MIROCK TOY / Dr.Mirock :Massive attack [solid black]
仏像と空想科学を融合させた奇想のソフビ玩具シリーズ「ミロク博士の奇妙な発明」より、新作かつ大作の弥勒開顔盛盛戦闘形態機体 ……略してマッシブアタックです。
最初のリリースは未塗装、黒成型となってます。
インスタグラムで、Dr.ミロクタンクの右腕との大きさ比較画像が公開された時、単純にスタンダードサイズの大きなミロクタンクが出てくるのかな? と思いました。
その正体は、今まで登場した発明たちが、合体したかのような巨大ロボットで度肝を抜かれました。
◯全体
黒成形のため、少し見にくいかもしれませんが、ディテールの凝縮感が凄い!
360度どこを見渡しても、目を引くモチーフがあります。
まさしく盛盛です。
◯大きさ
大きさは大体18センチ程度でしょうか。
毎度のことながら、写真だと寸法がわからなくなります。
ミロクロケット完全版より少し小さい程度です。
◯パーツ構成
頭部胴体両肩/右腕/左腕/下半身/右足/左足……の計6パーツです。
マッシブアタックを触っていて思ったことは、動かして遊ぶ……というよりは、カタチの面白さを楽しむ作品であるということです。肩にカンチャクを付けずに、肘についてることからも、これは明らかだと思います。
過去のDr.ミロクシリーズを改めて見てみると、実はずっと共通していると思いました。分割箇所は、可動させるというよりは、ヌキのための分割なんですね。
Dr.ミロクシリーズは、組み換えができることが楽しいところなんですが、これもポーズを取らせるというよりは、組み合わせ次第で生まれる新しいカタチを見つける、というのが作品のキモなんじゃないか、と認識を新たにしました。
組み換え機構がなくて、ヌキの問題が無かったら、ミロクトイさん的には1パーツ構成でも全然構わないというのが本音なんじゃないでしょうか。
それって、森本書店27号のインタビューにある、ミロクトイさんが子供の時に好きだったと言う(ガチャの)ガン消しから由来しているんじゃないかな、と思いました。
「カタチの中に"ココチヨイ"を 発見するアーティスト、ミロクトイ」っていうメディコムトイのキャッチコピーが、やっとしっくり来ましたよ。
◯細かいディテール
頭部。弥勒開顔の名前の通り、開顔しております。
上の顔の生身の方の表面に、微かに木彫の痕跡があるのが気に入りました。
裏面の三天王の顔。下半身をくるりと回して、こっちを正面にもできます。
胸には狛犬。正確には角がないので獅子かな?
下半身は、6連大砲……一番下の一本は、曲がっているので大砲ではないようですが……。
両膝にミロク。膝小僧ならぬ膝ミロク。足元を監視するのと、足の動きをコントロールするのでしょう。
そして、見てください、浮いています!
そう、マッシブアタックは、エキゾチック物質による反重力装置により、浮かぶのです……なんつって。地上の穢れには触れないんですよ、きっと。
足裏までキッチリ造形。浮いているように見える理屈は、足裏に3点のチョボが付いてるためでした。
お尻にはミロクベイビーが。分厚い装甲がついています。
右手は、ドクターミロクと同じくカニバサミです。平仮名の「み」から漢字の「弥」にバージョンアップ。
左手は龍でしょうか?
口から刀がニョキリ。
◯まとめ
弥勒開顔盛盛戦闘形態機体 ……略してマッシブアタックでした。
今回の記事では写真載せてませんが、組み換えもできます。
実はすでにカスタムペイントし始めてるので、それが完成した時か、彩色版手に入れた時にでも紹介しようと思います。
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