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Playdate Season1ゲーム紹介: Zipper by Bennett Foddy

パニック・プレイデートは黄色いキュートな本体に、高精細のバックライトなし(!)モノクロスクリーン、格納式のクランク付きという尖った仕様の最新の携帯ゲーム機です。

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このゲーム機は、ゲーム配信方法もユニークで、毎週決まった日に2本、計24本のゲームが届く仕組みです(その他にもゲームは自由にインストールできますし、自分で開発もできます)。

現在配信中のシーズン1のゲームの紹介記事です。

第何週目になんのゲームがとどくのか、ネタバレになってしまいますので、記事にはナンバリング等はしません(日付でバレるけど)。

今回届いたゲームは、ベネット・フォディ開発によるジッパーです。

ベネット・フォディさんと言えば、ツボ男がハンマーを振り回す精神耐性を求められるゲームを開発したことで有名。今回もさぞかしクセの強いゲームなのでは、と身構えておりました。


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初見プレイ時、クオータービューの美しいグラフィックに心を打ち抜かれ、ローグライクゲームであることに驚きました。そして、操作方法が全然わからない……。当初は、このゲームは鬼ごっこをするゲームと勘違いして、敵に追いつかれないように逃げ回ってました。そして、クランクを回すと、プレイヤーが半透明になる……これって気配を断ってるってこと?? しかし、こちらが動かなければ、相手も動かないし……やり過ごすこともできません。

 

動画を視聴して、理解したのですが、プレイヤーは、将棋の飛車のような動きをします。縦、横に無限に動けるんですが、行動を終了したと同時に、敵も動いたマスの分に動きます。
カーソルを敵正面か、敵のサイドを通過させるようにしてAボタンを押すと、一撃必殺の剣で、敵を一刀両断します。プレイヤーも同じく、一撃死です。ゲームオーバーで最初から。

まさしく、ローグライク・ブシドーブレード。緊迫の間合いの図り合いです。

 

クランクを回すことで、自分が動いたぶんの敵の行動予測が表示できます。

写真の場合、前衛を切り結んで、後衛の位置が破線で表示されています。

当初、敵行動予想の表示方法をクランク操作にしたのって、なんだか無理やり感を感じたのですが、遊んでいると、ちょっと邪魔くさいと感じるクランク操作にアサインしていることがミソと感じました。

ついつい、面倒くさがって、予測もせずに猪突猛進してしまい、目測誤って斬られてしまうことが多発。敵の配置は、時々は変化するのですが、しばらく固定されますので、初期配置と行動パターンを覚えておけば、テンポよくステージ攻略が可能です。

 

こんな感じで、敵を一列になってるような場面で、脇を素通りすれば、鎧袖一触とはこのことよ! とばかりに、気持ちよく一気に一刀両断することができます。

敵は、正面から打ち合うと殺されてしまう槍使いや、正面に立つと手裏剣を投げてくる忍者など、特性のある者が出現してきます。その特性の異なる敵の組み合わせによって、行動に縛りが発生してきて、パズルのような感覚もでてきます。

 

多くのプレイデート用のタイトルが、既存のゲームデザインに、クランク操作を組合せたものである中、ジッパーは、これ単体が極めてユニークなゲームデザインです。ソロVS集団戦のゲームデザインとして、画期的かつ理にかなうデザインだと感じました。

 

 

 

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