いやー、凄いな。
性能強化版とは言え、家庭用ゲーム機が税込みで約12万円という時代に突入しました。
発売から約4年、ライフサイクル的には半分くらいを消化している? PlayStation5のProバージョンが昨夜発表されました。
日本語字幕なしでの公開が予告されましたので、日本展開は後日なのかな、と読んでましたが、日本の価格も発表されましたね。噂によるとリーク防止のため、多言語翻訳を後回しにしたそうな。
全世代PS4の世代のProバージョンでも、日本の販売台数は、普及台数比で他国よりも高かったのでようなので、巷で噂される日本軽視は、にわかには信じがたいです。
しかし、なによりも12万円という価格はインパクトありますね。
為替レート的には1ドル150円くらいになっていて、もろに円安の影響を食らった感じになっています。
正直、誰が買うんだ、と思ってますが……。
日本では、ゲームソフトがなぜかアメリカなどと比べて高い設定になってますので、本体もさらに高い設定になっていたかもしれないと思うと、まあ妥当なんですかね。
昨今高騰する携帯電話に比べたら安いもの、という考えもありますけれど、ゲーム機はゲームソフトを購入しないと文鎮ですし、携帯電話は広いレンジの価格帯でチョイスできます。
ソニーの狙いとしては、発売日から約二万円の値上がりという史上初のトンデモ展開をしたPS5を売るため、PS5Proは高価すぎる必要があったのではないか、と考えます。
お金持ちからしたら、八万も12万も同じな訳で、経済的に裕福な人は買うでしょう。
そういう人は、どんだけ割高でも転売屋から買うでしょう。
つまり、転売屋に買わせるつもりの値段設定なのでは? と自分は思ってます。
ゲーム機は、本体は赤字でソフトで稼ぐという、交換カミソリ・プリンタートナーと同じビジネスですが、PS5世代は転売屋の買い占めのせいで、本体販売台数の割にソフトが売れていない、そのため本体を大きな値引きができなかったのでは、と思ってます。
日本の経済力が試させる。
ああ、大爆死が見たい。
ライフサイクルあと4年を残して、PS6が出たら、専用ソフトは使えず、お役御免になりますので、15~20万円くらいのゲーミングPCをBTOなり自作して、途中途中でパーツ交換してアップグレードしていけば良いのでは、と個人的には思ってます。
ますますコンシューマ機離れが加速するのでは、という読み。ゲーミングPCなら、世代とかなく、ゲーム買ったら、ずっと遊べます。事務作業や動画編集などもできる汎用性もある。今後の消費者の動向が気になります。この価格帯のコンシューマ機を受け入れるか否か。
モンハンの新作をPS5で遊びたい子供のため、PS5を買うか迷っていた友人にも、正直Proバージョンはおすすめできないと思いました。
春に噂されるSwitchの後継機の発売を待っても良いのではないでしょうか。
そのSwitch2(仮)もPS5Pro12万円を鑑みると、六万円以上という価格もありうる、と戦々恐々としています。
ゲームといえば、恐ろしくコスパの高い遊びでしたが、近年ではなかなかブルジョワジーな趣味になってしまいましたね。