つい先日まで愛知旅のレポートをしていましたが、玩具コレクターさんとオフ会があったので、また名古屋市へ行きました。
その日は、荒子観音寺で月一回の円空仏が見れる日だったので、これは好都合と向かいました。
ちなみに、どうしてそんなに円空仏が見たかったかは、こちらの記事を参照してください。ミーハーでスミマセン。
木彫体験もしますよ。
◯円空仏の見学は13時から
早々に東山線の高畑に着きましたが、この日は台風一過の猛暑で動く気にはなれず、お寺を散策すると、ベンチに腰掛けて待ちました。
思っていた以上に規模の大きなお寺でビックリしました。
多宝塔は、名古屋市で最も古い木造建築で、この中から見つかった箱から、1000体を越す円空仏が新たに見つかったそうです。
仁王門の左右の仁王は、最大級の円空の作ですが、鼠防止のアクリル板の反射で、僕が居た時間は全体像をハッキリと見れませんでした。
本堂。
仏陀の高弟だそうです。
このレプリカ、樹脂製だそうです。
◯いざ、拝見
円空仏の実物があんちされているのは、別棟となります。
円空仏彫刻の集まりである、木っ端の会の会員さんによる作品。
中は撮影不可だった(多分)ので、文章で説明すると、受付に500円を支払います。
奥にずらりと円空仏が並べられ、手前に並べられた椅子に座り、木っ端の会の方の説明を拝聴することになります。
円空さんそのものにハイライトを当て、どういう人で、どんな風に作風が変わっていったか、荒子観音寺との関わり、荒子観音寺にある円空仏の特徴などを知ることができます。
説明が終わると、席を立って触れるほど間近に円空仏を見ることが出来ます。
1250体のうち、ほとんどが千面菩薩と呼ばれる、割った木面をそのまま活かした簡素な仏像ですが、円空仏初期の丁寧な彫りが見られるもの、これぞ円空仏の真骨頂といわれる滋味深い像など圧巻の物量です。
◯木彫体験
場所をかわって敷地内に建てられた木っ端の会のアトリエ? にて木彫体験ができます。
お手本となる千面菩薩をうけとり、あとは顔を彫るだけの状態のものを一つ選びます。
講師の方が付いてくださるので、迷うことはないと思うのですが、ミリ単位の厳格なセオリーがあるので、僕みたいな、人間には窮屈な思いがします。一緒に誘った方にも悪い気がしました。
だいたい20分くらいで完成という感じでしょうか。お手本と作った像はお土産として持って帰ってオーケーです。
上がお手本、下が僕が作って、途中からガッツリ手直ししてくださいました。
……家でリベンジだッ!
木っ端の会のみなさんの作品が並んでいます。
棚の上は本物を型取りしたレプリカ。お値段凄いらしいです。木にしか見えませんが、樹脂製だそうです。
この絵が撮影できて満足です。
まさかこんなに大きい(約58センチ)とは!
本物の裏面確認しましたが、ちゃんと文字らしきものが彫られてました。
ミロクトイさんのように凸ではなく、凹でした。
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