今回でなんと6回目となる一連のミロクトイさんのミロク博士の奇妙な発明シリーズ紹介記事。最後に組み替えで、さらに遊べるので、そちらを紹介します。
そもそも、このシリーズがどんなものか、まだ読んでいない場合は、まずは過去記事をご参考ください。
ミロクトイ ミロク博士の奇妙な発明シリーズ 到着編 - smogbom
ミロクトイ / Dr.ミロク プロトタイプカラー - smogbom
ミロクトイ / 三天王&ホッピング邪鬼つぶし プロトタイプカラー - smogbom
ミロクトイ / ミロクアタック プロトタイプカラー - smogbom
ミロクトイ / ミロクロケット ナイトクルージングカラー - smogbom
◯組替できる仕組み
EDO NATION (エドネーション)ソフビ職人の技 - YouTube
ちょうどいい動画が出てきたので、貼り付けさせてもらいますが、ソフビ人形というのは、金型に液体の材料を流し込んで、型に張り付いた材料を熱で固めてつくります。材料の注ぎ口が開いているので、1パーツでできている製品は、指人形のように空洞が外から確認できます。
例えば、頭部と胴体の2つのパーツで構成され、首が横振りできる人形を作る場合は、注ぎ口の部分にお互いを噛み合わせるカンチャク(嵌着)という造形を施します。オスとメスがあって、ペアで組み合わさります。ソフビが動かせるのは、このカンチャクのおかげなんですね。
同じ口径のカンチャク同士は同型(色違いなどの)のソフビでなくても、取り替えることができます。
僕の持っているソフビの中では、T+CPのスティンジー・ジャック、カリオペ・ジャッカロープ、ヒーゼン・スネーク・スケルヴが組替できます。
T+CP ソフビ カリオペ・ジャッカロープ - smogbom
組替の際には、ドライヤーで軽く温めると、外しやすく、ダメージも少ないと思います。僕は結構、無理矢理外してしまう横着な人間なんですが、素体に無理が生じて良くないようです。ソフビって昔と違って数十個の世界なので、破損すると二度と手に入らないかもしれません。改めます。
前置きが長くなりましたが、ミロク博士の奇妙な発明の組替です。
◯Dr.ミロク&邪鬼つぶし
今回のプロトタイプ・カラーは、この組み合わせで届きました。
背が高いので、ぐっと司令官の感じが出ました。Dr.ミロクの下半身が邪鬼つぶしの中に埋まっていて、乗り物のようにも見えますね。
◯三天王タンク
兜とタンクの直角な感じが凄くマッチしますね!
サイズ感もタンクのデフォルメされた感じとよく合います。
◯ロケット邪鬼つぶし
ミロクロケット自体もドクターミロク、三天王と組替可能になるように予定されていたのですが、ソフビというのはナマモノみたいな所があって、組み合うように金型を作っても、収縮が異なって噛み合わなくなってしまったりするそうです。
試しにミロクロケットを分解してみたんですが、どうも邪鬼つぶしの方には取り付けることができそうなので(多分タンクにも)、取り付けてみました。
どこかで誰かがやっていて、別の名前を付けているかもしれません。
こんな感じで遠方の邪鬼を狙い撃ち! ずぴゃーん!
◯まとめ
たとえ組替ができなくても、凄まじい細部のコダワリが溢れる「ミロク博士の奇妙な発明」シリーズですが、プレイバリューの高さも特筆すべき点です。
常々言っておりますが、僕はおもちゃに関して、非可動派か可動派かと言われれば、断然可動派です。
個人的な見解として、アーティストさんにとって、自分の作品を100%自分のモノとして制御したいという欲求が現れているのが非可動のおもちゃで、ポージングを購入者が決められて、時には無彩色モデルがあり自由に作品を改変できる、そんな懐の深いおもちゃが、可動のおもちゃと思っています。
ミロク博士の奇妙な発明シリーズは、ショーケースの中に仕舞われるようなおもちゃではないですね。手の届く所に置いて、時々は手に触れたいおもちゃでこざいます。
ミロクトイさんがチープトイカラーを出して、更に経年劣化で退色したような塗装を施したりするのは、そういうメッセージではないかと勝手に思う訳です。カンチャク擦り切れるまで遊び倒しなさい、と。
いや~、いつかは手に入れるぞ、と思っていましたが、本当に手に入って良かった!
まだまだシリーズ展開をお考えのようですね。凄く楽しみです。