Idol monster idola
第6回ドキドキ大阪ソフビ万博戦利品その4にしてラストとなります。
会場にてサンプル展示販売、後に発送されたレオそふび坊やさんの亜種ではない、全く新しい第三の偶像怪獣です。後にネット上で抽選販売されました。
人々が怠りがちな偏見や先入観、そう『感覚』『精神』『性質』『環境』『噂』『権威』『伝統』等による思い込みは、幻影(イドラ idola)となって現れる 。
ちなみにイドラとは、
idolaとはラテン語で「偶像」を意味する言葉。英語の「Idol(アイドル)」の語源にもなっている。 哲学の分野では人間の先入的謬見(偏見、先入観、誤りなど)を帰納法を用いて説いたものを指す。
つまり、第三の偶像怪獣(Idol monster)にして根源的な名前を持っています。
帰納法というのは、事実から類似点をまとめ上げることで、結論を引き出すという論法です。簡単な例を出すと、「Aさんは呼吸をする」「Bさんは呼吸をする」「Cさんは呼吸をする」……「人類は呼吸をする」という感じで、個々の観測結果を重ね合わせることで、観測不可能な全体を推論する方法です。
もう一つ推論法があって、演繹(えんえき)法と言います。こちら先の例だと「人類は呼吸する」という前提ありきで、「Aさんは呼吸した」だから「Aさんは人間では?」という考え方です。
どちらも問題があって、演繹法の場合は、「呼吸する」だけで人間とは限らない(前提条件が沢山必要)。あと有名なのは大昔の宗教の話なんですけど、「神はいる」という前提があるから「神さまはいますよ」と言う結論がまかり通ってたんです。つまり前提が立証されなくては、証明できない。
帰納法の場合は、ちょっとダークな例えですけど、「Aさんは死んてしまって呼吸をしない」場合、Aさんは人類ではないのか? ってなります。作品の説明のとおり、先入観や偏見などで、真実が歪められてしまう可能性があります。……という説明で合ってる?
参照-推論の基本「演繹法」と「帰納法」を使い分けて考える力を身につけよう - NAVER まとめ
全高約28センチ、全7パーツ(頭部、胴体、下半身、腕×4)。
成型色は青色がかった灰色。
どちらを正面とすべきなのか、毎度迷う偶像怪獣たち。
前作との共通パーツは腕の4パーツとなっています。
地の成型色がほとんど見えない、重塗装と呼ぶに相応しい重厚な仕上がりとなっています。
頭部。
こちらの面は立体的かつ、いろいろな顔やイコンが重層的に積み重なった感じ。
見応えがあります。
身体の構造を無視したかのように配置された目玉は、我々の常識を打ち砕く、自由な発想。
こちらの面は、どことなく平面的な感じ。
特に顕著なのは、上部の目がぱっくりと割れて異なる目が現れている部分。
次元の異なるレイヤーから現れている印象。
コチラの面は無印の偶像怪獣の印象が色濃いですね。
こうして像として表現されている以上、定形なんですけれど絶えず揺らめいて形状を刻々と変化させているイメージ。
胴体は階層構造になっている印象です。
胸の付近は分厚い雲なのか、宇宙空間に漂うガスなのか……ピンクの球体は惑星でしょうか。
お腹の部分は、アリの巣のように見えます。
腰の部分で雲(?)によって分断されています。
これは異なる世界である暗喩? しかしアリの巣なので中で繋がっている可能性も……。
前後の区別がない感じの造形ですね。
下半身は、腰の部分からドロドロとしたものが流れていて、大昔の世界観の海の端が滝になっているという感じでしょうか?
足の裏には踏みつけられた(?)人の姿。よーく見ると背中に翼のようなものが見えます。それが踏みつけられているという事は???
長ーい腕。
無印の偶像怪獣の方の短い手のバーションも先日抽選販売されましたね。
あちらも納まりが良さげでいい感じでした。
見ればみるほど凝った塗装です。
とても時間がかかったそうです。
こちらが成型色。
ほとんど隠れていますね。
そして、腕のバリエーションに触れましたが、実は頭部も胴体も全ての偶像怪獣のパーツとミックスすることが可能のようです。
若干、カンチャクの長さの関係でぴったり収まらない場合もありますが、イドラ発表前においては、組み換えすることを想定していなかった為だと思います。
今後、いろいろな亜種が出てきそうな予感がしますね。
ネタバレ感ありますので、ぼかし入りで。
いや~、良いですね!!
素晴らしい!
さらにオマケ。
だいまん祭で手に入れたフェアリーのビックリマンフォーマットのシールです。
下に敷いたのはヘッダーカード。ソフビとのギャップが素晴らしいw
正直、「えー!!?」と言う値段でしたが、こういうのは記念ですから。
裏紙のデザインはもっと凝ってたら良かったですけど……。
ちなみに、
fairy☆(フェアリー)
偶像怪獣と意思疎通ができる謎に包まれた女の子。
”fairy☆”とは妖精のように神秘的で可愛らしいことから。
偶像怪獣の研究機関アルキュミアが名付けたもの。
©LEOそふび坊や/虎雀
とあります。
研究機関アルキュミア。新しいキーワード。
なんとなく偶像怪獣は3体と思っていたのですが、今後も新種あるのでしょうか。
展開が気になります。
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