山登りに付随してキャンプをしてきた僕にとって、キャンプ場でのキャンプは、勝手が違って面白かったです。キャンプ場では、時間的にゆとりがあり、明かりがないと何もすることがなくなってしまいます。焚き火をして、ゆっくり時間を過ごすという楽しみ方もできます。山登りでオーバーナイトする時は、さっとご飯食べて、あとは寝るだけでした。
一方で、この道具は、自分には不要だな、と思うものがあります。
基本的に、「映え」を意識すると道具が増えちゃうんですよ。……ようするに、そういうキャンパーへのやっかみです。
必要な人がいるから商品としてあるんでしょうけど、一度キャンプしてから、自分には必要・不要を見定めて購入すればいいんじゃないでしょうか。
はし
割り箸でよくないか? って思うんです。
割り箸は、間伐材や木材として使わない部分を使っているエコなものです。使いっきりなので衛生的だし。
日本にチョップスティックスの文化があってよかったです。はしは万能すぎ。
フォークとナイフ
スプーンは必要です。はしでは液体をすくえないから。
でも、フォークははしで代用できるし、ナイフで切り分けずに、そのまま大胆にかぶりついけば良い。キャンプでのナイフって、切り分けて断面を撮影して見せびらかすためだけにあるんじゃないか。
まあ、肉をナイフで切り分けて、フォークで刺して食べると雰囲気は出ますが。
そのために荷物を増やすのは、僕は嫌だな。
まな板
キャンプ場でどう調理するのか?
家で下準備しておいて、ジップロックに放り込んでおけばいい。パックで買った肉は切り分けて、下味をつけておく。野菜はカット済みのものを買っておく。材料の無駄もないし、味も染みているだろうし、調理が楽しいとか、やってる感演出したいって欲求はわかるけど、ソロの場合はいらんでしょ。
具材を現地で切り分けない、それだけでテーブルも不要になり、調理用の刃物、調味料の一部も不要になる。かなりの軽量化ができます。
下準備する時間がなく、現地調達しかないとかでも、具材選びで、現地での調理は回避できると思うんだけどな。
火吹き棒
カッコいいのはわかりますが、そんなに空気送り込むかなぁ。
両手で筒を作って吹けばよくねぇ? 紙を丸めて筒にすればよくない?
自分の使ってる二次燃焼ストーブならなおさら不要に感じました。
鉄板
この手のアイテムも一時期、憧れたんですが、肉を焼くという結果を求めるだけなら、鍋の底で焼けばいいです。鉄板は焼く道具、鍋は煮る道具という区分けが、道具の数をふくらませ、重量を多くするんです。
見栄えは悪いけど、鍋でも肉を焼けますよ。鉄板では到底焼けない量の肉と野菜をドチャッと鍋にぶち込んで蒸し焼きにするんです。火が通ったら、タレをドバっとかけてからめば良い。鉄板のように内容物が溢れません。
蓄熱がどうのこうの……うっせぇ、外で肉を焼けば、なんでもうまいんだよ!