カッコいいPVを見て、発売を楽しみにしていたキャラバン・サンドウィッチをプレイしています。Steam、PC版。
6年前に失踪してしまった妹からの救難信号が、主人公に届きますが、その発信先は自分が捨ててしまった故郷の惑星だった!? 住人が減って過疎化、自然環境もあまり良くない限界集落化した故郷の星へと、複雑な感情を抱きながら帰って来る主人公。
故郷には良い思い出がたくさんあるものの、さっさと故郷を見限って旅立った主人公を歓迎する住人、複雑な感情のある住人達との交流。
親切な近所のおば様から、軍用車両のような月面探査車のようなカッコいいバンを譲り受け、妨害電波で全容の知れない惑星をひた走り、妹の行方を探します。
とにかく雰囲気が素敵!
ゲーム内容は、(今は時期が悪くて印象良くないかもしれませんが)暴力とパルクールのない(多少のジャンプアクション・崖登りはあり)アサシンクリードという感じ。
電波塔をアンロックして、地図を開放して、マップのアイコンのところでイベントを発生させ、アイテム回収やNPCとのサブイベントをこなしつつ、ストーリーを進めるというものです。
故郷を捨てて、都会で暮らす主人公(ボーイッシュですが女の子)ソージュの元に、自動発信で妹から救難信号が届く。妹が失踪したのは6年前なので、謎です。
宇宙港から故郷の星へ。
囲いなどなく、宇宙なのにオープンエアーなのが、レトロフューチャー感あって新鮮。
メインテーマのボーカル曲をバックに、タイトル。
かっこいい。
地元はすっかり寂れていました。
港から、おばあちゃんの車を借りて、地元の街へ。
バラックが積み重なり、九龍城か軍艦島のようなロマンあふれる景観をなしています。
廃墟好きならたまらんでしょう。
屋根がオレンジ色で鮮やかで、南フランスのような牧歌的雰囲気もあり、環境デザインが見事です。
戦争や災害などで、ポストアポカリプス化した都市ではなく、人がいなくなって寂れてしまった都市というシチュエーションが、ゲームであまり見たことがなく、とってもエモいです。
地元の人たちとの交流。
中には故郷を捨てた主人公に強く当たる人も。
たぶん、この星はやがて人がいなくなる。中には、もう生先短いのだから、最後までいさせて欲しいという人もいて、若いからいいのよ、放っておいて、とい人もいる。それでも見限れないのが人情というもので、この星に未来がないが、離れがたい、そんな揺れ動く機微の中、さっさと故郷を捨てて出ていった主人公に内心で複雑な感情があるのは理解できます。そういうすごく微妙な複雑なシチュエーション、良いよな~。
住人との交流は、SNS形式でメニュー画面の中で記憶されます。
クエストボードとしての役割も果たしています。
面白いのは、電波状況の悪い部分では、このSNSが文字化けをおこして機能しません。
なので、アンテナを復旧して電波を回復してから探索開始というサイクルが生まれます。キャラクターはストーリー進行によって動的にフィールドのあちこちに移動します。時間制限ありのイベントは、時計アイコンが表示されます。
ゲーム内容としては、マップ開放と探索、アイテム回収が基本。
スイッチを押して、道を切り開く簡単なパズル要素、ジャンプや崖に掴まって登るアスレチック要素があります。
アンリアルエンジン製をゲームエンジンに採用されていますが、フォートナイトのようなジャンプ中は水中の中のようなふわふわとした挙動をせず、好印象。インディーズタイトルの中には、まんまフォートナイトの挙動のジャンプの場合があり、あれ個人的には興ざめなんだよなーーー。
カッコいいバンに乗って方方を探索します。
バンにはいろんなツールが搭載されます。
おそらく過度の暴力表現、戦闘のないゲームなので、ゆったりと旅情を感じながら、遊ぶことができます。