leo sofvi bouya / Guzo Kaiju taboo 6th. (Jade-ite GID)
偶像怪獣の亜種である、偶像怪獣taboo(タブー=禁忌)。
0期として販売されたのが、ワンダーフェスティバル2015冬でした。この時は、最初に真頭玩具さんでロッテンレックスを購入して、急いで正午のメディコムトイブースでの抽選販売に駆けつけましたが、間に合わず。その後、何度かインスタグラムで抽選販売がありましたが、外れてしまって遂に当たりました。
今回のカラーは蓄光とクリアという、ソフビにおける2大リミテッド感のある成型色のマーブル成形です。実はマーブル成形のソフビをゲットしたのは今回が初。
マーブル成形は、成形前のドロドロの状態で成型材を撹拌して(珈琲にフレッシュを入れるみたいな感じで)作ります。最後の方は2つの材料が完全に混ざり合ってしまい、綺麗なマーブル模様を出すには、歩留まりが悪いそうなんです。そのためなのか、今回は未彩色ながら、いつものカラーより少し割高でした。だからなのか、なんとなく抽選は当たりやすかったような気がします。当たる気しかしなかった、という根拠の無い予感。
カラーの名前の翡翠ですが、翡翠には全く別の鉱物ながら、硬玉と軟玉の二種類があり、英語の名前のジェダイトは硬玉にあたります。日本は硬玉の主な産地です。中国で翡翠は「玉」と呼ばれ、最も珍重される宝石だそうです。
無印の偶像怪獣の胴体と下半身を共通にし、新規造形の頭部、2分割された両腕をもちます。
パーツは、頭部・胴体・二の腕×2・前腕×2・下半身・尻尾の8パーツで、全高は約27センチ。大きいです。
マーブル成形なので、どんな模様になるのは運次第です。
僕の手元にあるのは、尻尾と右肩、手の部分に蓄光が多めな感じです。
すこしディテールは成型色のせいでわかりづらいですが、美しいです。
タブーは4つの顔を持ちます。
最初の顔(ここで言う最初とは紹介する順番のことで、何番目とか決まっているのかはわかりません)は、獅子のような顔。
額には星。狂気ある笑み。
第二の顔。
猿のように見えます。もしくは雌ライオン?
第三の顔。
どこかひょうきんな顔です。
巻毛がいくつも生えています。
第四の顔。
かなり簡略化された、平面的な顔。線が土器のように見えます。
笑ってるように見えます。
目のように見えるものの上にも、爬虫類の細長い瞳孔の目が3つ並んでいて、謎めいた顔です。
対面の顔がペアになっているように思いました。
光を透過させると実に美しいです。
無印偶像怪獣の腕も可愛い感じがして良いですが、タブーは腕が2パーツに分割され、ポージングを付ける楽しみが増えました。
2つを並べると、無印のほうは爬虫類の感じが強く、僕は原始宗教を連想します。対してタブーは、顔をいくつも持つところから、インドなどのヒンドゥーの神々を連想しました。
この2つの偶像怪獣を時間軸で分けて考えていいのか、それとも同時代のものとして考えるのが正しいのか、想像をかきたてます。
最後に光らせます。想像のとおり、スゴク光るというわけではありませんが、なにしろ大きいので、インパクトあります。
光らせて楽しむとしたら、もう少し蓄光が多い方がいいですが、昼間見る時には胴体などはもっとクリアが多いほうが……などと思う訳で、悩ましい感じです。
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