今年から県外遠征を解禁しだしたんですが、スケジュールが合わなかったりしていて、約2年ぶりのソフビイベントに参加してきました。
場所は九州、福岡にあるアパレルブランド「ネイタルデザイン」の実店舗、スキャターブレイン福岡にて開催される、ソフビトランクショーです。参加作家さんは、ゴッコ堂さん、スカルトイズさん、ネオワンさんです。
行くことになった発端としては、地元の友人が、ららぽーと福岡にある実物大νガンダム立像が見たいんだけど、ついでに一緒に行くのに福岡でソフビのイベントとかないか? と連絡を受けました。「そうそう都合よくあるわけねーだろ……あるわ」 って感じで、福岡行きが決定。一人だったら、多分行かなかったでしょうね。
地元滋賀からは新幹線で約3時間の道のり。
博多で玩具仲間と合流。都合が合わず、お一方とは分かれたのですが、地元の美味しいモノを情報を仕入れて、街ブラしました。
博多の街は、地元の人も言ってましたが、観光名所的なものが少ないのですが、とにかく料理が美味しく、飛行場が直結していて、めちゃくちゃアクセスが良い。旅を通じて、すっかりこの街の魅力に取り憑かれてしまいました。
博多はうどん伝来の地とされていて、有名だそうです。
いくつか美味しいお店を紹介されたうちのひとつ、大地のうどんへ。
行列がすごいと言われたのですが、開店前にフライング入店ができました。開店時間には長蛇の列ができていたので、これはラッキー……!
ラッキー……この幸運は、僕のものではなく、地元友人のものでした(伏線)。
友人がたのんだのは、ごぼう天。器の上をふたするように、大きなごぼう天が被っています。インスタ映えしそう。
僕が注文したのは、数量限定の大地セット。
ごぼう天とわかめ、牛肉などが具材です。
博多うどんは、伊勢うどんのようにコシのないうどんで、非常にのど越しが良かったです。
スープは関西に似た琥珀色の出汁のよく似たもので、馴染み深いお味。
うどんにコシがない代わりに、ごぼうのシャキシャキとした食感がアクセントになっています。ごぼう天の衣が解け、油が溶けると汁にコクが出て、味が変化して最後まで美味しい。
その後は、街を散策。
一日目のイベントから合流した玩具仲間とららぽーと福岡へ。
地元友人とは初対面だったので、ぎくしゃくしないようにと変な気を回してしまい、空回りしてしまったかもしれません・笑。
約2年ぶりに顔をあわせることができ、本当に感無量でした。
ららぽーと福岡は、博多から一駅行ったところですが、博多駅周辺の都会っぷりからは想像できない郊外な街並みでした。ららぽーとまでのバスの発着も疎らで(もしかすると、帰りに利用した福岡駅発のバスで行くものだったのかも)、駅から出た人は列を作って9分の道のりを歩きます。
この日、関西の天気はかなり崩れていたようですが、九州はこのとおりの快晴!
日焼け止めを塗ってもかなり焼けました。
JRの最寄り駅からνガンダム立像のある入口は、反対側だったので、施設の中を通って涼しみながら向かいます。
エントランスを抜けると、νガンダム立像の足が見えます。
息を飲みました。
こんなにテンションが上がると思ってなかったので、自分でもびっくり。
圧倒的スケール感は、現地でしか味わえません!
これから何度も言いますけど、νガンダム立像だけ目的に行っても、福岡は食事がめちゃくちゃ美味いので、後悔しないです。
立像とガンダムベースについては、別記事化して公開します。
京都のガンダムベースも先日行きましたが、福岡はららぽーととキャナルシティ内にガンダムベースが2つあり、品揃えも充実しているように感じました。
地元友人も、珍しくいろいろ購入していましたね。
このあと、博多駅へバスで向かい、飛行機で東京へ向かう玩具仲間と別れる前に、今回来れなかった友人おすすめのゴマ鯖を食べるために居酒屋へ。
地下鉄へのアクセスのよい近場の店を適当に選んだら、これが大当たりで、友人もかなり満足してもらえたように感じました。もしかすると、福岡ではこのクオリティが当たり前だったのかもしれませんが笑。自分としては、過去一番美味しいお酒でした。料理も美味しく、会話も弾む。
頼んだ料理を一部紹介しますと……。
クエの刺し身。
幻の魚と言われるクエのお造りです。食感はタイに似ていて、むっちりとした歯ごたえ。自分は刺し身はタイとかヒラメの食感が一番好きなんで、食感だけでも美味い。味は、何に例えたらいいのかわかりませんけど、魚の味わいとして、めちゃくちゃ濃厚。自分が食べてきた刺し身の中で一番美味い。最初に出てきた一品からノックアウト。しかも、一皿1080円です。恐ろしすぎる福岡。
友人オススメのゴマ鯖。
生きの良い鯖をタレとゴマで和えた料理です。鯖と言えば、寄生虫の関係で、酢で〆たものしか食べたことがなく、ちょっとおそるおそるって感じでしたが……めちゃくちゃ美味い!!!
