先日のビットサミットセブンスピリッツで試遊したpanstasz制作のコズミックホラーRPG『恐怖の世界/WORLD OF HORROR』のデモがitch.ioにて公開されました。
モノクロ時代のレトロPCのグラフィックを彷彿とさせながら、現代の高解像度の緻密に書き込まれたグラフィックが特徴です。『富江』シリーズの伊藤潤二、クトゥルフ神話のH・P・ラヴクラフトの作品の影響を受けたと言います。グラフィックを担当した方は、予想外なことに大柄な白人男性でした。
ゲームは、ポイント・アンド・クリックアドベンチャーとターンベースのRPGが融合したシステムになっていて、オムニバス形式の単エピソードで話が展開するように思いました。デモ版では、二人の女学生キャラを選択して、「学校とハサミに関する恐怖」というエピソードが遊べます。
www.youtube.comティーザーよりグラフィックは数倍良くなっていますね! 個人的にプレイデートの発売が楽しみなせいか、モノクログラフィックのゲームが気になっています。
会場ではじっくりとは遊べなかったので、デモ版をダウンロードして遊んでみました。ダウンロードは無料ですが、任意でドネーションもできます。
起動すると古いPCの起動シークエンスのような画面になります。
真・女神転生の「すぐに消せ」を思い出しました。
タイトル画面です。
ドリフトするハチロクの窓から女性が乗り出して、触手に向かって発砲している……このビジュアルでどういうゲームが端的に伺えますね。
圧巻のオープニング。
BGMもピコピコ音の昔っぽいサウンドでいい感じです。
舞台は八十年代。
キャラクター選択。
おそらく製品版はそれぞれ違うエピソードの主人公なのであと思われます。会場で上のキャラを選択したので、今回は下の競泳水着の方を選択しましたが、デモ版のためか能力値は変化しないみたいでした。
ストーリーはポイント・アンド・クリックアドベンチャー形式に進みます。結構UIがごちゃごちゃしていますが、当時の雰囲気を出すための趣向なのかな?
今回のお話は失踪してしまった同級生を探し出すというものです。
友達の残した日記にヒントが隠されています。書物から話が始まるっていうのは如何にもクトゥルフ的ですね。
選択肢が出てきます。ゲームブックによく似た感じ。
ポイント・アンド・クリックしてアイテムを入手。
戦闘はターンバトル。FF13のバトルシステムに似た感じでしょうか。行動値が200あり、それをいくつかの行動で埋めていく感じです。
ただ戦うだけではなく、素手を使う、武器を使う、狙いを定めるなどいろいろな行動があり、強力なほど消費する行動値が多いというシステムです。
武器がなければ、戦闘中に拾うこともできます。
攻撃ばかりではなく、補助的な行動と組み合わせることが重要みたいです。攻撃ミスが多いので、狙いを定めるのは大切です。
謎解きもあります。
ホラーな演出はバッチリ。
ボス戦。
クリア!
このゲームは雰囲気が凝っていて、全画面表示の他にもいろいろ表示方法があります。
PC風の枠。
カラー表示も変えることができます。
『恐怖の世界』製品版は、steam/PS4/Switchにて2019年リリース予定です。