しまった、昨日アップするつもりで下書きしておいたのに……
ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドの100年前の戦いを描いたスピンオフのゼルダ無双・厄災の黙示録の体験版をプレイしました。
ゼルダ無双は、WiiUでオールスター共演の独立したスピンオフが登場していますが、今回はブレスオブザワイルドの前日譚となり、外伝やスピンオフは別に興味なし……というゼルダファンの人にもかなり注目されていそうなタイトルです。
しかし、コーエーはペルソナ5Sに続き、本編の続編、前日譚とも言うべき内容を任されるなんて信頼篤いんですねぇ。
以下、ブレスオブザワイルド本編及び、ゼルダ無双~厄災の黙示録~冒頭部分のネタバレありのレビューとなります。
オープニングはガノン対抗の切り札だったガーディアンがハッキングされて危機的状況。ええッ、ここからスタート?! もう絶望的やないかい。
ひとつ個人的な懸念があり、ブレスオブザワイルドの100年前といいますと、ガノン復活により、ハイラルは荒れに荒れ、英傑たちは敗北し、リンクも深い傷を負って昏睡中という未来が確定しており、どうやってもバットエンドじゃないですか。そんなゲームのエンディングあり?! と思ってました。スターウォーズにおけるローグ・ワンみたいな、任天堂らしからぬ悲劇を描くのかな、と恐くもあり、反面楽しみでもありました。
そんな心配は、オープニングですぐに払拭されます。ガノンの思念の支配を逃れたガーディアンが、時を越えてガノン復活前へとタイムリープするという始まりです。シーカーストーンにはワープ(ファストトラベル機能)がありましたけど、時間跳躍すら可能な技術があったとは!
ガノンの危険性と未来の破滅の予言、シーカーストーンの能力をアンロックしてくれるサポートメカ兼マスコットという感じ。最初にローグ・ワンの話振りましたけど、このガーディアンがなんかR2-D2っぽいですね(笑)。
つまり、これってIFストーリー、別世界線の物語なんです。悲劇的ラストにはならない……と言うことは、あの四人も……?! うわぁ……胸熱!!!
上手いスピンオフ展開だなぁ。
でもよくよく考えてみると、本編だって、例えば「時のオカリナ」で勇者が現れなかった世界が「風のタクト」(だったような?)っていう裏設定もあるようですし、ゼルダっぽいやり方なのかもしれません。
タイムリープした先は、まだガノンが復活しきっておらず、魔物の活動が活発化したころのハイラルです。ブレスオブザワイルドで荒廃していた城下町も健在ですが、魔物が攻めてきており、兵士達が集められていました。その中に、まだ名も知られていない一人の兵士がいました。我らが勇者リンクです!
いきなり大量のボコブリンです。すごい量だ!! エンカウント方式だったペルソナ5Sとは異なり、エリアマップ方式のいつもの無双です。やはりSwitchの性能ゆえなのか、残念ながらフレームレートは不安定で、ラグが目立ちます。操作そのものは軽快で爽快です。
簡単なボタン連打でド派手なアクションを決めてくれます。
本編であんなに硬かったザコ敵をバッサバッサとなぎ倒せるのは爽快です。もしかして、リンクは100年前のほうが強かった?
ブレスオブザワイルドをプレイ済みなら、ニヤリとするアクションをしてくれますよ。
無双における武将的な強敵も登場。
リモコンバクダンやアイスメーカーといった各種ギミックを使った攻撃が可能です。トゥーン調の背景のオブジェクトが豪快に破壊できます。
また今回は、リンク以外のキャラクターも操作可能で、自由にいつでも変更可能。操作や能力も異なるため、単純爽快だけど故に飽きやすいという無双の弱点を克服しているように思いました。
コログもいますよ。流石に単純に探し出すだけっぽいですね。
感心したのはマップ画面。今回はもちろんオープンワールドではないのですが、ブレスオブザワイルドのマップがそのまま使われています。マップ上に次の戦闘エリアのアイコンや、その他様々な収集物のお使いイベントいが表示されるのですが、これをクリアすることでライフが増えたり、能力が強化されます。つまり、マップ選択とサブイベント一覧・能力開放・スキルツリーを一緒にしてしまった画期的なUIなんです。
シナリオはリッチなカットシーンで描かれます。なんかリンクがブサイクになってしまった(笑)。
ブレスオブザワイルドをプレイしていてエンディングを迎えて感動と同時に寂しさや悔いが残ったのなら、このタイトルは、プレイせずにはいられない物語になりそうです。
……サイバーパンク2077が控えていなかったらな~!
あっ、もちろんブレスオブザワイルド2も楽しみにしてますよ。
ゼルダ無双・厄災の黙示録の発売は本日11月20日です。体験版のデータをそのまま引き継げるようなので、まずは体験版をプレイしてみてはどうでしょう?