青魚特有のピンと切り立った切り身の食感はコリコリと歯ごたえがあり、酢に浸かっていない鯖の味ってこんなのだったのか! とめちゃくちゃ驚きました。タレが美味い! 酒のあてとして最高の一品でした。
お店イチオシの油坊主の煮付け。
全員で「油坊主???!!!」 となったんですが、タラ系の深海魚で、コラーゲンと油たっぷりで、なにやら刺し身で数回たべると旨すぎてとまらなくなり、命を落とすとかいう逸話があるそうな。
ブロックで形をとどめていますけど、箸を入れると抵抗なくス……っとキレてしまう柔らかさ。
ゴマ鯖が酒のお供なら、こちらはご飯のそれ。
眼を離したスキにほとんど無くなってしまっていて、苦し紛れに皮まで食べたら、これもうんまー!!! ってなりました。
左から、ひょうたん漬け。本当にひょうたんらしいです。ひょうたんって食べれるんですね。
ピクルス風と書いてあって、本当にピクルスでした。口の中をリフレッシュするのに最高。
自分は気に入って、お土産にしたかったけど、駅では見つけられませんでした。
なんか縁起物らしいです。通販では売ってました。
青い皿が、馬肉の炒めもの。馬とは思えないジューシーさ。おろし醤油でたべるのがうなずけます。
その上がアジの南蛮漬け。頭からバリバリ食べれるやつ。
宴もたけなわ。
福岡最高!
フライトの時間が迫り、玩具仲間は東京へ旅立ちます。
またお会いする日まで!
……福岡の夜はまだ終わらない!
荷物を残すのとシャワーで汗を流すのに、一度ホテルへチェックイン。
珍しくビジネスホテルに泊まります。
休日なのに素泊まり5000円くらいでした。パンデミックの影響がまだ残ってるのかもしれませんね。
汗を流して、さっぱりして地元友人とロビーで合流。
次の店へ。
泊まったのは、中洲という博多の一番有名な飲み屋街らしいです。
大通りには屋台が商いをしていて、座席はほぼ満員御礼!
地元ではあまり見ない光景に驚きました。飲み屋街なので、他にも店いっぱいあるのに、どうして……、やっぱり屋台には屋台の魅力があるんだろうなぁ。
友人が予約していたモツ鍋屋へ。
福岡ではじめて味噌仕立てのモツ鍋を始めた老舗だそうです。
……おいおい、こんな高級そうなところ、幾らするんだよ……。
友人もこんなところだとは思っていなかったらしく、及び腰になります。
一人2万円くらいかな……、と覚悟を決めて座席へ。
モツ鍋 お一人 1980円
……でした。
牛頬肉の煮物。
まー、間違いないやつでした。
柔らかい。
辛子明太子。
僕が普段しってるやつの4倍くらい大きい。
立派すぎて、箸でつまむのがなんか勿体ない感じ。
味のよさ、卵の食感の良さはもちろん、びっくりしたのは皮の歯切れがよくて美味いということ。僕が普段口にするタラコの皮は分厚く、ぶよぶよしていて気持ち悪い感じ。
明太子なんてどれも同じだろ、って思っていましたが、いいヤツはすごい。
一個1100円なんで、モツ鍋の価格からすると、どれだけ高級か。でも納得できる味でした。
旨すぎて、モツ鍋に投入してみようと考えてたのを忘れてしまいました。
モツ鍋登場。
具材は、モツ、ニラ、キャベツ、ささがきゴボウ、こんにゃくでした。
シンプル。
味は、味噌の甘みが引き立つ感じ。最初は食べたことない味で、びっくりしましたが、これも美味しい! 薬味に唐辛子、ニンニク、柚子胡椒があり、これがスープの甘みをしめてくれていい感じ。
〆のおじや。
お腹パンパンでしたが、なぜか入る。
おじやを口に含むと、ご飯が粒状に溶けてしまい、すっと胃に入っていってしまう。
大満足。
このあと、腹ごなしに街をぶらぶらして、ホテルに戻って就寝。
福岡ラブ。
二日目。
昨夜、あんなに暴飲暴食したのに、お腹が減って起床!
友人に近くに一蘭の総本店があるんだが(24時間営業)、とジャブを打つもののスルー。
9時よりソフビトランクショーの整理券抽選があるので、空きっ腹で向かいます。
駅のところで、友人はミスタードーナツで待機。
自分の整理券の番号次第で、別行動もあるかもしれません。
会場のスキャターブレインのある場所は、海沿いでめちゃくちゃ良い感じ!
抽選には8時に到着しましたが、すでに30人くらいのお客が近隣の公園やコンビニのそこかしこに居ました。
9時と同時に整理券を引きます。
自分の番号は……23番!!!
最終的に100人くらい列んでいたので、なかなかの良番ではないでしょうか!
