ちょっと前に、メインで使っていたモバイルバッテリの差込口がイカれたので、新しいモノを探していました。
買い換えるからには、前に買ったものよりも大容量のモノが良いと思いました。
購入したのは、アンカー アストロ M3という商品です。容量は13000mAhです。iPhoneだと9回くらい充電できることになるのかな?
僕が購入したのは、Amazon限定セットで、専用の急速充電アダプタが同梱されたモノ。元値は1万円くらいするみたいですが、3000円程で購入しました。でも、ディスカウントされた価格が標準価格のような・・・。
◯パッケージデザイン
キャラメル色の箱に化粧の帯が付いています。箔押しやピカピカしたグロスっぽい加工をした安っぽい高級感醸しだした箱に対して、とても清涼感の溢れる、いいパッケージだと思いました。
◯セット内容
左上:バッテリ本体(実測287グラム)
右上:ソフトケース(実測7グラム)
左下:急速充電アダプタ(実測50グラム)
右下:付属USBケーブル(実測15グラム)
重さを測ったのは、山登りにも使うからです。
もちろん、小さくて軽いバッテリを持ち歩いた方が楽ですが、これだけ大きいと、まず、電池の心配はしなくて良いと思います。
また、このバッテリにはLEDライトが付いています。山を舐めるな! とお叱りを受けるかもしれませんが、ヘッドランプを持っていくのをやめて、このランプを使えば、逆に軽量化できると考えています。もちろん、夜間は行動しない、という前提があっての運用です。
◯本体ディテール
Amazonのレビューだったと思いますが、「まるで、ポリカ製の旧MacBookのバッテリのようだ!」と書かれていたので、とても期待しましたが、どう考えても、それほどのクオリティは無いと思います。元値の1万円で、このバッテリを購入していたら、後悔していたと思います。
見ての通り、表面の艶出し面はとても美しく、往年のMacBookを思わせますが、サイドのRの処理に、幾何学的な法則性を感じられません。おそらく、金型から抜きやすい形状、というだけなのだと思います。
サイドのかみ合わせも、微妙に下底が大きく、単純なモナカ割りの2パーツ構成の為、余計にみすぼらしく見えます。
コネクタの反対側の、多分、ケースをこじ開けるための溝に至っては、理解不能の極みで、この企業は、俺達にこじ開けろ、と言いたいのか、と首を傾げたくなります。はたして、この製品は、ブラックボックスの完成した製品なのか、それとも分解オーケーのツール的なアイテムなのか。きちんとその辺りの性格付けも、デザインを通じて表示すべきなのではないでしょうか。
◯本体機能について
外観に対して、本体機能はバッチリです。
ボタンは1つで、長押しでライト点灯と、ワンプッシュでインジゲータ表示でまとめられてるのも良い点です。充電ボタンはなく、接続で充電開始します。入出力共に自動で充電ストップして過充電しない賢いバッテリです。
インジゲータは段階表示ですが、1つにまとめられているので、スッキリしてチープな感じもしません。
コネクタ部はマイクロUSBの充電用、スマートフォン用出力、ダブレット端末用出力が1つづつ有ります。
◯付属のケーブル
アップルのコピーだと思いますが、付属品とは言え、キチンとデザインされています。
アップル純正並の耐久性で無いことを祈ります。
◯急速充電アダプタ
この製品は、大容量ゆえに、例えばiPhone純正の電源アダプタなどで充電すると、どえりゃー充電時間が必要らしく、そこで、この純正のバッテリがお出ましとなります。このAmazon限定セットでは同梱されていますが、通常は別売りとなっています。
外観としては、他のアンカー社のモバイルバッテリを含む汎用品みたいなので、表面がシボ加工されていたりと、同じ会社の製品なのに仕上げが異なるのが、少し残念です。
◯元値が信用できない理由
僕が、実際購入した金額としては、大満足の製品なのですが、どうしても辛口になるのは、元値の値段設定が信用ならないからなんです。
アンカー社は、元グーグルの社員が中国で起ち上げた企業のようですが、プロダクトとして垢抜けてる反面、ところどころ、胡散臭い。
例えば、説明書の紙の折り方がグチャグチャ。
細かいところですけど、こういうところの体裁を整えることで、製品は何倍も輝くと思うんですよね。