デザフェス戦利品その2。
MEscape Toyさんのアイレスです。
前回の、のれそれさんの狐面と同じく、3つの大きさがあり、今回紹介するのは一番小さな作品です。
リンクを見てもらうとわかるのですが、アイレスは塗装版もあり、分厚いトップコートがかかっていて、それはもう宝石のような美しさなのです。
イベント後に、通販を予定されているそうで、楽しみにしているのですが、この時期特有の湿気に制作が難航されているそうなので、期待しつつ販売を待ちたいと思います。
大きさは約47ミリです。
レジン製1パーツ。
大理石(マーブル)の名に相応しい色合い。
眼がないからアイレス(eye-less)と命名されたそう。
MEscape Toyさんは、レトロなゴジラのソフビのコレクターで、アイレスは自分なりのゴジラを作りたいという思いから制作されたそうです。
言っちゃっていいのかわかりませんが、当時のゴジラのソフビって、正直似てない。当時の原型師の方が、あまりモチーフに興味がなかったのか、手探りだったのか、ゴジラというよりは、スタンダードな肉食恐竜(ティラノサウルス)のイメージが強いです。
アイレスは、さらに抽象的な形状と相まって、”怪獣の原型”という感じです。純度が高まってオリジン感があり、かえって元になったソフビのパチモノ感がなくなっているのが面白いです。
人形は眼が命って言われますけど、その眼がない人形なので、シェイプに作品のすべてが込められているんでしょうね。
また、目を描いて人形に命が宿るとも言いますが、アイレスは目がないので、主張してこない感じも好きです。
例えはアレなんですけど、ギャルゲーの主人公が前髪で目が見えないのと同じで、自分を投影できるような感じがします。
◯次回予告:デザフェス戦利品じゃないけど
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