またまた久々の休日で、届いたオモチャを弄って、ブログ更新しております。
それと本日の大事なミッションがもう一つ。任天堂の新ハードSwitchのネット予約を21日失敗したので、本日オープンの公式オンラインストアで予約しようとしているのですが、朝からアクセスが集中してしまって、未だに予約できていません。潤沢に用意されていると嬉しいのですが……転売屋爆死希望。
今回は、T9Gさんの歴代キャラクターをコラージュしたリレット第1期のレビューです。
このリレットというキャラクターは、2012年のT9Gさんの個展にてメイングラフィック用のポスターに登場するCGイラスト(元の3DCGはmographixxさん製作)で登場しました。
ファンから立体化の熱望があったものの、ソフビ製造においてトラディショナルなスタイルに特化している日本では、ヒョウ柄の塗装やフロッキーなどの部分で製作が難しかったため、お蔵入り状態でした。
この難しい作品を、今回インスティンクトイさんが製造。
インスティンクトイさんといえば、ご自身も玩具のデザインを手がけられ、クオリティは折り紙つきですが、過去のBanaNa ViruSさんのロイックや、トイホリックデザインさんのハーファス、近年においては、画家ナガモトマイさんのイノセント(未発売)、ジェームス・グローマンさんのキングコープスなどのディレクション(制作指揮・監修)方面でも高く評価されています。
今回のリレットにおいても、30枚にも及ぶ塗装マスクを作り直すなど、大鉈を振るわれた模様です。ソフビ化する際の変形を考えて、原型を微妙に調整されいて、長く玩具製作に携われてきた経験が活きているなぁと思いました。
インスティンクトイさんご本人が、T9Gさんのファンということで、相性もバッチリだったのではないでしょうか。
参照:Blog@INSTINCTOY│ INS専務の玩具通情報ブログ【抽選販売】RE-RET 1st color『LEOPARD』をご紹介【締切11/27迄】
今回はインスティンクトイさん初? のチェイスカラー仕様でした。
僕のは通常カラーですが、レアカラーが2種類ランダムで1/5の確率で混入しています。
プロモーションムービーを見て発案したという楽しい仕様となっています。
T9G × INSTINCTOY × mographixx『RE-RET』PROMOTION MOVIE
大きさは約22センチです。
立体化に際して、不思議な棍棒状の武器が新たにデザインされました。
横にもボリュームがあります。
ランジアスの腕。
ランジアスの尻尾かな?
ひょうたん体型。
謎武器は、角と棍棒に分離し、鎖で繋がっています。
角を左腕(?)に挿したり、
角に挿したり、
一角獣にしたりと、ほぼ仁王立ちしかできない仕様なので、ボージングの幅が少ない作品ですが、この武器ひとつで遊びのポイントが広がります。
細かいところを見ていきましょう。
T9Gさんのアイコンとも言うべき、グラスアイが4つ。
通常カラーは中央がグリーン、両サイドがブルーの瞳です。
口の彫込が深いです。ここもインスティンクトイさんが監修して修正された部分。
ガジガジ。
日本では考えられない、30枚にも及ぶマスクによるヒョウ柄の塗装表現。
今後も色違いが出て来ると思いますが、カラーウェイ毎100個〜の世界で、この仕様はかなり凄いと思いました。
仕様的に日本では(この価格では)絶対できません。日本には日本の良さがありますし、海外には海外の良さがあると思います。昔と違ってメイドインチャイナだから品質が悪い、ということもないと思います。管理する人間次第ですね。
短パンはフロッキーです。フロッキーの仕上がりには定評のあるインスティンクトイさんです。水玉模様は塗装によるもの。
裾のほうまできっちりとフロッキーがされています。見えにくいところまで仕上がりキレイです。こういうところで満足度が変わってきますね。
ダブルネームの証。
左腕(しっぽ)部分。
塗装がハゲないように、ボティ側に凹の彫り込みを設けて、腕パーツをカンチャクに差し込んであります。
右腕。陰影の塗装がキレイです。
チェイスカラーはピンクと紫があります。
鋭いツメは光沢あり。
僕がオモチャを集めた出したのが、ここ5年くらいということもあり、コラージュ要素となっているモンスターで持っているのは、テムカップ版のランジアスのみです。
過去作がインスティンクトイさんからリバイバルされても、面白いものができるのではないでしょうか。購入しやすい小さな作品も出て来ると面白いと思うのですが……。
個人的な考えですが、T9Gさんの作風はインディーズソフビ的な味を活かすタイプよりも、KAWSやコーストイのようなデザイナーズトイ的な、キレイでビシっとした方向が合ってると思うので、今回のコラボは非常にマッチしていたと感じております。
◯関連記事