3月に抽選販売されたミロクトイさんのビシャモーンクライスト第一期濡羽色です。
毎度恒例ですが、新規キャラクターは未彩色で2種販売され、もう一方は赤黒紫色でした。
全高約27センチ、9パーツ構成です。
僕はオモチャを購入すると、まずインスタグラムにアップします。もちろん自己承認欲求もあるのですが、加えてブログ記事にする順番のリストにもなっています。ファーストインプレッションはこっちで済ませることが多いです。その後数週間から数ヶ月かけて、いろいろ妄想したり、資料を読んだりしてから記事にすることが多いです。
今回はその準備期間で助かりました。
大阪でご一緒したコレクターさんに教えてもらったんです。
最初は三弥一体でしょ、クライストでしょ……だから単純に仏教とキリスト教を融合したのかな、って思ったんです。ところがどっこい、このクライストは、あのシール付きのチョコレート菓子のクライストでした。シールを横にしてディテールを見ていくと、なるほど! となります。ターゲットマーク付きの左目や、特徴的な足のカタチ。
クワッと睨みをきかせています。
後頭部も。
兜の中には3人のミロクマルが。
これが三弥一体の意味するところでしょうか。
肩には邪鬼が張り付いています。
毘沙門天は、持国天、増長天、広目天と合わせて四天王と呼ばれる武神です。
Dr.ミロクシリーズには、三天王というメカがいましたよね。顔のカタチも似通っていますし、繋がりがきっとあるはず。 今回それで周りにワラワラさせました。
背中。
お尻の顔は不敵な感じ。
この足のカタチがあのシールのクライストにクリソツ。
教えてもらうまで気が付きませんでした。
卒塔婆に似た杖のような武器。毘沙門天の武器は、宝棒と言うらしいです。毘沙門天はインド神話の財宝神クベーラを前身とし、もともと戦いの神ではなく、宝の守護神だったことから由来するのでしょうか。
先端は宝珠の形状、毘沙門と書かれています。
裏を返すとコチラにも3体のミロクマル。
僕はこんな想像をしました。
この宝棒は打撃武器と同時に、三天王を操る指揮棒の役割を持っているのではないかと。
ビットのように操られた三天王&ホッピング邪鬼つぶしが、邪鬼を潰して吸収する(肩の邪鬼つぶしがそれ)。
最後にもう1点、指摘して置かなければならないのが、ソフビの多くが素立ちを基本とし、動かしたときのポージングのぎこちなさ・稚拙な感じにある種の「味」を感じている部分があります。
今回のビシャモーンクライストにおいては、ポージングさせると無理なく仏像的なポーズがバッチリ決まります。これまでの流れをまとめると、「マッシブアタック」や「セベック」の肩部分の固定して、あえてポージングの自由を制限した状態にし、最も美しい仁王立ちに固定。「シャカッチ」は天上天下唯我独尊の決めポーズを択一していました。「ドーピングマッシブ」、「護法戦神ロボ」では逆にポージングを自由に。今回がこれまでの集大成、完成形を見た気がします。
この手の形状と、斜めを見下ろす視線がいい仕事しているんだと思います。
(ブログ一ヶ月連続更新チャレンジ20日目)
オススメ記事