今、レベル5のNintendo Switch用タイトルを1,000円(税込)で販売する「いま、遊ぼう! キャンペーン」を3月13日より3月19日まで開催しています。対象タイトルは、「妖怪ウォッチ1 for Nintendo Switch」「二ノ国 白き聖灰の女王 for Nintendo Switch」「レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀 DX」「スナックワールド トレジャラーズ ゴールド」の4作品です。
どのソフトも通常5000円以上しますので、かなりお買い得なキャンペーンですね。自分は興味があった二ノ国をチョイスしました。
二ノ国 白き聖灰の女王は、アニメーションをスタジオジブリ、音楽を久石譲さんが担当するRPGです。豪華俳優陣が声を吹き替えており、アニメーション映画を連想するような作品になっています。
冒頭を少しだけ遊びましたが、グラフィックは本当に凄いですね!
スイッチの最新作と比べても遜色ありません。
オープニングテーマを聞いていると、なんだかグランディアをプレイしていたころの気持ちになりました。
冒頭の街、再び訪れるのかわかりませんが、すごく作り込まれていますね。
スタジオジブリとタッグを組んでいるせいか、この街は魔女の宅急便の街っぽくみえるし、車のシーンもトンボか紅の豚のように感じました。悪い意味ではないですよ、すごくワクワクするシーンです。
妖精シズクとの掛け合いが楽しい。
冒険の地である二ノ国までのパートは、アニメーションシーンが豊富で、本当に映画のようです。
バトルも少し。まだまだ最初なので、よくわかっていません。
基本はコマンドバトルなのですが、フィールドを歩くことができます。
自分も戦うことができるのですが、イマージェンと呼ばれる人の心から生み出される心の戦士とチェンジして戦います。今の所まどろっこしいだけで、面白みを感じていません。本作は仲間は加入せず、主人公だけでストーリーを進めるのかな……?
グラフィックも音楽も作りも高水準な一方、ストーリーテリングは冒頭の部分だけでもツッコミどころ満載。
シナリオを担当されたレベルファイブの代表取締役社長でもある日野晃博さんは、ガンダムAGEや映画版の二ノ国でもシナリオを担当されましたが、あまり評価が芳しくありません。自分はどちらも見たことないのですが、この作品の最初の一時間をプレイした限りでも、問題のあるストーリーテリングが多々見られました。
まず、主人公のオリバーは、限りなく透き通った心を持つ少年とされますが、そんな良い子は、心臓の弱い母親を心配させるような真似をするでしょうか?
伏線の張り方が雑で、唐突に事実が示されるのも問題点です。
最初に母親が病気なのを隠しているとか、そういう伏線を張ればよいし、シズクに長々と説明させるよりも、スターウォーズのレイア姫のように賢者様の思念で「助けてちょうだい」とやればスムーズなのになぁ、と思いました。
おそらく、日野さんの中には、プレイヤーに見せたい強烈なシーンがあり(それは確かに心躍るものです)、そのシーンを回収するために設定上の無理や矛盾すらも厭わない、冷徹な創造主という印象を受けるのです。
レベルファイブという会社を躍進させた日野晃博という人は、確かに有能でカリスマなのでしょうが、このストーリーテリングを見ても、ワンマンで他者の意見をかえりみない人物なのかもしれないなぁと感じました。
スタジオジブリを例にあげれば、レベルファイブには、補佐や方向修正してくれる鈴木敏夫さんのような人物が居ないのかもしれません。
なんとなーく、この後も、シナリオに関してはツッコミを入れてしまいそうな予感がします。
でも、1000円はお買い得だと思いますよ!