僕の入店可能時間は11時からだったので、友人と合流して食事にいきます。
博多ラーメンの元祖と言われる長浜家へ。
こちらも24時間営業。
メニューはラーメンのみ。安い! 修正してあるってことは、昔はもっと安かった?
麺の硬さを言って、着席。……すぐにラーメン到着。
硬めにしたんですが、想像のいち段階上の硬さでした。
本場の豚骨ラーメンはめちゃくちゃ濃くて臭いという話でしたが、こちらは結構あっさりさっぱりタイプでした。
汗をいっぱいかいていたからか、一口目は味を感じなかったくらい。
ラーメンタレがヤカンにあるので、塩っけが足らなかったらセルフで調整。
麺の量が多い! 1.5玉くらいあります。
お腹が空いていたので、替え玉を頼みます(本場の替え玉体験したかった)。
そして、麺の量が多いことを忘れていました。
回転がはやくて、席が開くと相席上等でどんどん席が埋まっていきます。
勘定するとき、そういえば注文把握しているのかな? とおもったら、「何玉食べました?」 と聞かれ、まさかの自己申告制! お客を信じきっとる……。
本場の博多ラーメンは、滋味深く、毎日食べても飽きないお味。たしかに朝九時でも満員なのも頷けるお味でした。
さて、お店に戻ってきました。
購入できた作品は、記事の最後に。
大人500円、子供100円のソフビすくいもやりました。
金魚すくいのように、紙の網(ポイと言うらしい)で、ネイタルデザインのシエラカップにソフビをすくっていきます。ソフビは色とりどりのウンコツとおたまげです。
ただ、ウンコツをすくうのが難しいらしく、ウンコツは無条件で一個もらえます。挑戦してみたら、無理でした。でもすくえたテクニシャンも中にはいるそうです。
このあと、一度福岡駅に荷物を預けて、天神へ。
まんだらけ福岡にも行きました。お買い物しました。
ディスプレイがめちゃくちゃキレイでした。あとお値段も良心的に感じました。
あと行ってないまんだらけは、コクウと札幌かな。
目指せ、全国制覇!!
天神地下街。天井がすごかった。
観光名所になっていた、かっぱの泉。
行く気はなかったのですが、道すがら発見。
お昼は、福岡に来てまで横浜家系ラーメン。
直系店というわけで見逃せないな! というわけで。
横浜家系ラーメンでも、かなりしょっぱいということで有名なお店らしく、店内そこら中にしょっぱいです! というポップがありました。
僕はしょっぱいラーメンを蛇蝎のように憎んでいますが、自己申告してくれるのには好感触です。薄めを選択。薄くはなく、丁度良かったです。いつも濃い目を頼む友人は、普通に。
スープの色が全然違って、白目向きました。
味が濃い・薄い場合でも、味の調整があとから可能っていうのも嬉しいですね。
スープは、燻製されているような独特の風味があり、コクがあるのに後味スッキリ。
今日はご飯を頼まなかったのですが、家系ラーメンでスキなのは、ご飯にスープを吸わせた海苔とほうれん草をのっけてかきこむスタイル。あんまり麺って意識がなかったのですが、特に麺が美味かったです。水分量が多いのかプルプルとしていて、歯切れが良い。
キャナルシティで、向かいガンダムベースへ。
カービィカフェもありました。
中は完全予約制でしたが、グッズは購入可能でした。
ららぽーとのガンダムベースとでスタンプラリーをしていて、スタンプを揃えるとステッカーがもらえるというもの。
ららぽーとで友人への土産を購入していたのですが、こちらで購入するものがなく、珍しくプラモデルを購入。
博多駅へ戻り、〆のうどん。
牧のうどんと言うお店でした。
自分はざるうどん。
冷やすとコシが若干ありました。
ボリューミーで、美味しかったです。
友人のかけうどんの出汁をちょっと分けてもらったのですが、雑煮の汁みたいな味でした。
ちょっと自分は合わなかったかな。
荷物を回収して、お土産を購入して新幹線へ。
来る時に感じていた「現地で暇しないかなぁ……」 という不安感は完全に払拭され、素晴らしい旅となりました。
福岡、大好きな街となりました。
また来たいです。
新幹線に乗って、すぐに眠気がやってきて、うっつらしていると、友人が興奮気味に肩を叩き、ちょっとムっとしてしまいました。しかし、彼には自分のソフビの趣味に付き合って、時間を潰してくれた恩があります。帰りのコンビニでなにか奢ってやるか。そんな風に思いました。
すると、彼はスマホの画面を見せてきました。
実は、僕がソフビトランクショーで買い物しているときに、暇だったので競馬をやっていたそうなんです。
その結果……なんと100円が14万円に!!!
ファあああ~~~~~????!!!
旅費が返ってきた、と大喜びです。
僕は、ちょうど向かってきた店内販売を呼び止め、友人の金で高いアイスを注文するのでした。
良いオチがついたところで、今回のスコア。
大満足の旅でした。
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