モバイルバッテリを買い替えました。
まだ、今使ってるバッテリ現役なのですが、これは買わずにいられませんでした。
僕にとって一番のセールス・ポイントは、惜しまれつつもパナソニックに吸収されてしまった三洋電機の技術が使われた日本製リチウムイオンバッテリが搭載されていることです(仕様にはPanasonic製リチウムイオンバッテリー/13400mAh 3.6V (48.24Wh)と記載)。
リチウムイオンバッテリというのは、充電可能なバッテリの中でも、継ぎ足し充電が可能という利点がありますが、不安定な物質で見聞きしたところ、製造過程では爆弾を作っているのと変わらないそうです。
現在、アンカー社のモバイルバッテリを使っていて、この製品も非常に良い製品で不自由ありませんが、どことなく不安なんです。家で充電しっぱなしにして、もしかしたら……と留守にできないんです。日本製だからといって過度の期待はできませんが、なんとなく安心です。なんの根拠もありませんが。
大容量モバイルバッテリの決定版? ANKER Astro M3 - smogbom
その他にも、日本製電池を使うことで、軽量・小型化されました。この点も、最近はからっきしですが、アウトドア、特にウルトラライトハイキングを指向する自分の琴線にふれる部分です。
コチラの製品は、「3」と付くように、Power Plusの第3世代となります。発表されるやいなや人気が爆発し、先行販売特価の6日、続いて2度めの12日の販売も逃してしまいました。定価の2倍近い価格で転売されていましたが、先日の3度目の販売でやっと入手できました。
ちなみに、僕はこちらの第一世代を使っていました。そちらもレビューしています。
cheero Power Plus :モバイルバッテリー - smogbom
今まで使ってきたモバイルバッテリと比べてレビューしていきます。
◯基本性能
[内蔵バッテリー/容量] Panasonic製リチウムイオンバッテリー/13400mAh 3.6V (48.24Wh)
[本体サイズ/重量] 92 × 80 × 23 mm/245 g
[本体充電時間/使用回数] 約 8 時間(2A USBアダプター使用時)/約500回
[入力/出力] DC 5V 2A/出力1:DC 5V 1A 出力2:DC 5V 2.4A(合計3.4A)
[付属品] 本体充電用USB-MicroUSBケーブル、取扱説明書、保証書(半年保証)
【充電回数の目安】
iPhone 5s … 約 5 回
iPhone 6 … 約 4 回
iPhone 6 Plus … 約 2.7 回
iPad mini 3 … 約 1.2 回
iPad Air 2 … 約 1.0 回
GALAXY S5 … 約 2.8 回
Xperia Z3 … 約 2.5 回
− アマゾンより引用
こうやって見ると、こんなに大容量なのに、充電回数はそれほどではないんですね。旅行時には2台持ちかなぁ。
◯パッケージ
実にシンプルです。正直、モバイルバッテリの箱を大事に取っておくってことはないので、リサイクルが容易な紙パッケージの方が良いと思います。アンカーのパッケージに少し似ていますが、どちらが先なんでしょうね。第一世代はプラスチック箱でした。
開封。
非常に頷けるメッセージですが、本当に1円でも安くしたいなら、このメッセージも失くすべきじゃないかなぁ。今の時代、それくらい察してくれる人がいると思うのですが。PRして認知されることが大事と考えたのかもしれません。次の世代にはもっとシンプルになっていると良いですね。
◯内容
本体とマイクロUSBコードのシンプルな構成。
ここにも安さを追求する姿勢が現れています。
充電には、他のガジェットのアダプタを仕様します。大容量なので、充電は1Aのアダプタ(iPhoneに使われているものなど)よりも、2Aのもの(iPadの奴など)を使うと早いです。僕は、アンカーの急速充電アダプタを流用しようと思います。
第一世代のときも充電アダプタ無しだったんですが、その時は他のアダプタで代用するっていう認識がありませんでした。
マイクロUSBケーブルは白以外が良かったですね。鞄に入れておくと、iPhoneのライトニングケーブルと分からなくなるんです。側面の色と合わせてグレーのケーブルにすると、今の時代だと新鮮な感じがしたかもしれません。
◯重さ
公式では245gでしたが、実測は250gでした。
第一世代は、公式250gの実測260gです。
ランボルギーニ・カウンタックは、ライバルのフェラーリの最高速度に勝つため、カタログスペック上で実際は出ない時速300キロと謳ったそうですが、例え5グラムでも第一世代に勝ちたったんでしょうね。
重さ的にはほとんど変わりませんが、容量としては10000mAhから13400mAhに上がっています。3400mAhがどれくらいの容量といいますと、非公式のデータですがiPhone 6が1810mAhで、iPhone 6 Plusが2915mAhとなってます。充電時にロスが出てくるので、そのまま給電できる訳ではありません。
今まで使っていたアンカーのアストロM3は、13000mAhの容量で実測288グラムとなっています。
◯サイズ比較
劇的な重さの違いを感じるほどではありませんが、大きさに関しては圧倒的な小ささです。厚み自体は違いはほぼありません。
比較に置いたベアブリックが約7センチです。
◯本体デザイン
本体は、長く使っていけそうなシンプルなデザインになっています。
表面の仕上げは少し光沢のある梨地仕上げです。
乱暴に使っても傷が目立たなさそうで良いと思います。
◯スイッチとコネクタ
右から、iPhone等に使う1Aコネクタ、真ん中が充電用のマイクロUSB、左がiPad等に使う2.4Aのコネクタになっています。1Aと2Aの端子があるのは、この手の大容量モバイルバッテリとしてはあって当たり前の機能ですね。
前のモデルもあったのかわかりませんが、今回は同時充電も可能だそうです。
コネクタを挿すと自動で充電開始されると楽なんですが、スイッチを押さなければ充電開始されません。
Power Plus 3の先代、Power Plus 2にはLEDライトがついていたのですが、今回はなくなりました。僕は賢い選択だと思います。
アンカーにもついていましたが、iPhoneにライトがついてるので、一度も使いませんでした。
◯コネクタ部の故障の心配
これは、初代のコネクタ部なのですが、充電コネクタが中で折れてしまい、使用不可能になりました。そのため、アンカーに買い替えたのですが、今回のPower Plus 3でも同じ故障が出ないが心配です。
◯インジケータ
白色のLEDです。この白色を出すために青い発光ダイオードが必要だったんですねぇ。
◯まとめ
旅先などで、必ずしも電源が確保されている保証はありません。また、リチウムイオン電池の特性で満充電と完全放電で寿命が縮むため、スマートフォン等の内蔵バッテリの保護ために、20%から80%の間でこまめに充電することが大事と言われています。
昔は10000mAhあれば、大容量、心配いらないと思っていました。最近のスマートフォンは画面が大型化・処理能力アップのせいで電池容量がでかくなり、消費も激しいみたいです。もう10000mAhでも少ないのかもしれません。
僕の友人にもゲームやSNSでバリバリ使うのに持ってない人がおりますが、間違いなくマストバイです。値段もお手頃ですし。
あんまりべた褒めすると、ステルスマーケティングの意味を知らない人に、また「ステマかよ」ってブクマコメントされかねないので、この辺で!
20160423追記:コメントに対しての反論を書いた。感じ悪い記事だけど、本当にコメントには感謝しています。僕はステマの意味がわからない - 毒雲日記
アンカーのM3後続機、E4が、12月25日限定で20%セール中でした。
ご参考までに。