3Dプリンタのために、Windows環境が欲しかったのです。
iPad2を手放してしまって、できればタブレット型が欲しかったのですが、なかなか値段の折り合いがつきませんでした。
購入したのは、エイスースのトランスブックT90chi-3775という2in1ノートPCです。タブレットにもノートパソコンにもなるという、某リンゴの社長が「中途半端な製品」とこき下ろしたタイプの製品になります。
購入の候補としては、レノボのヨガタブレットがありましたが、なかなかWindows10に対応したモデルが発表されず、T90chiをネットの記事で知って急遽こちらを購入しました。
今回のファーストインプレッションでは、不満点も指摘しますが、最後は値段が安いので超満足してます、の但し書きがつきます。
こちらの製品、8.9型タッチディスプレイ、OS:Windows 10 Home 32ビット、バッテリ約10時間、ブルートゥースキーボード、メモリ2GB、ストレージ64GBで税抜き3万円を切ります。
Windows10のモデルは今月に発売されたばかりで、今のところ公式サイトでは出荷待ち、僕はヨドバシで注文しましたが、夜に注文して次の日の朝には取り寄せになっていました(しかも、北海道から発送で到着まで5日かかりました)。
Amazonの方にはまだ在庫あるようです。
ASUS ノートパソコン TransBook T90Chi T90CHI-3775 Windows10/8.9インチ/Microsoft Office Mobile/ダークブルー
- 出版社/メーカー: Asustek
- 発売日: 2015/11/07
- メディア: Personal Computers
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◯まずは外観デザインから
アルミボディのタブレット端末と、プラスチック製の無線キーボードとをマグネットでドッキングしてノートパソコン化している製品です。
タブレットが約400グラム、キーボードが約350グラムで両方合わせても750グラムしかありません。キーボードを液晶カバーとして使うだけでも、十分持ち歩ける重さです。
開けるとこんな感じ。
タブレットのアルミボディとプラスチックのキーボードの質感の違いはそれほど気になりません。
キーボードがとても良いです。今回の記事はこちらのキーボードで書いていますが、詳しい使用感は後述しますが、十分実用に足るキーボードです。
分離はマグネット式です。
過信は禁物ですが、しっかりと装着されるので、安心感があります。
液晶サイズは8.9型です。縦に長いワイドモニタ。片手でギリギリ持てるサイズです。
画面の大きさは、iPhone6Plusの画面を3つ並べた感じです。
解像度は1200×800で、必要にして十分という印象です。今時の4Kだの5Kだののディスプレイに比べると劣りますが、3万円という激安価格なので、載せているCPUへの負担などを考えると、合っていると思います。
タブレット単体の厚みは7.5ミリと、なかなかの薄さです。(iPad Air2が6.1ミリ、初代iPad Airがジャスト7.5ミリです)
ボディ背面は、ダイヤモンドエッジ加工というネーミングで、iPhone5のような面取りがしてありますが、仕事が荒く手仕事のように面取りの幅が不均一かつ磨きが不十分です。
ぱっと見華やかで、高級感を演出したいのだと思いますが、価格からして望んでいないので、返って貧しいデザインとなり、所有する喜びを減じています。
◯使い心地
まだ不慣れで、使い方がよくわかっていませんが、Windows10はすごく軽快ですし、今のMacOSにはない、攻めの姿勢があります。
かつてのWindows8の失敗があったように、OSのUIを極端に刷新することは反発もありますが、PC、タブレット、スマートフォンの全てを同じOSでカバーするというマイクロソフトの戦略はユーザーにとって歓迎するべきものです。
アップル信者としては、あまり言いたくないけれど、もともと同じMacOS XをiOS、WatchOS、tvOSとして個別チューニングして細分化させることは、ガジェットごとに操作を学び直さなくてはいけない難点や、水平展開でアプリケーションも使えなかったり、機器毎にアプリを購入しなければいけなかったりして、企業は潤ってもユーザービリティが優れているとは言えません。
また、MacOSにiOSのUIをフィードバックさせる試みが行われていますが、これまでOS Xが磨かれてきた感じとは違い、ゴテゴテと着ぶくれしていってる印象もあります。今はアップルがマイクロソフトに追われる側なのかも知れませんね。
Windows10で惜しむらくは、折角のアプリストアがまだまだ充実していない点です。WindowsPhoneがもっと盛り上がれば、アプリも充実していくでしょうか。
13インチMacBook Proと重ねるとこんな感じ。
小ささが際立ちます。
他レビューを見ていて、不満点としてキーボードのヒンジの開閉角度が狭い点があげられていました。写真の角度以上開くと、タブレット部が重いせいで、転けてしまう為です。
個人的には、キーボードはオマケ程度に考えているので、そこまで気になりませんでした。また、このキーボードはブルートゥース接続なので、ドッキングせずとも使用上は問題ありません。はずした状態で立てかけることで問題回避できるのではないでしょうか。
オマケ程度に考えていたキーボードが、なかなか良いです。
ブルートゥース接続が素早いです。初期設定をすませておけば、電源オンで直ぐ接続されて使用できます。バッテリ内蔵で、360時間使用できるとの事。もちろん、他のiphoneやipadなどにも接続できますので、使い方が広がります。
サイズの割に打ちやすいキーボードになっています。
iPhoneやiPadを手にする前は、物理キーボードなくてもブログを更新できるな、と思っていたのですが、実際はしませんでした。やはりソフトウェアキーボードで打てる文章の長さには限界があります。
横向きだとブログを書くのには、表示範囲が狭くて使い勝手が悪いので、下の写真のように縦置きで入力するスタイルがいい感じです。
これなら一度も叶わなかった、旅先でのブログ更新もできそうな気がします。
〇その他気になった点
本体ではありませんが、やはりWindowsのフォントは美しくありません。
カメラは期待しないほうが良いです。撮影すると後悔します。割り切っていっそのこと無しでもよかったかも。スカイプ用にインカメラだけ残して。
他レビューでモバイルバッテリーで充電できないと書き込みがありましたが、手持ちのモバイルバッテリの2.4Aの口で充電できました。
Windowsが出先でモバイルバッテリで充電できる! ぐっとくる人多いのでは?
マイクロソフトofficeは、無料の簡易版が付属します。エクセルだとマクロが使えないそうなので、がっつり仕事に使うつもりの人は注意が必要です。
今回思いついたのはこんなところでしょうか。
また何かあれば記事の追記か新しい記事にしようと思います。
ASUS ノートパソコン TransBook T90Chi T90CHI-3775 Windows10/8.9インチ/Microsoft Office Mobile/ダークブルー
- 出版社/メーカー: Asustek
- 発売日: 2015/11/07
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