PC版が発売するやいなや、瞬く間に15万本のセールを記録したループヒーローをプレイ中です。
カードを使用したボードゲームのようなプレイフィールのシングルプレイのローグライク・ストラテジーです。
時間が溶ける、溶ける、中毒性の高さ。ジャンルは全然違いますが、ダンジョンメーカー級です。
8ビット系の格調高き、レトロ風グラフィックがとにかく最高な一本。
物語は、世界崩壊から開始します。
こうして終わったかのように見えた、世界ですが、ひとりの戦士とキャンプ地、そしてスライムが無限に湧き出るループ状の道だけが残されました。
バトルはオートで、行動バーがたまると攻撃をします。
敵を倒すと、キャンプ地を発展させる資源、プレイヤーキャラの装備、そして失われた世界の記憶の断片であるカードを入手できます。
カードはマップ上に配置することができ、ここからも資源をゲットしたり、キャラクターを強化することができます。
カード効果に書いていないシナジー効果が隠されていて、それを見つけるのも面白いところです。
最初、理解できなかったのが、このカードの配置には、メリット・デメリットがあり、デメリットの方が大きいと感じたことです。その多くが、配置すると強い敵も出現させることになります。
敵を倒すと強力な装備を落としてくれます。
装備は、単純に攻撃力の強い弱いだけではなく、様々な追加効果があります。よりよい性能の装備を探し、組み合わせるハクスラ的な楽しさがあります。
調子にのって、強い敵ばかり出現するようにカードを配置してしまうと、みるみる主人公のHPが減って、倒れてしまいます。
つまり、このゲームは素早くカードを配置して、マップを完成させるゲームではなく、主人公がうまく成長していくように、良い難易度調整をしていくゲームマスターとなるゲームと僕は解釈しています。
マップを完成すると、ボスが出現します。うまくキャラを強化しないと太刀打ちできません。それだといつまで経っても難易度が一緒なので、一旦キャンプ地に戻り、資源をつかってキャンプ地を発展させていくことで、プレイヤーキャラをアンロックしたり、強力なスキルが使えるようになったり、初期装備を強くしたり、と強化することができます。
ちょっと疑問なのは、ストアページには、「死神が無限のループへと世界を投げ入れ、命あったものは終わることのない混沌へと落ちていった」とあるんですが、プレイした感じ、死神は世界を終わらせたけど、ループしているのは、想定外って感じなんですよね。そのあたり、ちょっと変に思いました。
まだチャプター1をクリアしていませんが、長く遊べそうな一本です。また、AAAみたいなリッチなタイトルと違い、スキマ時間にちょっと遊んでみようかな、と思えるライトさが良いです。それで何時間も溶けるんでしょうけど……。ゲームにかかりっきりにならなくても良い、放置系要素もあるため、ラジオとかポッドキャストとか、一瞬で下火になったクラブハウスとか聴きながらプレイしてもいい感じかと思います!