8番出口は、個人ゲーム開発者の KOTAKE CREATE氏による、無限に連続する地下通路から脱出を目的とする一人称視点の短編ウォーキングシミュレーターです。
Unreal Engineによるリアリティ溢れる地下通路の再現性・恐怖演出の妙が話題を呼び、発売と同時にスマッシュヒットを記録しました。動画配信サイトなどでの実況プレイ動画も複数投稿されています。
先日、ちょっと攻撃的な内容のレビューを投稿しました。PV欲しかった。
当記事執筆時、このゲームはSteamでのみプレイ可能で、他プラットフォームでは配信されていないにもかかわらず、本家8番出口であるかのように装うクローンゲームや、スクリーンショットを借用しただけで内容が異なる詐欺ゲームが跋扈しています。
結構話題のフォートナイトの中でゲームが作れて収益化できるUnreal Editor For Fortnite内にB番出口という8番出口ライクゲームがあるらしいが、基本まんまなので発展性のある8番出口ライクが遊びたい。今は8番出口そのものの話題性・影響力が強いので、おいおいオリジナリティのある8番出口ライクゲームが登場するかもしれない。
参照-https://www.fortnite.com/@seri/3704-6524-1296
詐欺ゲームはともかく、せっかくソフトウェア開発できる能力があるのに、もったいないなー、ということで、文句言うだけ開発力ないおじさんが、こんな8番出口ライクゲームがプレイしたいっていうアイディアを書きます。すでにあるかもしれないし、お互いパクったとかは、いいっこなしですぜ。
サイバーパンク2077番出口
サイバーパンク2077のMODとして開発してほしい。
サラリーマン役はノーマッド・アルデカルドス族のミッチーにまかせる(笑)。
既存ゲームを利用したMODという切り口で8番出口ライクゲームを作るのは、ハードルも低そうだし、既存タイトルならではの「あるある」を用意することで、盛り上がることができそうではないだろうか。
サイバーパンクなら、初期にあった珍妙なバグを利用するとか。
これとか。銃の悪魔かよ。
スカイリムなら、向かってくるNPCの膝に矢が刺さってる異変とか。
エレベーターホールを舞台にした8階出口
2つエレベータが並んだエレベータホールが舞台だ。
エレベータに乗って8階から地上階を目指す。
エレベータには一人先客がいる。8番出口と違い、密室空間の中、自分に害意のあるかもしれない相手とパーソナルスペースを共有しなければいけないという恐怖がイチオシポイントだ。
エレベータの扉があく一瞬の間に、外のエレベータホールとエレベータ内部を同時に注視しなければならない。エレベータは勝手に閉じてしまうので、それが制限時間となる。一旦外にでなければわからない見えない壁側の異変もあるので、かなりの緊張感があるだろう。
前回の8番出口のレビューに書いたとおり、異変がないかどうかは、プレイヤーの主観に委ねられ、答え合わせができないことが8番出口の面白いところでもあり、欠点でもある。このアイディアでは、エレベータの中か、エレベータホールのどちらかに異変が起こるため、答え合わせができる。
8番出口で、答え合わせができないのは、起こる異変に限りがあり、異変が起こる場所が把握できていれば、時間をかければ容易にわかってしまうことだ。
「エレベータが閉じるまで」 という時間制限・異変の発生タイミングがあることで、知っていてもミスってしまうので、ゲームプレイ難易度を維持し続けることができる。
似たようなシチュエーションかつ、8番出口からの影響を公言して開発中のHospital666というゲームが開発中だが、このアイディアと舞台は似ていても、異変が起こるのは通路内でエレベータは安全圏のように思える。
きさらぎ駅っぽいやつ
前項のアイディアの拡張版。
きさらぎ駅は、有名なネットミーム・都市伝説だ。ってか、きさらぎ駅が舞台のゲームってあったような気がする。
きさらぎ駅から脱出するために、電車内に異変があれば駅ホームへ出る、ホームに異変があれば電車に乗り続ける。
ゲーム進行のカウントは、停車ホームが8から0にカウントダウンされるという感じで成立するのではなかろうか。
逸話にあるとおり、「伊佐貫」と言う名称のトンネルを挟むことで、ループ処理が簡単にできるし、トンネルの闇から出た瞬間、異様な駅ホームが出現すれば、かなりの恐怖体験になるのではなかろうか。
個人的にはエレベータのほうの密室内というアイディアのほうがイケてると思ってる。環境作成のコストもこの舞台のほうがヘビーだ。
あと、不謹慎かもしれんが、このアイディアで痴漢か痴漢冤罪をモチーフにしたゲームも作れそう。
タクシーやバスを舞台にしたバージョンも考えた。
峠道を舞台にした廃道8号線
人間が歩くのではなく、車を運転している状態で異変を探す。
舞台はいかにもな夜の廃道だ。心細いヘッドライトに照らされた深い森、崖、今にも崩れそうなレンガ積みの細いトンネル。
8番出口では、派手な異変から逃げるというシチュエーションもあったが、いかんせん人なので、逃げるのは結構容易だった。
このアイディアでは、狭い廃道なので、異変を見つけて逃げるのも、道幅が狭くて切り返しが大変で、逃げるのが難しい。この上手く操作できずに、怖い変異から逃げるためワチャワチャしちゃうというのが面白いところだ。
外ばかり気にしていたら駄目で、不意にバックミラーを見ると、見知らぬ人が……ギャーーーー!!!みたいなやつ。
山小屋を舞台にしたやつ
最後のこのアイディアは、ちょっとした思いつきだ。
おそらく8番出口の発想の仕方は、なんか地下通路って怖いよなってところと、作りやすそうというところから着想している。それに習って、なんか怖そうで作りやすそうで、ループしそうなシチュエーションからアイディア出しした。
このアイディアも怪談としてはよくある感じ。
舞台が広く、ループをつなぐ通路をより広大かつ長くするというもので、果たしてそれが面白いのかどうかはわからない。
下山途中に遭難してしまい、主人公は山小屋に一時避難する。山小屋内で異変が起きたら、再び下山を始める。下山中は山の物の怪が現れるので、それから逃げる。
うーむ。これはちょっと自信ないな。普通のホラーっぽい。
以上
そのアイディアすでに開発されてる、こんなの遊びたいとかあれば、コメントください。
なんといっても8番出口がなければ、注目されずに終わっていたと思います。ひとつのタイトルがジャンルとして花開く瞬間に立ち会えた。
VRバージョンは絶対おもしろいと思うのですが、画面酔いがネックですね。