またしても自立について書くよ。
就職活動用の靴を買うって、「自立」を象徴しているよね?
13年前、バイトで貯めた約30万円を握りしめ、紳士靴とiMacを買いました。
靴なんて何も知識が無かったので、高島屋の紳士靴売場で店員に聞いて、「はじめての革靴はスコッチグレインをオススメします」の言葉のままに購入しました。
そしたらiMac代が足らなくなり(無計画!)、アップルストアで値切ってしまう事になりました(なんか当時は普通にできたんですよ。「値段交渉いいですか?」って言ったら、「良いですよ」って気軽に)。
そうして手に入れたスコッチグレインの靴ですが、日本製なので、甲高扁平な日本人の足型によく馴染み、材料の革は社長自らの目利きで仕入れた、質の優れたものを使用しているそうです。
友人の結婚式や、スーツ仕事する時なんかに大活躍してくれました。最後に履いたのは6年ほど前、お馬鹿なことに雪の中を歩いてシミを作ってしまい、もうダメだーってなって放ったらかし。
YouTubeで靴磨きの動画を見て、「面白そう!」となり、シューケア用品を購入してみました。
右が磨く前の靴です。
ヒデェ……。
シューケア用品はセットになっていて、評判の良いやつを購入。
いろいろ内容が違うセットがあるのですが、汚れ落としと靴クリームの入った一番ベーシックなものを選びました。
靴クリームは黒ではなくニュートラルにしてしまったのは、自分の選択ミスです。
どの色の革靴にも使えるみたいなので、まあ良いか。
状態はかなりヤバメ。
シミ。
銀面(革の表面)も凸凹。
まず紐を取る。この紐は捨てて、新しいのに変えます。
ホコリを軽く拭いて取ります。
シューケアセットの中身。
だいたい3500円くらいです。個別に集めると5000円くらいでしょうか。
取扱説明書。
何が入っているかは使いながら説明します。
まず、馬毛ブラシ(黒くて毛が柔らかい方)で、ホコリをきっちり落とします。
強くこする必要はないようです。むしろ優しく、革を傷つけないように。
次にシューキーパーを装着するんですが、ケチって用意しませんでした。
シューキーパーによって、型崩れを防止し、シワを伸ばして作業しやすくなります。
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安いのだと数百円です。
これは用意した方が良かった。
新聞紙でやったんですが、たぶん靴の形が崩れます。
次にステインリムーバーで汚れ落とし。
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付属のクロスに少量つけて、優しくこすっていきます。
直接かけたり、付けすぎるとシミになります。
下が汚れ落とした方。若干マットな質感になってる?
次は靴クリームです。
革に栄養を与え、保湿をします。油脂を含むので磨くと光沢がでますし、スティッチ部分に擦り込めば防水性も上がるそうです。
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補色したい場合は、色付きのやつもあります。
この茶道のお茶たてみたいなブラシで塗布します。
たっぷり入っているんですが、ほんのちょっとで良いみたい。
かるくトントントンと置いてから、薄ーーーく伸ばしていきます。
指で塗る方法もあるみたいです。油脂を体温で溶かすので浸透性が良いとか。
次は豚毛ブラシ(白くて硬い方)でブラッシングします。
余分な靴クリームを除去して、革表面を刺激してクリームが浸透しやすくする目的があるそうです。
仕上げのポリッシュです。
ピカピカしている方がポリッシュした方です。
こう見ると全然違いますね!
一応磨き終わりました。
くたびれてはいるけど、十分履けそうです。
しかし、今回の僕はそこでは満足しませんでした。
靴紐を買うついでに買いました。
靴クリーム黒とミンクオイルを。
ミンクオイルは油脂分が強すぎるので、紳士靴の場合柔らかくなりすぎるため、今回は使いません。でも買ってしまった。まあ、他の革用品に使えるでしょう。
こういうところを補色します。
おー、きれいになった。
再びポリッシュし、新しい靴紐を通して完成です。
ど定番な形だからか、13年経っても古びた感じはしませんね。
さらにピカピカにしたい場合は、ワックスがけすると良いみたいですが、革が呼吸できなくなるみたいなので、日常使いするぶんにはここまでで十分かな……。
なかなか靴磨き楽しいです!
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