今週のお題「わたしのコレクション」
ソフビそのものについて、僕の浅い知識と独断と偏見でアレコレ勝手に語る、ソフビ雑記のコーナーです。
はてなブログの今週のお題が、僕にとって不可避のものだったので、コーナー更新します。
自分が何を集めているか、と問われれば、オモチャなんですが、特に熱が入っているのがソフトビニール人形です。特に個人制作による作品を集めています。ゆるく可愛らしい造形、簡単に破損しないこと、(賛否あると思いますが)小ロット制作による希少性もコレクション欲求を高めてくれます。
ブログ満10周年を記念して、これまでのオモチャ投資額を集計してみると、500万円をオーバーしていました。
後悔はないのですが、今後も同じペースで集めるには、家にスペースがないですね。実際、写真撮影した後にダンボールに片付けてしまっている作品もあります。
今年でオモチャ集めをしだして、10年目となりますので、当時を振り返ってみようと思います。
ソフビを集めだして、最初のころは非常に血気さかんで、なんでもかんでもって感じでした。
リリースのペースも遅かったですし、作家さんも今ほどいっぱいじゃなかった(知らなかっただけかも)、イベントや抽選で一喜一憂、アイツまた買えてる、アイツ転売屋じゃないの、みたいなヤッカミと嫉妬のオンパレード。
転売行為を無くして、コレクターに作品がちゃんと届くにはどうすればよいのか、LINEのグループチャットで1日何百件とコレクター同士でやり取りしました(作家でもないのにね)。
今思うと、一番楽しかった時期で、一番シンドかった時期かもしれません。
ブームが到来して、気の狂ったような価格になる時期が来ました。今日売られたものが、販売価格の5倍、10倍で転売されて、それが売れてしまう。大陸のお金持ちが、「なんでもかんでもって感じ」になっていた時期です。
僕はそのころ、倦怠期と言えばいいんでしょうか、ちょっとコレクション熱が冷めていて、ある程度静観していた(と思ってるだけかも)と思っています。知識だけが増えてしまっていて、新しい作家さんがでても、何々に似ているとか分析してしまって、面白みを感じられなくなってしまっていました。今思うとかなり青いですねー。
この時期に、買っておけば、とか思う作品もたくさんありますね。中古市場で、たっけーな、と思ってスルーしていた作品が、その後新作が出ずに、本当に手の届かないものになってしまった。抽選の機会あったのに、好みの彩色や成型色じゃないと選り好みして応募しなかったら、その後に人気作家さんになってしまい、全然当たらなくなってしまった、とか。
現在は、コレクション歴の第三期にあたると思っていて、気持ち的に一番楽です。
これだけ長い間、一つのものに熱中していて、未だに新しい発見があり興味が尽かないということ。抽選応募がハズレても、いつかきっと当選した時、めちゃくちゃ嬉しい瞬間が残してくれているだけだ、と落ち込まないメンタルになってること。
今もこの趣味が続けられて、本当にハッピーです。
自分は今年で40歳になり、残りの人生を考えると、あとどれほどこうやって趣味に没頭できるのか、と考えます。
残されるコレクションのこととかを考えると、昔は終活のときにコレクション整理とかやる時期が来るのかな、とか漫然と考えていたんですが、多分経済的に困窮していなければ、僕自身でなにかするということは無さそう。
個人的に、今後数年の間に、コレクション整理するコレクターが出てきて、中古市場がめっちゃ賑わうゴールドラッシュな時期がやってくると思う。あの時買い逃したアレとか買えたらいいなー。
自分が80くらいで死ぬとして、今から40年後には、自分のコレクションの価値がどうなっているのかわからないです。僕が思うに、二束三文になってる訳ないですし、今でも作家さんによっては、一個数十万、数百万円の値がつく作品があるので、僕のコレクションも投資額より上になってしまう、ということもあり得る。原油が枯渇して、ソフビが作れないってなれば、尚更価値は上がるでしょう。
家族に自分のコレクションの価値がわかってない人がほとんどなので、常日頃、僕が死んだ後は受け継ぐなり、ちゃんとしたところで処分してね、とは言ってるんですが。
あと、ネットの知り合いで、タダで譲る約束してた、とかそういうのは今の所ないから、来たらドロボーと思え!! と言ってます。
自分が死んだ後、損をするのは残された者なので、僕としては死んで何も感じないし、どうぞご勝手に、って感じかな。価値があるなら、ちゃんと巡って、然るべき人の元へいくでしょう。