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Öoo ‐ 傑作エレキヘッド開発者が贈る爆弾パズルプラットフォーマー!

今週のお題「この夏よく食べたもの」

おい、お題を無視するな! と言うかも知れないが、俺は鳥だ。

 

この夏は、たくさんの虫を食べた。

今日も馬鹿っぽい顔で空を滑空していると、美味しそうなピンク色の虫を見つけた。

もちろん食べた。

その後、あんなことが起こるなんて、この時の俺は知る由もなかったのだ……。

よし、お題回収!

 

Öooは、あの傑作パズルプラットフォーマー「エレキヘッド」を開発した NamaTakahashi氏による新作です。今作も、前作同様のパズルプラットフォーマーです。今作は、身体の一部を爆弾として自切できる虫が主人公になっています。

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タイトルは、言葉というより、主人公の姿のアスキーアートです。ここに本作の内容が込められているような気がします。

前作、Steamストアのゲームの説明を「⚡+🤖+🧩」 という絵文字のみにして、ミニマル思想を連想できるゲームでしたが、今作はもうちょっと複雑なのか、しっかり文章で紹介しています。

ですが、本作も前作同様、ゲームの中にボタン操作のアイコンのみが表示されて、文章による説明は一切なし。プレイで覚える、という非常にクレバーなゲーム設計、秀逸なレベルデザインは健在です。

 

操作ボタンはたったの6つ。

ここではwasdとマウスの右と左ですが、ゲームパッドの場合は、十字キー+2ボタンになります。

ボタンを押すと、風船が割れて(鼻提灯)、主人公が眠りから覚めます。

外に出たのも束の間、冒頭の怪鳥に食われてしまいます。

怪鳥の体内から脱出しようと、奮闘するのが目的です。

 

食われた状態では、主人公のできる行動は左右の移動のみになります。自由落下はできますが、ジャンプができません。

 

体内を徘徊中、フルーツを食べることで、身体の自切可能な部位が復活します。

 

身体を取り戻すことでできる新アクションは、ゲームパッドの場合、Aで自切、Xで爆発させることができます。

 

これによって壁を破壊して、先に進むことができます。

 

自切した自分の身体に乗って、ジャンプすることも可能。ダメージはないです。

 

自分を吹き飛ばして、届かない場所へ。

 

この場面では、まず最初に生きた壁を壊す、すぐに復活した自分の身体を設置、壁が復活する前に穴の下へ落ちる、カエル(障壁)をどかすハエ? 妖精? を獲得、置いておいた身体を爆発させる、穴の真下に復活した身体を設置、その上に乗って爆発させて、壁が復活する前に上へとのぼる……という操作で、パズルを解きます。

 

 

身体は2つの節まで回復できます。

すなわち、Öooです。

自切した身体を二段かさねて、さらに高いところにジャンプできます。

 

その他、

 

Ö

oo

 

この状態にすれば、一個目の爆発で横に飛び

 

Ö

o    ←←★

 

2個目の爆発でジャンプできます

 

Ö

★    ←←★

 

他にも積み重ね方次第で……

 

 

このゲームは、主人公の能力や、ステージである鳥の身体の中のルール・物理法則・仕様を理解するゲームです。このギミックに対して、どういう挙動をするのか? それを理解することができれば、パズルを解くことができます。

似たゲームにアニマルウェルがありますが、本作のアクション性については、パズルを解くことができれば、十分な時間の猶予が与えられている感じです。アクションゲーム苦手な人でもプレイ可能です。少なくともスーパーマリオブラザーズの1-1をクリアできる程度のゲームの腕前があれば余裕な感じです。

アニマルウェルの場合は、思いついても、それ本当にゲームが下手な俺にやらせるのか?!? と戦慄したものです……。

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毒沼のある場面。当然、主人公が落ちると死んでしまいますが、自切した身体はどうなるか? あれ? でも1マスしか隙間がない。どうするか……。

自力で自切した身体を動かすことはできませんが、爆風でとばせば……。

 

3箇所ほどどうしてもわからない場面がありました。

最初がココ。結構終盤ステージ。

公式が出している動画を見て、クリアしてしまいました。

一回使うとだめですね。

そこから2回、カンニングしてしまいました……。

 

スキップトラベル機能すらもゲームプレイに落とし込むのがすごいと思いました。

いくつかのステージに分かれていますが、ステージの最初は2つの道に分かれています。

一方は解き方さえわかれば、すぐに次のステージに行ける道。もう一方は、最終的に袋小路なんですが、その道の最後まで行くと、自然ともう一方の道の解き方がわかるという構造になっています。

 

時々爆弾が骸骨になる……。威力はいっしょ。

 

ズル(3回、カンニングした)をしてのクリアタイム。

前述したように、ショートカットできる場面が多いので、中には10分くらいでクリアする人もいます。

 

エレキヘッド同様、とても面白いゲームでした。

ただ、エレキヘッドが現在980円なので、それに対してÖooが約200円高い理由がちょっと分かんなかったかも。素人には。

エレキヘッドを遊んでない人は、少し安いし、そっちをオススメするかな。

エレキヘッドが面白かった人は、Öooもオススメです。

とても面白いです!!