昨年のAmazonブラックフライデーセールで購入した(別に安売りしていた訳ではない)、保温性を向上する効果のあるライナーです。
以前、夏にシルク・コットン混紡の同社のライナーを購入したのですが、縫製が雑に感じましたし、単純な筒状の作りで、向きが暗いところではわかりにくく、使い勝手の悪さを感じていました。肌触りは良いし、一枚あると十分な暖かさがありましたが、厳冬においては、あまり頼りにならない感じ。軽いので、使うシーンは十分あると思いますが。
今回購入したライナーに使われているサーモライトは中空構造のポリエステル繊維で保温効果があります。購入したのはフリースタイプを除いて、一番重たく(公称値399グラム)、保温効果の高いエクストリームというモデルです。僕は冬の山は登らない(登れない)ので、キャンプにて使うつもりですので、重量は度外視して、性能を追求。スタッフサックがついてきますが、それは不要。寝袋の中に丸めていれておけば良いです。
生地は、非常に伸縮性が高く、手触りが良いですが、普通の布です。
結構ペラめ。ですが、実際キャンプで使ってみたら、とても暖かかったです。
本当に+15℃も効果あるのかわかりませんが、あるのとないのとは雲泥の差。
ダウンの軽さと暖かさに敵うものではありませんが、テント内の結露、汗や吐息の水蒸気でダウンのかさが目減りしてしまい、寒さで目が覚めてしまうという経験はあるはず。化学繊維は、その点、絶対的な信頼性があります。
ダウン+化学繊維という二重構成で保険をかけることができます。
冬季用のダウンをもう一つ購入するというのは、なかなか財布に負担がかかるものですし、スリーシーズン用ダウンシェラフに、保温効果の高いライナーという組合せは、なかなか潰しが効くのではないでしょうか。
所持しているキルトタイプのシェラフと並べたところ。
十分な丈があります。欧米人用って感じ。
ドローコードが付いています。
トラベルライナーよりも厚みがありますし、口の部分に加工があるので、暗い中でも容易に身体を入れることができます。
ライナーはこいつで決定です。夏はこれ一枚でも使えますし、気温によってシェラフだけとか、そういう使い方ができます。コットン+シルクのトラベルライナーも同価格帯なんで、回り道してしまった感もありますが。
簡単に洗濯できるのも良いです。
シリーズの紹介
+8℃、248g。
+11℃、286g。保湿性能を向上しつつ、重量を微増。丈が少し短いようです。
購入したもの。
+15℃、399グラム。丈が長く、性能が高いぶん、重いようです。
フリースタイプ。
+18℃、約420g。
お値段が約一万円なので、購入断念。