インスティンクトイさんのオリジナルトイの中で一番大きく、価格もハイエンドな作品である大怪獣ビンセント。
作品の大きさと、凝った仕様ゆえの検品の大変さに、大きく嵩張るゴージャスなパッケージによる倉庫のキャパの問題があり、一期ごとに販売する数が限られていました。
そのため、毎回抽選販売で何度挑戦しても購入できないという人もいたようです。
そんな声に応えて、受注販売で販売されたのが、未塗装のインテリアピンクです(現在は受注終了)。
過去のワンフェスで販売されたVincent VS. LIQUID【MASTER MOLD IMAGE COLOR(D.I.Y)】と同じく、DIYと名前に付いているように、塗装素体としても使用可能ですが、今回はメイドインジャパンの美しい成型と成型色のピンクを活かしていて、そのまま飾っても良い感じです。
コストカットのため、パッケージはヘッダー仕様で、リキッドのスワロフスキーもオミットされています。スワロフスキーくらいなら、塗装には躊躇してしまう方でも、簡単に自分好みにカスタムできます。ちなみに、スワロフスキーの仕様は、SS19という型番でサイズ4.5ミリのものが適合しますよ。
実は、友人も購入して、カスタムペイントをお願いされていたのですが、未塗装が普通によくて、スワロフスキーを自分で付けるみたいです。
◯全体
未塗装なぶん、ドロドロの造形がよりダイレクトに味わえますね。
今にもトロケてしまいそう。
ビンセントは造形がシャープでカッコイイです。
ぎゅっと引き締まった感じ。
◯サイズ
手にもったINCベアブリックが7センチ。
高さはそれほどですが、奥行きがあります。
◯攻撃姿勢
ぐっと姿勢を低くしたポーズがお気に入り。
この大きさだと、ソフビの塊感が凄いです。
リキッドのゲルの流れも横向きになって、スピード感が得られるのも好きです。
◯表情を変えるソフビ
ビンセントの好きなポイントは顔の表情を変えれるギミックです。
前回僕がカスタムペイントしてしまったものは、塗料で癒着してしまったので、このギミックが死んでしまいました。
体内を蝕むリキッドに侵食されている様子。
おや? ビンセントの様子が……??
がおー!! ってな風に、自身の内なる戦いの様子を表現します。
ソフビって、カンチャク関節の不自由さからくるチープ感といいますか、昔ながらのレトロ玩具っぽさが味わいの一つだと思うのですが、インスティンクトイさんはソフビ玩具の伝統・様式美のようなものよりも、新しい表現や可能性を追求しているような気がします。
僕は、玩具について「玩具たるものかくあるべき」みたいな気持ちは極力排除して(知識もないし、長く集めている訳でもないですし)、伝統的・革新的なものに限らず、新鮮な驚きを受けるか、というのを大切にしている気がします。
同じ作品のカラー違いを購入するにしても、新しい驚きがあるからこそ購入しているんでしょうね、多分。
たまに希少性に釣られてしまうパターンありますけど……にんげんだもの。
◯前回カスタムペイントしたビンセントと
しばらく、このまま飾ってカスタムペイントしようと思います!
今回はシンプルな感じにしたいなぁ……。