個人製作者のKSYM氏が開発した日本の伝統的なサイコロゲーム「チンチロリン」をアレンジしたゲームで、残念ながら日本語非対応となっています。
退廃的な戦後の日本の賭博場の雰囲気を再現したグラフィックと、日本の伝統的な歌舞伎的な音楽が特徴とあります。
5日までセール中。そっちの価格がデフォな気もしないでもないですが、気になるなら今のうちに。
ルールは非常にシンプルです。
通常5個のサイコロを器に投げ入れます。
サイコロの目は、数字ではなく、ひらがなの「お」「ち」「う」「こ」「ん」「ま」の6文字によく似た奇妙な模様が描かれています。日本語非対応ですから、ひらがなによく似ているからといって、ひらがなと関連付けるのは早計ですよ。このゲームの知的なチャレンジはすでに始まっているんです。
この奇妙な文字の組み合わせによって、役ができます。
たとえば、「う」に良く似た模様、「ん」に似た模様、「ち」に良く似た模様で、
という役ができます。
この「UNCHI」とうアルファベットの綴りと「う」に良く似た模様、「ん」に似た模様、「ち」に良く似た模様の関連性は不明で、このゲームを遊んだユーザーの中でも日夜、喧々諤々の議論を呼んでいます。
他にも、「お」に良く似た模様、「ち」に似た模様、「ん」に似た模様で、「ち」に似た模様、「ん」に似た模様で
が成立。サイコロ5個を要するため、この役は特別なようです。
このように出目を組み合わせることで、得点が加算されていきます。
役が何も成立しない場合、5回のサイコロのロールで終了ですが、役が成立すると、サイコロのロール回数が増えていきます。
そのため、なんでも良いから役を作ることがゲームの得点を稼ぐコツとなります。
ここで気づくと思うのですが……
……そう、そうです。
これじゃ運ゲーですよね。
唯一の技術介入点として、NUDGESと呼ばれるテクニックによって、器を揺らすことによって出目を変えることができます。
つまり、サイコロの目が確定するまでの僅かな時間に、この複雑極まりない暗号を読み解き、役が成立しないとわかると、NUDGESして出目を変えるのです。
なんという知的かつ、シンプルなゲーム。
僕は、このゲームを攻略するに、ひとつのコツを掴みました。
それは、んこダイス……このゲームのタイトルに秘められています。
「ん」に似た模様、「こ」に似た模様は、役に絡みやすい!!!
つまり、「ん」に似た模様、「こ」に似た模様がない場合は、NUDGESしてサイコロの目を操作するのが鉄則ということです。
特に、「ん」に似た模様は、
のように、全ての役に絡むため、この目が無ければゲームが成立しない重要な目となっています。
オンラインランキング形式になっており、遥か高みにある識者たちにまだ及びません。
コンボを狙おうとすると、思わず「ウンコ来い! ウンコ来い!」 などとぼやいてしまいますが、これはどういう意味が……?
僕に、このゲームを理解できる日が来るのでしょうか。
あと、この記事大丈夫なんでしょうか。