京都の書店「誠光社」さんにて開催されたドンタク玩具社展にて発売された「ロクロノガングノタメノイショーNo.4 」です。
工業デザイナー秋岡芳夫(1920‐1997)は1946年に82点のロクロ技術を使った新しい玩具のデザイン画「ロクロノガングノタメノイショー1946−2−15」を残しました。ドンタク玩具社さんはデザイン画から数点を選んで、鳴子系こけし工人の早坂利成さんに製作を依頼、半世紀以上の時を経て実際の玩具として販売されました。
今回発売されたのは6種類。
自分が購入したNo.4は今回販売された作品の中で唯一、表情パターンが複数あります。
高さは約10センチ(3寸3分3厘)。
蝋引きあり。
当ブログお決まりのベアブリック100%(約7センチ)との比較。
伝統こけしではあまり見ない水色がとても鮮やかです。
木地の白、赤、青のトリコカラーのストライプがモダンでどこか異国情緒漂います。
このストライプ、僕は床屋のくるくる……正式名称サインポールを連想しました。俗説とも言われますが、赤が動脈、青が静脈、白が包帯を表し、もともとは外科医が床屋を兼ねていたことを由来するそうです。
前掛けが特徴的な赤ちゃんの木地玩具に相応しい模様に思いました。
赤い花の十字架は、病院のマークにも見えますね。
生まれたてほやほや。
ロクロ引きは円柱ではなく、三角錐と円柱が組み合わさったカタチ。
ロクロノガングノタメノイショーのイショーは「衣装」であり、「意匠」なのでしょう。
リンゴほっぺの可愛いベイビー。
蝋引きされていますので、柔らかい布(僕はティッシュペーパーでやってます・汗)でこするとピカピカになります。玉のような赤ん坊です。
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