(ずっとギャウオと呼んでいたのは、ここだけの秘密だぞ……)
インスティンクトイさんの新作「GYAWO」です。第一期は、あの正直カワイイ声と個人的に思えない、はちみつ大好きなクマさんを彷彿とするカラーリングです。
僕個人の感想としては、インスティンクトイさんの今までの作品の集大成なんじゃないだろうか、と思っています。
大きさは頭を下げた状態で約20センチ。ムッキーより一回り大きいですが、それ以上にパーツも多くなりましたし、よくぞこの価格帯で製品化できたと驚いています。
かわいい、かわいいお顔立ち。
口元はハイクオリティなフロッキー加工がされており、ケモナーも満足のモフモフ具合です。
ぐるっと一周する口の切れ込みがちょっと……という意見もあるみたいですが、むしろ僕はあるのが良い。ギャオをギャオたらしめるユニークな特徴だと思いました。かわいくなりすぎず、少しシュールな感じがするのが良いです。
ムッキーと同じく頭部に伸縮機構があり表情変化します。
ムッキーよりも表情の変化が豊かです。
さらに。
上顎に格納された牙を引き出します。
名前の由来とおもわれる、「ギャオ!!」と驚いてる表情。
ミャウオで採用された両足の可動も採用されており、ご覧のとおりおすわりすることができます。
手に持っているのは付属の木の枝。これを持っていると驚いている表情というより、枝を指揮棒にして歌っているかのようです。
接地感の良さもこだわりのポイントだそうで、丸みを帯びた足先ですが毛束の先が出ているお陰で、歩いているようなポーズでもちゃんと自立します。
背面にはムッキーと同じく侵食モンスター「フラッフィー」の姿。
スカーフは赤いフロッキーで、下地は一体成型されたソフビです。
今回のギャオは、交換パーツも付属しており全パーツ数は驚愕の28。
交換ハンドはカンチャクのオス・メス共に返りがあるので、取り外すのに少し難儀しました(日本製のソフビとはカンチャクの仕組みが違う感じ。ローテーション成型で作られているからでしょうか? お持ちでしたら、VAGのオタスケミロクマルのカンチャクに似た感じです)。クニャクニャになるまで暖め、メスの返しになっている部分を押してめくるようにして外しました。
交換ハンドの開き手を装着すると、テディベア感が増します。
ギャオ! っと驚いてる時のインパクトもアップ。
ムッキーパイセンと。
ムッキーもプロポーションがよく、甲乙付けがたい。
よーく見ると毛並が違い、面白いですね。 ムッキーは一本一本毛が束になっている感じ、ギャオはゼリーのような質感。
舌は独立したパーツで取り外す事ができます。
片方には侵食モンスター「リキッド」の顔が。ギャオは2つのモンスターから同時に侵食されているクマさんなのです。このことも集大成って感じがします。
上記のムッキーとの毛並みの違いの理由は、このことからなのかもしれません。体毛にもリキッドの侵食の影響が出ているのではないかと。
どちらも口の中に納まりますが、リキッドの顔のない方に付属のモビロンバンドを巻きつけることで、口の中に納めた時に渋みをつけることができます。これにより、いろいろな方向に舌を固定する事ができます。
アクションフィギュアでもっとも難しいのは、顔の可動ではないでしょうか。ギャオはその難しいところを、キャラクターとしての可愛らしさを減ぜずに両立させています。
今後もバリエーションが楽しみです。
最後に謎の仮面キャラに登場してもらいました。
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