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SNSのネタバレで心がやさぐれたので、エアリアル改修版の駄目だしする

そんなに気になるなら、リアルタイムで見ろ、SNS断ちして、自己防衛しろよ、という意見は置いておいて、ブログや動画にまとめるなり、ワンクッション置いてくれれば対策できるのですが……。

そんな風に思いつつ、シーズン1を視聴して、SNSネタバレはおそらく製作者側が意図しているように感じました。ラストの強烈なクリフハンガーもそうですが、ハリーポッターやウテナ的な学園モノという舞台設定であるとか、女性主人公、中世の魔女狩り(マイノリティへの差別)、スペーシアンとアーシアンとの隔絶であるとか、舞台設定がきちんと練られているのに、物語上にはあまり現れて来ないことなど、視聴者自らが発信して、作品を起爆させてほしい、という意図が感じられるように思いました。

ワンクール終えて、伏線ばかりであまりお話としては進まなかったように感じました。主人公とヒロインの間で育まれた関係性。ガンドアームの来歴や謎。お母さんの目的も、総裁の行動も……(推測はできますが、いまいち筋が通ってるように思えない)。結局、決闘委員会のイキリ少女と膝抱えボーイはなんだったんだ。

すべてはシーズン2も見てね、という引きなので、これは術中にハマったということで納得ができますが、唯一許せないのが、最終話で登場した主人公機のエアリアル改修版が、個人的にクソダセーということです。地球の魔女に禿同です。

 

最初のエアリアルのデザインは、かなり好きです。女性主人公だからでしょうか、全体的に丸みを帯びていて、目が大きく、キュートです。腰回りの可動域の広さや、太ももの肉感などはエロティックです。新しいと感じました。

対して、改修機は、四角くて無骨で、先祖返りしたように感じて、退屈なデザインに感じました。

機体コンセプトにも疑問符がつきまといます。

 

まず背中のでかいスラスター。エアリアルの主武装はエスカッシャンという半自立行動するビットです。主機を控えさせて、ビットで攻撃・防御するので、本体の機動性を向上させる必要があるのでしょうか? ガンドと本体の移動速度はシンクロさせておく必要があるため、元エアリアルの状態のほうがバランスが取れていたのでは?

 

エアリアル改修版の追加装甲も不要で、重量上昇分のでかいスラスターなのでしょうか? むしろエアリアルはエスカッションのほうに防御を担当させて、より紙装甲の方向にして、接近戦イコール絶体絶命のピンチくらいのピーキーさなほうが、絵面的に面白かったのではないでしょうか。

本体性能をアップさせるよりも、攻防の両方を担う、エスカッションのほうの強化や数を増やす方の強化のほうが良かった。それこそ、全装甲がエスカッションで、完全にパージすると、スケルトンボディ(赤とか青に発光する半透明のボディ)になってしまう、とか。

全画面を覆う、大量のビットの軌跡! の絵面は格好良いはず。エスカッションには人格があるみたいな感じなので、個数上限が決まっているのかもしれないが、親エスカッションが、子機をさらに操作するとかすればいいんじゃなかろうか。

 

決め攻撃のロングレンジライフルも超かっこ悪い。発射寸前に避けれる間があるなら、ライフルが伸縮している瞬間を狙って攻撃しろよ、地球の魔女よ。お前は変身シーンを見守る怪人か!! 絵面としてのインパクトも弱い。高出力のビーム砲は、ガンダムがこれまでどれほどコスってきた? Wのバスターライフル、Xのサテライトキャノンの印象より弱い。調整不足という話だったけど。兵器運用としても、ビットのオールレンジ攻撃よりも弱いだろ。避けられてるだろ。

 

はァ……シーズン2も見るよ。