いつまで価格を隠す気だ、次世代ハード!
年末商戦に登場することが確定しているPSとXbox。PS5はディクスドライブ有りと無しのモデルを用意しています。価格差が一万円よりも大きかったら僕はディスク・ドライブ無しを選びますね~。
一方、あまり日本市場では存在感の無かったXboxは、フラグシップモデルのSeries Xと廉価版のSeries Sを発売するみたいです。存在がリークされて、こちらは公式が販売価格を公式発表しました。なんと価格は299ドル(現時点のレートで約31,700円)。Series Xの価格が仮に倍の599ドルとしたら凄く面白い選択肢だと思いました。
お金に余裕のある人は、これまでと同じように両方買うでしょうが、お財布事情でPSとxboxのどちらかを選択するって人もPS5とシリーズSと言うチョイス、あるいはSwitchとシリーズSというチョイスも多いにありです。
👀 Let’s make it official!
— Xbox (@Xbox) September 8, 2020
Xbox Series S | Next-gen performance in the ˢᵐᵃˡˡᵉˢᵗ Xbox ever. $299 (ERP).
Looking forward to sharing more! Soon. Promise. pic.twitter.com/8wIEpLPVEq
僕はPS5を購入することを決定した(買えるかわからないけど)ので、次世代Xboxは今回も選択肢になかったんですけど、Series Sは有りだな、って思いました。リアルに購入意欲湧きましたよ。
それと単純にデザインが好きです。Series Xのミニマルな黒い箱も良いですが、今回のほうが、さらに謎の箱感あります。ディーター・ラムスっぽくもある(笑)。コントローラと比較するに、かなり小さいですね。月間マガジンくらい?
PS5はどうも下位互換ありといってもPS4だけみたいですが、次世代Xboxは初代Xbox、Xbox360、Xbox ONEの三世代すべてに互換性があるらしいので、今までご縁のないハードだったこともあって、一気に遊べるとしたら楽しそう、と思いました。あ、でもディスクドライブレス版しかないのか。オンラインストアなら、アーカイブスと変わらないな……。
Series Sのコスパの秘密は、CPUとGPU性能やRAMの量を減らして、グラフィック性能を1440pで60フレーム/秒まで落とすことで低価格を実現しているそうです。私の家には4Kテレビなんて環境無いし……って人は、むしろ大歓迎な製品だと思いますね。遊ぶゲームがAAAタイトルじゃなくて、インディータイトルばかりだとか、そういう場合にも良いかも知れません。一応、アップスケールでの4K対応していて、これは予想外だったんですけど、リアルタイムレイトレーシングにも対応しているそうです。
どうやってハイエンド版とローエンド版同時リリースすることができるのか、というと、中身がほぼPCと一緒だからなんでしょうね。ほら、PCのゲームでも最低動作スペックとかあるじゃないですか。要求スペックにスケーラビリティを持たせているって訳です。おそらくPS5だって同じことができるはず。多分Series Sの売れ行き次第では、ロースペックPS5も登場するかもしれませんね。
この商品展開、スマートフォンに既視感を感じました。iPhone11とiPhoneSE2、Pixel4とPixel4aなど。携帯電話ほどサイクルは短くないけれど、それでも5年程度でライフサイクルを繰り返してきたゲームハード。スマホのように、価格で選択肢ができたのは単純に嬉しいですね。ゲーム機ではSwitchとSwitch Lite を併売しているのに似ているのかな。でもほぼ同時リリースというのはインパクトありますよ。
個人的に結構面白い展開だと思いました。任天堂がよく言う「ゲームは性能が全てではない」ではないですが、スペックは高いが価格も高いプレミアムなハードが売れるのか。それともスペックはほどほどだけど値段も手頃なハードが売れるのか。
構成からして、PS5もXbox Series Xも同性能のPCと比べたら破格なのは間違いなし。つまり本体を売れば売るほど赤字で、コンテンツ購入やサブスクリプションサービスに加入してもらわなければ、利益を得られません。覇権を握るのは今期どのメーカーなのか。
永遠のドイツデザイン(Masterpieces of German Design)
- 作者:ハイデルベルグ・ジャパン
- 発売日: 2007/09/29
- メディア: 単行本