーなのではなかろうか。
◯酒池肉林?
酒池肉林とは、封神演義にも出てくる傾国の美女・妲妃が考案した放蕩の限りを尽くした宴を現した言葉です。確かお酒の池に船を浮かべて、そこで酒を飲んで裸の美男美女をはべらせて、木に焼き豚を吊るすとかいう、最後は意味不明な感じだったと思います。
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ホルモラーについては、肉の部分は内蔵そのもののことで、酒の部分は、上の写真のように非常に良く光る蓄光を現しているのではないでしょうか。
なんで蓄光が酒と思うのかというと、昔見たムーラン・ルージュ(2001年)という映画で、アブサンというお酒を飲むシーンがありました。中毒性・幻覚作用があるツヨンという成分のせいで、一時作るのも飲むのも禁止になったお酒でした。映画では、このアブサンというお酒が、蓄光のグリーンに光る演出がされていて、それを連想させるんですよね。
◯頭部
鋭い牙と眼光をしていますが、ホルモン怪獣という名前のせいで、魚のアンコウのように、ゲテモノは美味いという風に感じてしまいます。
◯胴体
肋骨から内蔵が浮き出ています。
太もものところにスプレーされた青のグラデーションがとても綺麗です。
◯背中
手に入れた時は、塗装が少しまばらに感じました。見ているうちに、暗闇でよく光らせるには塗装がない部分が必要なので、このバランスが一番だと思いました。
◯デカイ!
高さ23センチあります。
マックストイさんのトライパスと同じくらい。堂々たるサイズ感!
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さらに、耳? を動かすと……
怪獣対決。陸の幸vs海の幸。
ハンズ・アップ!
ソフビを買い始めて間もないころに手に入れたリアルヘッドさんのサイクログリムと。
今見ると、違う感想を覚えます。ひっどいレビュー書いてるんですよ。お前何様だ、みたいな。消すのも変な感じなんで残してますが……。
◯ちょっとだけよ
いや~ッ、電気消して!
いや~ッ、見られてるぅ!
……というわけで、尻尾だけで自立しちゃいます。凄いね!
◯まとめ
今回は、ブロッパスさんのホルモン怪獣ホルモラー・酒池肉林バージョンでした。
自由奔放な造形と塗装の作品でした。僕の蒐集の中で新しい方向性が出てきた感じがします。ソフビ人形って、昔のゴジラやウルトラマンなどが好きで、大人になっても続いているという人が、多いと思います。僕はそういうバックボーンがない人間なので、とても新鮮に感じてしまうんです。
そんな風に考えていくと、僕の子ども時代のオモチャってプラモデルのBB戦士なんですよね。プラスチックのソリッドな感じが僕の嗜好の根底にある。そんな僕が大人になっても、まだまだ新しい方向性に向かうことができるのは、ちょっとした発見のようにも思います。
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