今週のお題「上半期ベスト◯◯」
パニック・プレイデートは黄色いキュートな本体に、高精細のバックライトなし(!)モノクロスクリーン、格納式のクランク付きという尖った仕様の最新の携帯ゲーム機です。
このゲーム機は、ゲーム配信方法もユニークで、毎週決まった日に2本、計24本のゲームが届く仕組みです(その他にもゲームは自由にインストールできますし、自分で開発もできます)。
シーズン1のゲーム紹介が終わり、外部サイトや公式オンラインストアのカタログで購入したタイトルを紹介していきます。
今回紹介するのは、イオラマ制作のグランドツアー・レジェンド。プレイデート本体についたクランクを、自転車のそれに見立てた完全3Dレースゲームです。
このタイトルのティザーが公開されるやいなや、洗練されたグラフィックに驚き、絶対欲しい! と思ったタイトルです。
キャラクター選択をします。アジア人・白人・黒人のダイバーシティが確保されたラインナップ。
コース選択をします。
コースはアップダウンがある、きちんとした3Dのコースです。スーパーファミコンのマリオカートのような、スプライト機能による奥行きを表現した平面を走る疑似3Dではありません。こんなローテクなモノクロのゲーム機で、こんな表現ができるとは! データ読み出しなどもなく、スムーズに動きます。
レース中に使うのは、クランクのみ! コースはジェットコースターのようにオンザレールで、コースアウトすることはありません。
では、どこにゲーム性が介在してくるのか?
画面左端のゲージが、スタミナゲージで、一定速度よりも早く回すとゲージが目減りしていき、0になるとBONK(完全にへばった)状態になり、ゲージが回復するまで進むことができません。
下り坂の時は、クランクを回さずスタミナを回復して、登坂はゆっくり回す感じでスタミナ管理して、一位を目指します。
……という感じで、かなりシンプルなゲームで、コースを覚えて、昇降に合わせてクランクの回転速度をコントロールする、というのがタイムを縮める秘訣みたいです。
なんかよくわからないタイミングで、身体が光って加速するタイミングがあるのですが、どうやって発現するのか不明……。
選択キャラクター数が3人、コース数も3つしかありませんし、ゲームボリュームとしても期待できませんが、なにせグラフィックが一級品なので、とても満足しております。レースゲームとしての駆け引きの面白さは単純かもしれませんが、自転車を漕いでる感と、風を切って高速で突き進む爽快感は抜群です。
価格も6ドルと、結構お手頃なので、おすすめです。