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ソフビ雑記46: 作家との距離感

ソフビそのものについて、僕の浅い知識と独断と偏見でアレコレ勝手に語る、ソフビ雑記のコーナーです。

 

数ヶ月前に、とある玩具展示会があり、事前応募が必要だったため、アンケートに答えました。結果が返ってこなくて、残念ながら不参加でした。どうやらアンケート内容が駄目だったみたい。

おそらくアンケートで、ちゃんとしたコレクターか、転売屋かを判別していたんだと思うのですが。

アンケートには全部ちゃんと答えましたし、何が駄目だったんだろう、と気になってます。

すこし引っかかったのは、アンケートに「仲の良い作家さん」 がいるかどうかという設問がありました。

長くコレクターをやってると、作家さんとのやり取りが増えて、仲良くなっていくことがあると思います(勘違いかもしれんが!)。でも、こっちが一方的にこの作家と仲いいぜ、って吹聴するのは無理でした。

そんな訳でアンケートには、「いません」 と記入したのですが、それが理由で入場拒否されたんですかねぇ……。いや、マジで何が理由だったんだろう。

 

話変わって、最近、ソフビを全く集めなくなった方がいまして、収集の方向性がゴロリと変わってしまったので、お話を聞いたら、その方はとにかく集めたい欲求が強い方で、一生懸命アピールしても、当たったハズレたで気落ちしてしまうのに疲れてしまったということでした。別に価値やレアリティが高い・珍しいから欲しいわけじゃないので、ソフビに執着し続けることはなくなったということでした。

この話をどうとるかは人それぞれですが、もちろんコレクター仲間が減って残念だなとも思っていますが、自分はとてもスマートな判断だな、と思いました。

こういう話を聞くと、(自分もそうだったんですが)作家はもっと沢山ソフビを作るべきだとか、転売するやつが悪いとか、セレブやインフルエンサーが寡占してるとか、誰目線なのか、こうすれば皆んな幸せになるのにみたいな思考をしてしまいがちでした。

 

ソフビの数が少ないのは、作家さんの作業量の問題だし、工場発注の大量生産されて作品の寿命を縮めてしまった例もあるので、致し方ないことです。コレクターが必死にアピールして、それが他者からみると媚びるような姿なのも、それだけ真剣に欲しいと思ってる姿なので、揶揄される謂れはありません。コレクター側から業界に物申すみたいなことをする資格はなく、不満なら自らメーカーや作家として、自分の手で変革を志すしかないのでしょう。

作家さんが「この人は自分の作品の買い手としてはふさわしくない」 と感じるならそれまででしょう。

なんか、よっぽど玩具イベントに参加できなかったのが不満なのね、みたいな記事になっちゃったな……。

そうだよ、悔しい!!!

 

次回のソフビ雑記は、抽選販売の公平性をテーマにします。

 

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