真面目で面白みが無い感想になっちゃうかもしれないけれど、ニーアオートマータをクリアした。
やってない人に説明すると、このゲームは「ドラッグオンドラグーン」の一つのエンディングから枝分かれした外伝的作品である「ニーアレプリカント(PS3)」及び「ニーアゲシュタルト(XBOX360)」の続編である。
そのため、前作をプレイしていないとよくわからない部分もある(一応、本作内でもフォローあるけれど)。
ちなみに自分は未プレイだ。
基本的に2Bちゃん(主人公)可愛いprpr……おっと真面目に感想していたのだった……でプレイすると、衝撃的展開でとても楽しめると思う。
一応、Eエンディングまで見て、最後のやり直しの効かない選択までやってしまって「まじか……(褒めてる)」って状態。あとのエンディングは動画かなんかで見るとするよ。
NieR:Automata Strategy Guide ニーア オートマタ 攻略設定資料集 ≪第243次降下作戦指令書≫
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ゲームの肝はお尻……じゃなかった、もちろんキャラクターの魅力もさることながら、アポカリプス後の植物に侵食されていく廃墟群の美しさや、超展開を繰り返すストーリーテリング、切れ味抜群な演出、簡単操作(FF12や15みたいなオートバトルでも進められる)で迫力のバトル等、良い点はいくつもある。どれが欠けてもこのゲームの魅力は半減してしまったと思う。
ストーリーについて記すと、最初に感じていた違和感が割と綺麗に回収されていくのは良かった。正直予想の範囲内ではあったけどね。アンドロイドと機械生命体の関係については。
音楽も良かったが、正直、エヴァとジブリと攻殻機動隊(ゴーストインザシェルのほう)であった。たぶん、そういう風に発注したと思われる。ストレートにどういう話か伝わって良かったともいえるけれど。
どういう訳か、機械生命体の画像がないのだけれど、彼らのデザインも良かった。
僕はロボットが好きなので。
デザイナーの人は多分、threeAのフィギュア持ってるな。
ケチをつけるとすれば、シナリオライターのストーリーテリング能力を高く評価したが、近未来を舞台とするにはテクノロジー関連に対する知識量は不足していると感じた。
その部分は、どこかの映画か漫画かからの流用の域を出ていなくて(それこそ攻殻とか、銃夢とか)、それがゲーム仕様的なお約束なのか、はたまたシナリオ的な伏線なのか判断できず、場合によってはミスリードになってしまっている可能性もあった。
例えば、舞台は約一万年後の地球で、廃墟となってる建物からして20〜21世紀くらいのものなのだが、風化せずに残っているのはちょっとオカシイ(高層ビルで100年程度、ダムで1000年くらいだったはず)。
支援ポッド同士が会話でコミュニケーションするシーンがあるのだけれど、高速会話モードとかオーバークロック状態的な感じの演出があるのだが、機械の通信方式が音声通信ってそんなのローテクすぎるだろ。例にすれば、PCでマウスのスピーカーから「3ドット右! 上に14ドット!」とか聞こえるんだぜ。
セーブポイントでファストトラベル出来るのだが、設定上は物理移動ではなく、義体を残してデータだけを送る方式。なのに、物理的故障箇所は移動先のセーブポイントに引き継がれる。残したパートナーが、移動先に先回りしている(どうやって移動した?!)。
等々。
他のレビューを見ると、オープンワールドゲームにしては狭いという意見を見かけたが、オープンワールドゲームとは思わなかったな。ゲームでロードの暗転が入るところでシームレスに移動できるので、とても快適だった。でも、確かにバリエーションは少なく感じたかも。白い空間は最初は新鮮だったけれど、塔で再登場してしまったから。
それと、見えない壁に阻まれる箇所が多く、そこは興醒めだった。
大事なことを忘れていた。
この作品のメッセージについて。
冒頭にある通り、あらゆるものには絶対的な死、終わりが存在する。人にも、物語にも、宇宙そのものにも。最初から終わり、断絶があると知りつつも、どうして我々は生きるのか。数世代先の話ではなく、それこそ1万年後の人類は滅んでいて、現代の我々のやっていることは意味がないのではないか。じゃあ、今この瞬間、仮に自死を選んだとしても、世界にとって何の意味もないのかも知れない…そんな厨二患者が陥る思考へのアンサーだと思った。
また、ゲームに奪われる時間って無意味なのでは? って言うよくある難癖に対するアンサーでもある。
本当に無意味な事ってあるのかな?
以上、真面目な感想でした。
なんか画像が余ったのだが、一応載せておく。
真面目真面目。
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