パニック・プレイデートは黄色いキュートな本体に、高精細のバックライトなし（！）モノクロスクリーン、格納式のクランク付きという尖った仕様の最新の携帯ゲーム機です。
このゲーム機は、ゲーム配信方法もユニークで、毎週決まった日に2本、計24本のゲームが届く仕組みです（その他にもゲームは自由にインストールできますし、自分で開発もできます）。
シーズン1のゲーム紹介が終わり、外部サイトや公式オンラインストアのカタログで購入したタイトルを紹介していきます。
今回紹介するのは、個人開発者のヒロシ・イデノさんによる固定一人称視点のシューティングゲーム「クランク・アンド・シュート‼」です。
名前から察するとおり、日本人の方で、完全な日本語対応のゲームとなります。
初めて制作するプレイデート専用タイトルということです。
迫りくる悪魔のようなアイコンの敵に十字キーで標準を合わせて、Aボタンで銃を撃つ。沢山敵を倒して、ハイスコアを目指すゲームです。
BGMはキャッチーで軽快。サウンドエフェクトがかっこいい。
超エキサイティング！
弾薬が切れたら、クランクを一回転させて、リロードします。
ガチャガチャっと銃弾がセットされるギミックが楽しいです。
銃弾のリロードは、決まった位置にクランクレバーを納めなければならず、敵が迫ってわちゃわちゃしている時、ミスってしまうと、すごく焦ります。戦場では兵士は機械のようにクールにならねばならぬのです。
銃のトリガーがAボタン、リロードがクランクなので、持ち替える必要があり、不器用な僕はなかなかスコアが伸びません。銃の取り扱いの修練度が必要という、ちょっとしたシミュレーター的側面を感じます。
一定数敵を倒すと、敵がパワーアップし、同時に自身も強化されます。
ランダムの3つのアップグレードの中から選択するという方式は、最近のローグライトで慣れ親しんだシステムです。
しかし、プレイデートで日本語がしっかり表示されるの新鮮だなぁ。
ガトリングガンは、一定時間クランクを回している間は弾丸打ち放題となり、爽快です。
クランクというプレイデートの特徴的なインターフェース1点に注視して活用したタイトルという感じです。
最近の流行りのゲームのプレイデート版という感じではなく、かつてのLCDゲームの現代版という感じで、制作者本人のオリジナリティを感じます。
あくまで今作は、プレイデートタイトル処女作として作りやすいタイトルを目指して制作されたことからも、以下に不満点をあげますが、もしエゴサされて読んだとしても、今後の期待を込めた要望としてポジティブに捉えていただきたいのです。
ゲームデザインにおいて、現在のエイムに十字キーを採用した仕様は不満に思いました。
今回採用されたエイムシステムの場合、もっと一発の弾丸の意味があるようなシチュエーション、例えばスナイパーライフルや大砲を使った場合のほうがマッチしているように感じました。
敵の出現エリアの広さに合わせたピーキーなカーソル速度の速さ・移動速度が一定で微調整が難しく直感的なエイミングが出来ません。操作に慣れが必要ですし、クランク操作による弾込め動作の本物感との落差がおおきく、トレイラーにあった、撃って撃って撃ちまくってヒャッハーなトリガーハッピーな状態に通常銃では下手くそな自分はなれなかったです。
ゲームを作れない素人の軽はずみな思いつきであることは承知ですが、十字キーを使ったエイムを採用する場合、例えばパワプロの投手サイドのように、ニュートラル状態を真ん中とする9分割でエイミングするというのはどうでしょうか。
撃つ、狙う、弾込めするが、よりスピーディーでトリガーハッピーな気分になれるのではないでしょうか。
あるいは、プレイデートには、ジャイロセンサーも搭載されているので、傾きでエイム操作できれば、十字キーで4種類の銃を使い分ける（加えてABボタンの操作も無理ではない）とかもできます。モノクロのレトロなゲームの見た目して、実は直感操作ができるというネオレトロ的面白みも感じられます。
日本語化されたプレイデートのタイトルがこの手にできることが嬉しく思います。
今後も新作リリース続けてほしいです！
Crank and Shoot!! はカタログにて5ドルで販売中です。
購入元-Playdate game Crank and Shoot!!
Playdate情報Updateバックナンバー:
シーズン１全24本のゲーム紹介記事:
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