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Xero Shoes-ゼロシューズ / ベアフット・ワラーチサンダル3種一気にレビュー!

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年間の2/3はサンダルで過ごしています。

ルナサンダルの鼻緒が壊れて、次のサンダルを探していたのですが、昨年のサイバーマンデーセールを利用して、アメリカから安価に大量にサンダルを仕入れました。

メキシコ北西部、コッパ―キャニオンと呼ばれる山奥で暮らす先住民族ララムリ(タラウマラ族)は廃タイヤを使ってワラーチというサンダルを作り、高低差の激しい道のりを何十キロと走ります。

そんなタラウマラ族とワラーチに魅せられ触発されて、ルナサンダルやベッドロックサンダル、今回紹介するゼロシューズが誕生しました。

 

ゼロシューズの創設は2009年。足の故障に悩んでいた創設者のスティーブン・サシェンが著書「Born to Run」をきっかけにベアフットランニングに出会い、妻のレナや有名シューズメーカーの元デザイナーなどの協力を得ながらブランドをスタートさせました。

BORN TO RUN 走るために生まれた ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族

BORN TO RUN 走るために生まれた ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族"

 

 

日本では、日本代理店が長らくなかったのか(最近、インスタグラムにゼロシューズ・ジャパンのアカウントができました)、おそらく個人輸入業者も多く、価格にかなりバラつきがありました。通常価格はサンダルで40ドルから70ドルくらいで、日本では業者によっては倍以上ふっかけてくるところもあります。

 

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自分は一気に4足も買っちゃいました……。

だって、セールで一足15ドルくらいになっていたんだモン……。

送料は20ドルくらいでした。

 

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こちらのサンダルの特色は、ルナサンダルやベッドロックサンダルなどに比べると、ヒールカップがセパレートになっていて、やや近代的な作りになっている点でしょうか。最近のファッション傾向からすると、プリミティブな印象のルナサンダルやベッドロックサンダルのほうが人気がありそうです。

かつて自分が使用したルナサンダルにくらべると、レースのつくりはかなりシンプルで、ソールの厚みが薄いという印象です。

 

メーカーラインナップで特徴的なのは、一枚のシートから自分の足型をとって作るDIYキットが販売されていること。今回のセールでは、それより出来物のほうが安かったので、残念ながら購入断念……っていいうか、数年前に自前でビブラムソール買って自作できるようにしてるんですけど……例の如く放置……。

 

今回購入したのは、以下の3つのプロダクト。

 

Venture Ready-to-Wear Men's Barefoot Sandals

 ベンチャーというモデル。現在はジェネシスって名前になってるようです。

ゼロシューズの中で一番基本となるプレーンなモデルです。

サイズメンズの7(26センチ相当)で実測142グラム。

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Cloud - Men's Barefoot Sandal

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クラウド。日本ではアムリクラウドとも言うみたいです。

ベンチャーとの違いはフットベッド(中敷き)の部分が、クッション素材になっていて、長距離歩くのに適していると思います。ゴールデンウィーク旅中はずっとこれで歩きました。

このふわふわしたクッション性が「クラウド=雲」の由来と思っていたのですが、ベンチャーと比べると軽量に作られている点も合わせてのことだと思います。

サイズメンズの7(26センチ相当)で実測123グラム。

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Xero Shoes メンズ

Xero Shoes メンズ

 

 

Z-Trek Lightweight Sport Sandal - Men

ゼットトレック。上の2つは鼻緒のあるレーシングでしたが、こちらは違って普通のソックスのままでも履くことができます。

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重さは今回買った中で一番重くて、サイズメンズの7(26センチ相当)で実測181グラムです。重いといっても他メーカーの普通のサンダルに比べたら軽いです。

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ソールパターンは全部共通でした。

歩行につかうなら、おすすめはクラウドかな。

ゼットトレックも、見た目が独特でいいです。

 

履き方

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ヒールカップに、しっかりかかとを入れます。

なので、サイズはしっかり自分にぴったり合ったものを購入しましょう。

 

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かかとに調節がついているのでしっかり固定。

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足首で固定して、指先が自由になるのがワラーチサンダル独特の部分だと思います。

履くときはちょっと煩わしいです。ちょっと外に出るのに「ひっかける」って感じは無理です。

 

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ベンチャーとクラウドのかかとには滑り止めがついています。

 

ベアフットサンダルの利点・注意点

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この種類のサンダルは厚みが非常に薄く、接地の衝撃はダイレクトです。厚みのあるソールの靴と同じように、かかとから地面に接地すると、遠くない未来に体を壊します。

こういったサンダルを履いたときの歩行方法は、フォアフットと言って、つま先(親指の付け根の母趾球)から接地します。

慣れないうちは、疲労骨折なんかトラブルを招くので、徐々に慣らしていき、フォアフットに適した筋肉を作って行きましょう。

理想の歩行・走行方法というのは、実のところ一種の幻想であると言われていますが、フォアフットは人間本来の走り方と言われています。クッション性の効いたスニーカーにより、衰えた筋肉を鍛えることによって、膝などの痛みを和らげたり、基礎代謝を上げたり(ダイエット効果)できると言われています。

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ルナサンダルの紹介記事

smoglog.hatenablog.com

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